発行日 2005年2月9日(水) 発行・文責 長坂 徳久
【こんなことしてまーす!】
最近行った授業の内容を書いてみます。主に二部(7時~9時)のものです。
①知育(コボちゃん作文)
読売新聞に連載されている四コママンガの『コボちゃん』を活用します。 このマンガをみて、そのストーリーを作文にしていくのです。 四コママンガのよさは、「起承転結」があるということです。文章にはこの起承転結が大切です。この方法により文脈のある長い文章を書くトレーニングをしていることになります。
ちなみに作文は『書き出し』で決まります。たとえば、だめな例は、「今日は運動会がありました。・・・」。いい例は、「僕はスタートラインに立った。・・・」
ドリームコースを続けていると保護者の方があっと驚くような作文を書く日もやってくることでしょう。お楽しみに!
②徳育「ライフスキル学習」(ストレス発散の一方法)
誰でもついいらいらしたりすることはあります。そのときに、我慢してはいけません。いや、我慢しないほうがいいのです。それは我慢を続けると飽和したときにどこかで爆発するからです。しかし、人にあたったり、物に当たってはいけません。うまくストレスを処理することが大切です。たとえば、次のような方法を教えました。庭球(軟式テニスボール)を壁に思い切りぶつける。言葉を出しながらぶつけてもいいのです。「ちくちょう!」「ばかやろう!」などなど。ストレスがないという人はいません。しかし、ストレスを感じない人はいます。そんな人はストレスとうまく対峙している、または処理できているのです。今は子どもたちでもストレスを抱えているといいます。長坂は我慢してはいけないと思っています。出してもいい方法で出せばいいし、出してもいい場所(家など)で出し切ってしまえばいいと。
たとえば、少林寺拳法を習わせていると「よけいに暴力的になるのではないか?」という方がいらっしゃいます。長坂は逆だと思っています。少林寺拳法で合法的に突いたり、蹴ったり、ミットをたたいたり、防具をつけている相手を突いたり、蹴ったりすることでストレスや人間が本来持っている「闘争」という本能が発散され、普段の生活では落ち着いて過ごすことができるのです。別に少林寺拳法をしているからけんかをするということはありません。けんかする子は少林寺拳法をしていなくてもけんかをするはずです。そして、少林寺拳法をしていないときよりもひどいけんかをすることでしょう。また、けんかが全て悪いことではありません。そこから学ぶことも多いのです。
但し「キレ」て暴れることは非常に危険です。少なくとも「キレ」ない子どもたちには育てたいと思います。そのためにも普段から、ストレスとうまくつきあい、処理していきたいものです。そして、子どもたちがストレスをためない最も大切なことは次のことです。「お家の人には何でもいえる」という安心できる環境がある。
③体育「昔遊び」(死刑)
ネーミングが過激だ・・・・とも思うでしょうが、長坂が子どもの頃にやっていた遊びです。みなさんも同じような内容の遊びはやった経験があることでしょう。ボールを活用して行います。紙幅の関係で内容は割愛します。こういうのを「群れ遊び」といいます。群れ遊びのよさは、遊びを通じて「コミュニケーション」を身につけていくということです。ここでいうコミュニケーションは「社会性」ともいえます。群れ遊びでは、自分だけが勝手なことをしていたり、わがままを言っていると仲間からはじかれます。そんな中から子どもたちは「協調が必要な生き方」を学んでいくのです。そして、昔は、群れ遊びのときにもきちんとリーダー格の者がいました。そして、年下の子やそういうわがままや勝手なことをする子のこともきちんと面倒を見てうまくいい方向に導いていったものです。これが本当のガキ大将です。今の子どもたちの世界には「さんまがない」といわれます。「さんま」とは「3間」です。 「時間」「空間」「仲間」
※育夢学園では「学童保育機能」を有した本科生を募集します。近日発表!詳細はプレイガイドにて(なんでやねん!)