ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

ビー玉その後

2015年06月18日 02時54分47秒 | 教育・指導法

はぐくむ学童理事長通信

アルデンテ28

※この通信ははぐくむ学童に在籍する保護者に向けて書いています。

※はぐくむの子どもたちには「一本芯のとおった子」になってほしい、そんな人間を育てたいという願いから、今年の通信は【アルデンテ】と名付けました。

【その後のビー玉】

□ 以前この通信で書いたように「ビー玉の扱い方・使い方」について、ビー玉管理会社(係)のメンバーで会議(話しあい)をするように言ってありました。なかなか全員揃わな
いので、延びていましたが、本日5,6年生男子が全員いるということで、一階で会議をするように指示しました。テーマは「ビー玉の反省点と今後の使用方法」です。

□ しかし、ある子から、
 「ぶざけて、話し合いにならない。」
 と訴えがありました。
 「もういいから上がってこい。」
 と柔らかく指示しました。そして、他の残っている子供たち(このとき5時55分)に、

「全員、集合。1分で終わりますから。」

□ ビー玉管理会社(5,6年生)、その他の子供たち全員が集合し、次のように言いました。
 「ビー玉の使い方が悪く、無くなったり、危ない遊び方をしている人たちがいました。だから、ビー玉管理会社の人でこれからどうするかを決めるように言いました。でも、ちゃんと決める気がないようなので、残念ですが、これからビー玉は使えません。穂高君、ビー玉を別のところへ除けておきなさい。解散。」

□ これで、少し様子をみて、自分たちから謝罪をしてくるかどうか、と考えました。

しかし、管理会社メンバーから聞こえてきた声は、
「管理会社解散~」
「(笑)」
など。

□ これは指導を入れなくてはいけません。しばらくして、
「管理会社集合。」
やはり、長坂との付き合いが長いので、「これはちょっと・・」という空気を読み神妙な顔つきになっている子供たち。きつく叱るわけではなく、しかし、毅然と語りました。

□「管理会社は自分たちで決めたことやんな? ビー玉の使い方も自分たちで決めたんだよね? 先生たちは、お前らを信じて任せたんだ。これでいいのか?
そんな生き方でいいのか? そんな生き方で一生を送るのか? 
大人になって自分が会社やお店をつくっても、自分がもうやりたくなくなったら、『もう、おれ知らんし。』と言って投げだすんか? 残された人たちはどうなる? 
親になって、もうおれ、お前たち知らんしと言って子供を捨てるのか? 
子供のときは、生きていくトレーニングをしているんや。大人になった時のトレーニングをするのが子供のときなんや。
人はふざけていいときと真剣にならなきゃいけないときがある。生きるというのはそういうことだ。
いまのお前たちの生き方は男として恥ずかしくないか?。男らしい生き方じゃない。」

概要としてこのように語りました。
(細かくは違うかもしれませんし、紙幅の関係で割愛している部分もあります。)

次号へ続く。

※いま火曜日午後6時半。すでに、この子たち(6年生)と長坂は楽しく笑い合っている。

最新の画像もっと見る