金曜日のこと
授業中に こんなことを言った…
「日頃 頭の中に浮かんだ疑問を 大切にせよ!
その疑問が 大きな発見へと 繋がるのだから」と…
まぁ 間違っちゃいないよな?
世の中の 科学者の諸君?
ところが その日の放課後の職員室ときたら
ほとんど 「子供なんでも相談室」状態である。
その1
「センセ! 海の水って
なんで しょっぱいんですか?
塩化ナトリウムは
どっから 来たんですか?
川の水は しょっぱくないのにさ?? 」
えっとね… まともに 話すと長いぞ…
大幅に省略しちゃいましょうかね。
「長いことかかって
煮詰まったんじゃ~」
すごい理論だ。
我ながら 強引だと思う。ははは。
女子生徒は 文句タラタラ。
そう 簡単に 帰ってくれそうもない。
そんじゃ~ 角度を変えてやろう。
「昔 昔…
神様が ゆで卵を 作りました。
そのとき 落とした殻が 大陸になり…
こぼした 塩のために
海水は しょっぱくなったのです。」
俺は絵本作家かね?
彼女たちは いよいよ 文句タラタラ。
わかった。わかった。俺が悪かった。
ちゃんとした科学的(のよう)な理屈を
月曜までに まとめてくるから…
もうちょっと 時間 ちょうだいね。
さてと…
もう少し まともな理論を 調べるとするか…
しんどいのぉ~