ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

【紀北大会・・支部舞台裏】  ドリーム No.626

2008年05月20日 23時19分37秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

少林寺拳法  橋本西支部  道場通信 発行日

2008年5月19日(月)   発行・文責 長坂 徳久

①正負の法則(振り子の法則)

 ゆうじくんが大会前日に捻挫をしました。ですから、前日の稽古も見学させていました。

 まずは、ゆうじくん(小3)のお母さんのメールより。(Hさん、勝手に掲載させてもらいます。お許しください。)

『紀北大会は早朝よりありがとうございました。 それからゆうじの足、気にかけていただきありがとうございました。大会前にまさかの捻挫。みんなに迷惑かけてしまい、本当に申し訳なく思います。m(__)m

 3月中頃に捻挫、4月にも捻挫、そして今回と続き、気になったので、お休みのところ無理言って浦井先生にみてもらいました。少し靱帯がのびてる。との事、大会当日早朝よりテーピングもして頂き、本当に助かりました。

 どこまで頑張れるか、心配でしたが、とにかく、みんなの足を引っ張らないように、コートに立ったら足をかばったり、痛い顔しないよう。出せる力全部出して頑張ってきなさい。それが、人に心配かけて、迷惑かけたあんたにできるつぐないだから。絶対自分に負けたらあかんで。と、会場に着迄車の中で何度も話しました。 実際組演武では、痛い方の足を軸にまわるのが、おそくなった。と言っていたので、りょうごクンもやりにくかったと思います。ホント申し訳なかったです。m(__)m

 でも、ゆうじの一生懸命さがすごく伝わってきた大会でした。 成長したなぁー。と思います。 あやかも前日、自転車で引っ繰り返り、下敷きになりました。右腕打撲、左足すり傷。それだけですんでよかったです。

 今回の大会で学んだ事は、「大会前は外で遊ばせない。」です。 ドキドキ、ハラハラの大会でしたが、我子の成長、他のお子さんの成長をみる事ができて、嬉しく思います。 日々熱心にご指導して下さる先生方に、心から感謝しています。ありがとうございます。m(__)m 長々と失礼しました。m(__)m』   

 

 大会前にケガや病気をすると本人はもとより保護者の方も肝を冷やすことでしょう。しかし、結論から言えば、気にすることはないのです。気にしても仕方ないともいえます。そのような法則があるからです。

 長坂が大会前日に拳士たちに話したことを少し保護者向けに変えて書きます。

「大会前などになると必ず誰かがケガをしたり、病気をしたりします。それは、世の中のしくみがそのようになっているのです。

 特にうちのように大きな支部になればなるほどそうです。つまり、プラスに振れる分が多い分、反対にどこかで、誰かにマイナスが生じ、マイナスに振れるのです。それで、世の中や人生のバランスが取れています。

 不思議なことですが、そのようになっています。今までの大会前や当日もそうです。特に支部が強くなってきてからは毎回そのようなことがあります。

 昨年の紀北大会には、○○ちゃんがしんどくなりました。別の大会のときにも大きなケガや病気がたえず起こります。そのように、誰かがマイナスを担ったくれているおかげで支部は大きくプラスに振れているともいえるのです。

 ですから、今回のゆうじくんのケガはマイナスどころか、ありがたいことなのです。(本人やご家族には失礼な言い方ですが・・当然、ゆうじくんにはかわいそうなことです。もしかしたらケガがなかったら、団体の最優秀だけでなく、組演武、単独演武でも最優秀し、三冠をとっていたかもしれません。)

 世の中には必ずこのような正負の法則(振り子の法則)が働いているのです。

 大人の方には、今までの人生の中でも、そういえば・・と思い当たることが多々あるのではないでしょうか。  

 あと、一点のみ・・「大会前は外で遊ばせない。」これは、この振り子の法則でいえば、外で遊ぼうが、遊ばないが関係ないといえます。起こることはどこにいても起こります。また、誰に起こるのかは誰にもわかりません。 同じ場を共有しているものには、不思議とシンクロするものがあります。ですから、Aくんが何かしたからAくんになにかが起こるということでもないのです。  

 難しくいえば「ミラーニューロン」という脳内の神経細胞に関係があるといえますが、紙幅の関係で割愛します。  

 少し、不思議な話になりましたが、ようは、ケガや病気は誰にでも起こる。そして、いつ起こるかわからない。だから、気にする必要はまったくないということなのです。 前日であろうが、当日であろうが自然に過ごしてください。(自然を通り越して不自然になっては困りますが・・)  

 世の中のしくみと書きましたが、「宇宙の法則」でもあります。 

 このようなことを経験的に知っている長坂は、大会前や当日のこのようにアクシデントをたえず計算に入れているのです。  

 では、マイナスの振り子をなくす方法はあるのか? 少なく、小出しにするしかないのではないでしょうか。

 そのためには、日々「善行」「笑顔」「感謝」これしかないでしょう。

 ちなみに、ゆうじくんがけがしたのは、数日前に長坂が支部メールでゆうじくんのことをほめた・・そのことにも原因があるかもしれません。

 本当に人生はわかりません。だから、いつも一生懸命に生きましょう。

 ゆうじくん、けがしていたのに、立派に団体のリーダーをありがとう! 最優秀をありがとう。


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