発行日 2005年11月26日(土) 発行・文責 長坂 徳久
【進歩する「なりきり」作文・・書く力③】
「なりきり作文」です。土曜日参加者分から(週二回、三回の参加者)
今回の指導要点は水曜日に加えてさらに以下を付け加えています。(週1参加者、複数回参加者をわけて内容も指導しています。進度が違うからです。)
★倒置法の指導
例)ぼくは昨日東京へ行った→昨日東京へ行ったぼく。など。インパクトがでる。
※今回は、この倒置法を使って「書き出す」ことを指示。内容はなりきり作文です。
『いつもはねているぼく。そのなはバッタ』(男子・小4)
カマキリにたべられそうなぼく。カマキリのカマはするどくてつかまったらしんでしまうかもしれない。カブトムシのつのもあぶない。くわがたのはさみもあぶないし、とくにヒラタクワガタがあぶない。つかまったらしにそうだった。
『ハムスター』(女子・小3)
ひまわりのタネとあそぶのがすきなぼく。
ぼくはハムスター。全身白、白まっしろ。白い体と青い目がとくちょうだよ。
今日はかっしゃの中でタッタと走る。今日のおやつはなにかな。ほしがたにんじんがいいな。あとひまわりのタネもほしいな。けどそんなにたべたらふとっちゃう。けどおやつをたべたらかっしゃの中で走るからいいかな。
けどほしがたにんじんだけにしようっと。
『犬』(女子・小3)
ごはんを見ると、とまっちゃうぼく。
なぜかと言うと、くいしんぼうだから、人の物でもたべちゃう。さんぽも大すき。そとの空気もいいし、はしるのも大好き。
でも、ひとつだけきらいな事がある、、、。それはダイエットだ。たべすぎでふとってしまったぼく。
「たいへんだ。」
『パソコン』(女子・小2)
いつもたまに、たたかれているわたし。りもこんもつかわれていて、左右につかわれているわたし。
いつも、つかわれているけどいつもつかわれたあとにちゃんっと、そのばしょにもどされないわたし。
もうつかわれないときに、なにもしてもらわないわたし。
『ケシゴム』(女子・小2)
いつも頭をこすられているわたし。字をまちがえたら頭をつかわれる。頭をつかわれてどんどんつかわれるその名はケシゴム。つかわれたらちっちゃくなるわたし。ちっちゃくなったらなくなる。えんぴつがまちがえたらたすけてあげる。よくつかわれる。
『ケシゴム』(女子・小2)
いつも、けずられるわたし。
でも、まっ黒になって、小さくなって、つかってくれない。でも、かべにあたまをこすれば、きれいになるからつかってくれるときもある。
だからゴミばこにすてられない。うれしいな。たのしいな。
『ぞうきん』(女子・小2)
いつもしぼられるわたし。
わたしは、水につけられてしぼられる。いつも体がまがる。そのままかわいてしまうとかちかちになってかたちができる。
いつもどこかにかけられてそのままおいていかれる。つかわれたらくろくなっていく。
『えんぴつ』(男子・小3)
ぴんぴんなぼく、そのなはえんぴつ。
どんどんつかわれるぼく。どんどんつかわれていくぼくは、さいごにはすてられて、ゴミにされたり、リサイクルになるんだ。
『ノコギリクワガタの一日』(男子・小4)
カブト虫のライバルのぼく。
カブトムシとライバルでも本当は、仲のいい親友なんだ。でもすぐにケンカをする。ケンカをするときはがんばるけどすぐまけてしまう。とくにじゅえきをのむときは、すごくけんかをする。ぼくは人間にけっこう人気がある。人間がよなかにぼくたちをつかまえにくるときもある。
そしてカブトムシとは、仲のいいままでぜったいにかてるようになりたい。
『たまごっち』(女子・小2)
おなかもごきげんもないわたし。
それなのにしてくれない人がいっぱいいる。せわしてくれたらゲームばっかりされます。それでいつもへとへとになっておなかとごきげんがあまりありません。
でもねるのが早いのがいちばんうれしい。それではみがきがながいからみんなとてもこまっています。