読了。
現場主義を貫き半世紀…プロレス評論家の大ベテラン門馬忠雄氏が、創始者アントニオ猪木から現エース棚橋弘至まで、新日本プロレス40年の歴史をつくってきた12人の「怪人」列伝を綴る。
移動バス内でビールを1ケース飲み干すアンドレ・ザ・ジャイアントの”大巨人”伝説などの驚愕秘話も満載。とりわけ、門馬氏が親しみを込めて「小鉄ちゃん」と呼んでいた山本小鉄と酒を酌み交わし喧嘩した逸話は、今は亡き”鬼軍曹”への温かい眼差しに溢れている。
プロレスファンも、そうでない人でも、プロレスラーの凄味を堪能できる一冊だ。
【目次】
プロローグ
第1章 アントニオ猪木 プロレスの妖怪
第2章 山本小鉄 道場と酒を愛した鬼軍曹
第3章 長州力 「猪木超え」を果たした反骨心
第4章 前田日明 3人の鬼が生んだ格闘王
第5章 藤原喜明 ガンになっても戦う関節技の鬼
第6章 タイガーマスク 二度と現れない天才
第7章 キラー・カーン 米国マット界を席捲した大型ヒール
第8章 アンドレ・ザ・ジャイアント ド迫力の人間山脈
第9章 タイガー・ジェット・シン 悪を商売にしたインドの狂虎
第10章 マクガイヤー兄弟 600キロ超の巨大な双子
第11章 橋本真也 太く短く生きた破壊王
第12章 棚橋弘至 ビジュアルな異能派レスラー