想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

かなたには白銀の山

2008-12-22 02:15:44 | Weblog
 ベタなタイトルだけど、ほんとに見える白い山。
 や~ま~は しろがね あさひをあび~て~
 す~べ~るスキーのかぜきるはやさ~

 なんていい場所なのだ、しみじみ思いながら朝の散歩。
 なんちゃって、寝不足のまま親分の用足し散歩につきあっている我。

 南会津へ抜ける甲子道路が完成したそうだが、こちとら関係ない。
 那須方面にはおされなカフェとか雑貨店とか、リゾートスパとか日帰り温泉とか
 いろいろあるそうだが、それも関係ない。
 そういうところへ向かおうという輩が、この道であるはずがないのに迷い込む
 春から夏がようやく過ぎて、誰も通らなくなった。

 数件ある別荘を管理する事務所の巡回パトロール車と、うち一軒だけのために
 やってくる簡易郵便局のおじさんの車だけは真冬も通る。

 もとより静かなところが本格的に静かになった。
 我ひとり「オーッ」と叫ぼうと、ワーッと走り回ろうと、大の字で転がろうと
 だれもとがめだてしたりする人もなし。(さそう人ならあり)

 ふくろうが時々飛来して、前の木に止まるらしい。
 (目撃者はねずみ師、わたしの前には現われない)
 ふくろうは、わたしのアホっぷりを知っている、たぶん。



 霜柱を撮るのは、案外むずかしい。
 肉眼で見るときれいなのだけれど、観たと思ったものはここには写ってない。

 こんな日は夜は星空。星粒が大きく眼前に迫って見える。
 みあげていると首が痛い。痛いがまた見上げる。
 ずーっとみている。
 ぐるりとまわって上下がわからなくなる。
 そして、ちょっと浮かんでる。

 この人はきっとそれを知っていて、外で寝たがる。
 その気持ち、とてもよくわかります。

 
 
コメント (2)
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