ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

努力は成長曲線を描く

2008年09月29日 01時52分57秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)
少林寺拳法の橋本西支部ML。

毎日発信します。

連絡事項のためのMLです。ときおり、所感もいれます。

土曜日に次のように書きました。


「Oくんのルーティーンワークの努力のあとがとても見受けられます。

あんなに固かった体が、いまは、腰が立つ(立腰)できるまでになりました。

これは、もともと固かった彼からすれば、数週間や数ヶ月でできることではありません。

こつこつと日々数年かけてつくりあげたものでょう。本当に立派です。

立腰ができる拳士はたくさんいますが、もともと出来たのではなく、努力してできるようになったこと。その努力を継続したということは他の拳士の模範でもあります。

来年の全中や県大会のメンバーにもふさわしいといえます。」

※ルーティーンワーク内容(心(家の手伝い→一番大切)、真向法、コーディネーション、トランク体操、股わり、白樺のポーズ) 当分はこれを継続してください。


お母さんから次のようなメールをもらいました。

「Oです。いつもお世話になっています。

いつも身体の太い事がプレッシャーでそのせいで走るのが 遅くて、体育祭をずっと嫌がっていました。

当日きっと嫌々しているのだと思い、気が重いままに見に行ったのですが、体育祭前に転校した友達の代わりに体育委員を任され、それが幸いしたのか準備や片付け応援、全て生き生きとしていました。

全員リレーは抜かれはしましたが、一生懸命頑張って走っている姿を見て負けていても嬉しくて、思いきりほめてやりました。

大縄跳びでも、縄を回す役割を頑張っていて成長を感じました。

母より」


これと同時ぐらいに、次のメール(自動返信)を流していた。


「O(中一)。6年生のときにAチームに選ばれた。

追加選考。

パワーはあるが、身体が固いためにうごけない技も多かった。

しかし努力を続けた。

ルティーンである。

真向法は1日1ミリを目標にやる。

彼は第三運動が「手のひらもつかないぐらい」固かった。

それが少しずつ変わってきているのを長坂はずっと見ていた。

そして「本当にルティーンを続けているなー」と感心。

そして、ついに「立腰」できるまでになった。

真向法の目的はこの立腰。

立腰ができるということは、股割ができているということ。

彼は先週の体育祭のあとの夜も稽古に来ていた。

「お前は必ず実るときがくる」

とそのとき話した。

今日まさに「開花結実」目前を感じた。

こんな地道な努力が一番美しいと長坂は思う。」



本日、またお母さんからメールをいただいた。

「こんにちは。いつも、お世話になっています。O母です。体育祭のメールと、あと先になって申し訳ありません。

昨日、本当に嬉しいメールを頂き感動と感謝で胸がいっばいです。

昨日、迎えに行った時に少しうたた寝をしていたらメールが入り、夢かと思うぐらい嬉しくて車に乗ってきたOと手をとりあって喜び涙がでてきました。

正直言って、部活との両立が辛くて(最初から、わかっていたのですが)稽古に行く時にぐずぐずしているのを見て叱りつけた事もありました。

「中途半端な気持ちやったら、周りの人に迷惑やから全部辞めてしまい。もう学校も行かんでいい!」

と泣きながら、怒鳴った事もありました。でも昨日、Oの口から「頑張ってきて良かった!」と言う言葉を聞いて本当に嬉しく思いました。

日々の努力の大切な事、相手の立場になって考える事など理解し実行できるようになってきたのは長坂先生や土橋先生や諸先輩の、おかげだと感謝いたします。これからも、よろしくお願いいたします。乱文で申し訳ありません。失礼いたします。」


指導者にとっては何十人かの一人でも、ご両親からすればかけがえのないお子さん。

一人一人を大切にすること。

一つ一つのことを大切にすること。

大事なことだとあらためて思った。

最新の画像もっと見る