たほいや式・・クイズ形式で、回答の一つには「それは違うやろ」というものを入れておく。
本当の「たほいや」については、検索などされてください。
先日の稽古での講話にて。
17日にブロツク大会があるため、稽古は大会の練習。同時に講話の時間も大会のことを話していく。
『少林寺拳法の大会は、次の3つのためにあると言われています。
1.自己の向上のため。自分の道場だけでは、自分の本当の実力はわかりません。そのために他の道場の人たちと大会を通じて、自分と比べ、自分には何が足りないかを発見します。
2.大会を通じて、他の道場や仲間たちとの友情や交流を深めます。
3.少林寺拳法を知らない人たちにPRや普及活動をします。』
この3つは、審判員・考試員講習会の資料から、子どもたちように咀嚼して説明しました。
『さて、この3つをするために、橋本西では「何のために大会はあるのか?」を決めています。長坂先生のドリームという本の中に書いてあります。』
「知ってる! 知ってる!」
と言って手を上げる子どもたち。本の中身を知っているということではなく、「何のために大会はあるのか?」を知っているということだろう。
しかし、今日は「たほいや式」を用意しているので、下手に正解されてしまっては元も子もない。だから、スルー。
『橋本西では、「大会は次の二つのためにある」と考えています。
先生が問題を出します。
一つ目。次の中から答えなさい。
1.生きていくため
2.明日のため
3.やせるため
1.2では真剣に考え、3で笑いとなる。
『手を上げなさい。1.生きていくため 3/1 2.明日のため 3/2 3.やせるため 1人 手をあげなかった人? いない?』
どれかに手を上げさせる場合、手を上げないという自由は認めない。ここは詰めておく所。そうしないと、真剣に考えなかったり、指導者の指示が入らなくなっていく布石になってしまうからです。
やせるために手を挙げた子は、ふざけているわけではない。だから、
『そうおもったんだね。いいんだよ、一人でも手を上げるのは偉い! まあ、正解ではないけどね(笑)』(ここで本人も含めて一同、笑い)
『正解は、2の明日のために、です。意味や理由は今度説明します。』
『第二問。』
これは板書する。
( )勝つ
『次のどれでしょう。
1.(かつために)勝つ
「なんやねん、それ!」という声多数。
2.(橋本西のために)勝つ
「それはありそうやな・・」という声。
3.(メダルのために)勝つ
「これは違うわ。だって先生、いつもメダルのためじゃないって言ってるし。」の声。
4.(うまいのはトン)勝つ
一瞬、間が開いてから爆笑。
『手をあげてもらいます。・・・・・』
「まだ正解出てないやん」という声多数。
『いや、出てるよ! 手を挙げてください。』
橋本西のために勝つが大半。
『正解は、かつために勝つです。』
「え~、そんなんへんやん!」
『実は字が違うのです。』
克つために勝つ
と書きます。
勝つのは、相手や試合に勝つこと。
克つのは、過去の自分を抜くこと、自分の弱いところを克服することです。
『自分にかつことを、熟語で何と言いますか? 5年生以上起立。』
順に言わせていく。
全員、「わかりません。」
『土橋(副部長)、わかるよな?』
「克己です。」
『続きは今度やります。終わります。』
たほいや式で楽しくやった一例でした。