ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

育夢学園「ドリームコース」通信 Power  No.21

2006年01月21日 23時54分11秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)
      発行日 2005年11月23日(水)   発行・文責 長坂 徳久

                【進歩する「なりきり」作文・・書く力②】

 「なりきり作文」の秀作続きです。今回は水曜日参加者分から(ドリームコース参加も一年程たち、また週二回以上の参加者も多い)。今回の指導要点に次を加えています。

※「タイトル(題名)の工夫」を指導。

『うちわ』(2年生男子)
 いつもぼくはすずしいときにつかわれます。
ぼくはいつもバタッバタッとふられています。
にんきもさいきんへってきています。ぜんぜんではありません。
ときにはおばあちゃんやおじいちゃんにつかわれています。

『まるいぼーるです』(2年生男子)
ぼーるです。いつもけられて、いたいです。
ぼーるです。いつもみどの中にほたからしでいやです。
ぼーるです。いつもけられるけどたいかいのときがいちばんけられます。
ぼーるです。たのしいことがあるけどかなしいことがあります。
ぼーるです。いやなことがあるけどがまんしています。
ぼーるです。けられることがないのでひまです。
ぼーるです。さびしいこともあるけどしんぼうしています。

『木に上るオオクワガタ』(2年生男子)
朝6時にぼくはおきました。ぼくのなかまはいっぱいいます。
日本の中でも一ばん大きいのはぼくです。木に上るのがとくいです。
ときどき人げんにつかまります。
外国には、ぼくよりも大きな体をもつクワガタがいます。
ひるは、土にもぐっています。ぼくは、とぶとき後羽をつかってとびます。
ぼくは、はちやトンボみたいにくうちゅうでとまったり、むきをかえたりすることはできません。体がおもいから木から木までしかとべません。
ぼくは、大きい大あごをもっています。
このあごで、あいてをはさんでもちあげてしまいます。

『いつもきられる服』(3年生女子)
せんたくされる。
それはいやだけど、ほされてポカポカするのは、大すき。
ほされてから、きてもらうときも、大すき。
でも、何日もせんたくしなくて、おいとかれるときは、自分からせんたくきに入りたいくらいだ。
一日一日せんたくしてくれるとうれしいな。

『ぼくはふつうのカメ』(3年生女子)
全く同じ。ぜんぜんかわらない。ぼくはしはんのカメ。
ぼくは野生でもおとなしいよ。人にもかみつかない。野生でもおとなしい。
けどしはんのカメよりカメ(・・)一倍足がはやい。
けどたまのたまのたまに人間につかまえられた。
さいあくだったのはスーパーのふくろに入れられたことだった。
しかもぼくのおきにいりのこおらをつかまれた。
これがいちばんさいあくだった。
ぼくはオスなのにメスとまちがえられてカメ子なんてよばれていたことだった。けどそんなことはわすれて今日も日なたぼっこをしているよ。

『しかくいタイヤ』(4年生男子)
タイヤです。しかくなタイヤ。まるいタイヤよりおそいです。
ゆれます。がたがたゆれます。だからすすむのがおそいです。
さかみちがたいへんです。くだりざかもたいへんです。
まえにこけそうになるときもあるからです。
だからだれものってくれません。かなしいです。
おそいからじゃまになるときもあります。
まるいタイヤは、なんであんなはやくはしれるんだろうか。しりたいです。

『虫の王様カブトムシ』(4年生男子)
ぼくは、ぜったいまけたくない。
まける時もあるけどそれがくやしいからぼくは、戦い、続けるんだ。
でも人間につかまえられたら逃げたい。
でも逃げられないでもエサをもらって生きているんだ。
ぼくは大好ぶつはじゅえきと昆虫ゼリーだ。戦いに行くまえは、かならずじゅえきをのんでいく。やっぱりぼくは、まけたくない。
ぼくたちをかっている人にお願いします。スイカをぼくたちにあげないで下さい。げりをしてしまいます。

『レイザーラモンエイチジー』(5年生男子)
オレのなは、レイザーラモンエイチジーだフォー
オレは、みんなをわらわすのがすきフォー
それと、こしふりがうまいとこしふり体そうがうまいといわれるフォー、
それにわたしのねたはこしふりフォー、それとしごとがおわってもいそがしくなるんだフォー。
それは、けしょうもをおとさなきゃいけないし、おふろもはいらなきゃいけないからいいそがしいフォー。

育夢学園「ドリームコース」通信  power 20号

2006年01月21日 23時48分53秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)
      行日 2005年11月22日(火)   発行・文責 長坂 徳久

               【進歩する「なりきり」作文・・書く力①】

 「なりきり作文」の秀作です。まずは火曜日参加者分から(まだドリームコース参加が浅い生徒、週一参加者が多い)。
 「自分が誰かや何かになりきって」書きます。今回の指導要点は以下でした。

(1)原稿用紙の使い方(題名の書き方、名前の書き方、書き出し)
(2)書き出しの「一文」の指導。(インパクトのある書き出しを行う。)

以下、本文のみ掲載です。

①「ゲーム」になりきって(4年生男子)
今日は、だれがやりにくるのかな。
でもたまにやりすぎて目をわるくしている人もいる。
ぼくは、カセットをいれかえるとなんかいでも楽しめます。
ぼくは、たまにテレビにもつながり、みんなで楽しむことができます。
ほかには、パソコンソフトつないでぼくは、パソコンとしてつかえます。
だから音楽をだしたりまできます。

②「かに」になりきって(2年生男子)
ぼくはよこにしかあるけない。
じゃいけんでいつもまけている。
そのわけは、チョキしかできないからだ。
海で人をはさむのが大すきです。
いつもはまべで日なたごっこをしています。
友だちがいっぱいいます。
けどたまに子どもにつかまえられることがあります。
だからはさむのもたいへんだ。
つかれるな~。

③けしゴムになりきって(2年生女子)
わたしは、紙さんやえんぴつさんとなかよしです。
えんぴつさんがじをまちがえたら、わたしがけします。
でも、そのたびに、わたしのからだは、ちぢんでいきます。
えんぴつさんもおなじです。
でもわたしのからだは、ときどきわられたりしてしまいます。
ですが、だいじにつかわれていることも、あります。

④えんぴつになりきって(1年生男子)
いつももたれている。
えんぴつけずりでけずられる。
えんぴつにはさきがながいのとさきが太いのがある。
えんぴつにはいろんなしゅるいがある。
いつもつかわれているからつかれる。
いつもがっこうにつれていかれている。
えんぴつになまえがあるのとないえんぴつがある。

⑤お母さんになりきって(2年生女子)
わたしは、おこったぞ。
わたしはいそがしいんだ。
わたしはおきるのが早いんだ。
わたしは、しんどいんだ。
わたしは、こわいんだ。
わたしは、かえるのがおそいんだ。

⑥お母さんになりきって(3年生女子)
家の仕事がありすぎて、しんどい。
子どもの、ことだけで、せいいっぱいだ。
いつも、おこっている。  
子どもがいうことをきかない。
わたしは、やる事がいっぱいあります。
せんたくに、ごはんを作ったり、いろいろといそがしい。
家のしごとも、会社もある。
月、火、水、木、金、土、日、ずっとはたらいている。