ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

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2016年04月15日 15時53分38秒 | 教育・指導法

NPO法人 こころとからだの総合教育 育夢学園 

はぐくむ学童通信

 

かかってこい!11

 

発行日 平成28年4月15日(金) 

発行者・文責 理事長 長坂徳久

 □ 昨日のおやつの一つに「三色団子」があった。よもぎが苦手な子が多かった。

反対によもぎが大好きという子もいた。味覚は人それぞれである。

 そして、子供の頃は、ほぼ全員が「感覚過敏」である。

味覚も、特に苦味に関しては大人よりもはるかに苦く感じている。

だから、小さいうちはピーマンなどが苦手である場合が多い。

子供の頃に偏食が多いのもそういう理由からである。

大人になれば食べられるものだ。

長坂は子供の頃ものすごい偏食で、給食が大嫌いだった。

不登校にもなりかけたぐらいだ。(当時は残させてもらえなかったため。)

 

 □ 仮に発達障害がある場合は、さらに感覚過敏であり、たとえば味覚に関しても、ごはんとおかずの味が混ざるといやだったり、自分の気に入ったものだけを食べたがったりする。

また、プリンやゼリーなどのあの食感がだめだという場合もある。

また、ASD(自閉症スペクトラム障害)の場合は、こだわりが強く、食に対しても、毎日ポテチだけを食べる子などがいる。

 「そんなに毎日食べてたら飽きないか?」

 「いえ、今日はのり塩ですから。」

などと笑い話のようなやり取りになることもある。

 

□ さて、三色団子。桃色・白・緑の三色。Sくん(5年生)が言った。

 「長坂先生、この白の団子はどんな意味があるん?」

 「うーん、なんやろなぁ? 調べてみよか?」   

 と言ってスマホで調べてみた。

 みなさんは三色の意味を知っていましたか?  

 「いいか、読むぞ。 ひとつは、赤と白が縁起物の色であり、緑が草の色で邪気を払ってくれる、というもの。

  二つ目は、言葉遊びの説で、赤が春の「桜」を、白が冬の「白酒」を、緑が夏の「草木の緑」を表すことから、

 『秋がないので、飽きない、というもの。』やって。」

 「秋がないから、飽きないって、ダジャレやん!」

 「確かにな(笑)。でも、しょうちゃんのおかげで長坂先生も一つ賢くなったわ。

 ひな祭りの菱餅と同じ意味なんやね。かかってこいに載せてもいい?」

「うん、いいよ!」

 

□ 今日4月15日は長坂の少林寺拳法の弟子、水浪まどかちゃんの命日です。

 2014年の今日、彼女は旅立ちました。

 16歳という若さでスキルス性胃がんのため亡くなったのです。

 あれから2年が経ちました。

 昨日、少林寺拳法の稽古の時に拳士たちに聞いてみました。

 「もう2年経ったんだと思いますか? まだ、2年かと思いますか?」

  拳士たち(大半は子供達)は「もう2年経ったんだ」という方に全員手を挙げました。

 そして、長坂は言いました。

「先生からすると、まだ2年か・・という感じです。もう5年ぐらい経っている気がします。

 まどかのお家の人もそのように言っていました。」

 自分の教え子との永遠の別れは未だに自分の中での整理がつきません。 


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