想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

うまいジャムパンを求む

2010-12-04 23:37:29 | Weblog

ジャムパンが好きです。
あるところで売っているジャムパンをめぐって、まだあるか売り切れか
ドキドキしながら行くと、10中9回は売り切れているという希少なパン。



この方はミミをいただくのでジャムパンでもクリームパンでもアンパンでも
かまやしないのですが‥。
希少なジャムパン、なに、たいしたことありません、無名のどこにでもある
パンです。なのに、それが食べたくなるのです。
売り切れているということは、その価値がわかる人が、同じ嗜好の人がほかに
たくさんいるということか、そう思ったりもしましたが、違いました。

高速道路のパーキングエリアの売店なのです。
他にたいして売っているものがないのです。おみやげの饅頭やらはあるが
サンドイッチやおにぎりや助六寿司にまじってフツーのパンもあるけど
それ全部合わせても全体に品目が乏しい売店なのです。

レジのおばちゃんに、せっかく楽しみにしてるのにいつもないよーと言うと
「今日は売り切れました、すぐに売れきれるときとそうでないときとある
けど今日は終わりました」と毎度答えが決まってます。
いつぞや「あったー」とレジで言うと、「ようございました、ありがとう
ございますー」と普通に答えが返ってきました。

二ヶ月先まで予約待ちというクリームパンがあるそうですが、そんなに待って
いると待っていることを忘れているところに届いたりしないか。
あれ、これ? ラッキー、と自分でオーダーしたことも忘れて感激しそうです。
そういう感激とは無縁の、部活帰り買い食い用とか駅売店の隅などにあるただの
昔ながらの地味な味の、柔らかくも堅くもなくモチモチもしていないパン、
苺ジャムがたっぷり入ってる、無名のパンです。
(パッケージはロゴ無し透明のビニール袋、製造所が記載されているくらい)

時として、こういう極私的なことに心を浮き立たせたり沈んだりしながら
ドライビングしております。

そうそう、このパンに佐野うさパンと名付けておきます。
命名されると、ぐっと身近になり、もしやありつけるかもしらんという
下心はありませんって。

コメント (1)
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