ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

低学年団体指導3

2014年05月07日 02時48分54秒 | 教育・指導法
「3止まる」というのは、静止ではない。

残心からの次への警戒。

つまり、集中である。


しかし、この3止まる間、ふらふら、だらだらしている。


リーダーはある程度仕方ない。

心の中で3数えているため、そこに意識が行かざるを得ない(いまの段階ではである。)




このふらふら、ダラダラをどう考えるか?


すべて行動には意味がある。



【集中出来ていない】


これにつきる。


なぜか?


【集中しなくてはいけないということがわかっていない(拳士もいる)】

【集中とはどういう状態かを理解していない。】

【緊張感がない。】


このときに、AさせたければAというのが、


「ふらふらするな!」



「集中しろ!」

である。


これは、高学年以上には通用するが、低学年には入らない場合もある。


【AさせたければBさせる】


「集中させたければ、集中する方法を使う」


用意するもの→笛


ホワイトボードに表をつくり、各拳士の名前を書く。


こんな感じ


まさき

こうき

まさや

ゆうと


「演武を通してもらいます。視るところは、止まっているときに動いていないかです。」

「質問」
と言って手を上げる拳士。

「質問は最後です。最後まで聞きなさい。動いた拳士がいれば、そこで笛を吹きます!(笑)」

ここらで盛り上がってくる。

「その人の名前をいいます。その人はアウトなので、表に×を一つつけます。」

「質問」
と言って手を上げる拳士。

「まだ説明は終わっていません。」

と言って質問は受けない。

「リーダーは、3止まるも出来てないと笛を吹きます。だからリーダーは一気に二つ×がつくこともあります。」

「質問」
と言って手を上げる拳士(笑)

「まだです。全員が最後までクリアした時点で終わりです。そのときに、×の少ない人が優勝です。はい、質問ありますか?」

「間違っても×ですか?」

「間違っても×にします。」

「レベルはどれぐらいですか?」

「めっちゃ、厳しく見ます。」


そして、開始。


盛り上がるのは当然だが、うそのようにさきほどのふらふら、ダラダラがすでになくなっいるのだ。


【集中している】

のだ。


その場の設定をしただけで、このように一気にやれるようになる。


それでも、厳しく、途中で、笛を


「ピ、ピ、ピピピピ!」

と吹いて、アウトにしていく。


橋本西のいいところは、アウトになった拳士を誰も責めない。

むしろ、笑顔で、

「どんまい!」

だ。

そして、長坂もニコニコしながらやっている。

ニコニコしながら、

「アウト~! はい、○○くん、×3つめ!」

とやればいい。


面白いことでも、ずっとやっていれば飽きてくる。

15分ほどで終了。

実際に、このあたりで、ちゃんと合格(最後までクリア)するまでになってくる。


つづく

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