ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

乱捕大会 明日は。

2011年12月21日 22時56分31秒 | 教育・指導法

明日の稽古は、乱捕大会。

 

稽古の時間内に行う。

 

学年別トーナメント。

 

オリンピツク式で、敗者復活あり。

 

久々の道院ないの乱捕大会のため、今年は非公開(保護者の観覧も不可。)

 

先日の、合宿での乱捕では、

 

一人(六年生)は歯が取れた(苦笑)→乳歯だったのでセーフ。

 

明日は大きなけがはないように、慎重にやります。

 

でも、熱くやってほしいな。

 

 


かえるかえる

2011年12月21日 04時27分02秒 | 教育・指導法
「かえるの歌。知ってるよね?さんはい!」


「♪かえるのうたが 聞こえてくるよ…♪」


「次、チューリップ。歌える?さんはい!」


「♪さいた さいた チューリップの花が♪」


「○ちゃんと●ちゃん、出てきて。」


「○ちゃんはかえるの歌を歌います。●ちゃんはチューリップを歌います。」


どんな現象が起こるか想像して下さい。
なんとも面白い。
歌えなくなってしまう子ども。
相手に引っ張られてしまう子ども。


一番面白かったのは、


「かえる、かえる」


といきなり、引っ張られていた子ども。


「さいた、さいた」に引っ張られてしまったのだ。


このゲームは、本で知ったのだが、原実践は
「かたつむり」(♪でんでん虫、虫♪)

「桃太郎」(♪桃太郎さん、桃太郎さん♪)
だ。


子どもたちは「かたつむり」をちゃんと知らなかったので、変えてやってみた。

これを少林寺拳法バージョンでやってみよう!
みなさんならどんな風に活用されますか??

できない?だからやらせる

2011年12月21日 04時11分40秒 | 教育・指導法
育夢学園ドリームコースでのこと。


ジャンケンデスマッチをやった。


ペアになり、体育館の中央でジャンケンをする





ジャンケンで勝った方はどこかの壁を指差す。


→負けた方はその指差された壁まで走っていき、戻ってくる。


→またジャンケン。これを繰り返す。


負け続けるとかなりしんどい。だからデスマッチ。ジャンケンデスマッチ。


同じパターンで、少しずつ変化して行く。
「変化のある繰り返し」だ。


スキップで!


ケンケンで!


負けた人が勝った人をおんぶしていく!


ここで、


「おんぶできない!」


の声。この時間帯は低学年が大半。


背負えない。(おんぶすることができない。)


背負われることができない。(おんぶされるのが怖い。)


まあ、こんなことは教える分野ではない。


繰り返しやらせていけば、できる範囲だ。


昨今は何でも教えたがる大人が多い。


だから、子どもたちは習うことはできても、学ぶことができない。


教えてくれるのを待つ。自分自身から取り組もうとはしない。


体育系は、時間と場所を与えて、何度も繰り返し行わせるだけでいい。
短い時間でいいから、毎回少しずつ行わせる。


今回、おんぶが出来ないと言った子どもたちは、まだ入会して浅い子どもたち。

ゲームにして進めた。


「ペアになります。」


「ジャンケンで負けた人が、手押し車10歩。一分間。たくさんやったペアはすごいぞ!」


このパターンを使っていく。


「次はジャンケンで負けた人が、馬跳び3回。」


「次は負けた人がおんぶ10歩。」


ここでおんぶを入れた。


さっきの子どもたちを見る。


背負い方を知らない。手を下から添えてないのだ。知らないのだろう。添えるように言った。


まぁ、それでできるようにはなっていた。


齋藤孝氏によれば、いまの幼児(赤ちゃんも)、昔に比べて、「背負われかた」が下手だと。
うまく相手に自分自身の身体をを預けることができないのだと。
これが、レスポンスできない身体。現在の退化した身体。


このゲームのパターンで運動を続ける。(ジャンケンで負けたほうが○○するというパターン)


「負けた人が、勝った人の後ろから股をくぐります。」


「負けた人が、馬跳び→一周回って、股くぐり。」


「負けた人が、勝った人をジャンプ(四つんばい)→一周回って、くぐる(四つんばいの人がお腹をあげてトンネルをつくる)」


などなど。


パターンでやっていくとスムーズに進む。子どもたちはルールで混乱しない。場は安定する。指導者の言葉は段々少なくしていける。同じパターンだから、よけいな言葉を省いていける。するとテンポがよくなる。子どもたちはテンポが良いのが大好きなのだ。
破綻している指導はテンポが悪い。