スノーマン見聞録

ジャンルも内容も気の向くまま~“素浪人”スノーマンの見聞録

病床のメモ紙

2019年01月11日 | 雑感
断捨離をしていたら8年前入院した時の手のひらサイズのメモ帳が出て来た。
新年早々からこんな話でごめんなさい。

3ヶ月の入院だったのですが、入院日から手術日迄(約2ヶ月)の日記断片メモでした。
当時の事は鮮明に記憶しているが、書いたのは忘れており、見つけた時はなんとも不思議な思い。  

メモはたとえばこんなふうです。 
12月2日 入院1日目
   ペット(全身)検査・レントゲン・MRI検査・細胞診検査。
   前日の新患で、翌日の即入院を推され10時に急ぎ入院した。

12月5日 入院4日目
   心臓超音波・クレアチニンクリアランス尿検査・磁気共鳴画像検査・甲状腺細胞診検査。
   午前中○○医師から状況と今後の治療方法説明受ける。
   ステージ3の舌ガン・左首リンパに転移・甲状腺にも腫瘍あり(検査中)。

12月24日 入院23日目
   放射線治療11回目 予定通りにいけば折り返し点である。
   気合いでここまできた。 あとは神のみぞ知る!  味覚が無くなった。 口中も痛む。

都合22回の放射線治療をしたようだが、微熱・口中や胃の痛み・けだるさ・味覚喪失の症状、
手術に備えての歯の抜歯(4本)、体重減の様子、見舞客への感謝の意、不安な思い等が記されていた。


入院61日目(手術日)の朝でメモは終わっている。 

その数年後今度は原発性ガン・腎臓を患ったり、どうもガンに気に入られているようで笑うしかないようです。

私の身内も長年の難病・膠原病の一種である全身性エリトマトーデスに加え、昨年脳動脈りゅう
とやらで手術を余儀なくされて、かろうじて頑張っている状況。 

とにかく前を向かなきゃならない、この断片メモ帳は捨てることとしました。