おもしろき ことばかりな世を・・・

ロッテと旅をこよなく愛する日記

行きはよいよい,帰りはこわい・・・

2008-06-29 22:26:19 | 千葉ロッテ
またもや先発か・・・

ロッテ5-9西鉄

いやー,昨日は,尾瀬探索,露天風呂,お食事,さらにはホタル鑑賞と,ここのところの仕事の疲れを癒して余りある休日でした。

妻も子も,歩くわ,食べるわ,風呂に入り浸るわと実に家族円満,大満足を絵に描いたような一日だったのですが・・・。

今日は雨だから!ととっとと帰ることにして,「じゃ,俺は雨でも野球が出来る西武ドームに行って来るから!」というよこしまな考えを抱いたのが運の尽きでした。

「なーんか早く帰りたがるからおかしいと思ったのよね!」という妻のボヤキを流しつつ,「もっと遊びたかったのに!」という子らの嘆きを「父は行かねばならんのだ!」と振り払いつつ,ドームに参戦したのですが・・・。

もう既に運は使い果たしていたようです,はい。

里の同点HR直後に入場し,「やった,まだ2回だ!」と思ったのもつかの間,後藤君にスコーンとツーランHR。

しかし,それにもめげず,オオマチュ同点ツーランまでは素晴らしい,粘りを感じさせる試合だったのですが・・・。

まさしく,背信の投球。


ここからは,しばらく厳しいのでご容赦を・・・。


ま,一言で言ってしまえば,もう今年のコバヒロは厳しいんでしょうね。短期間すぎましたが,ファーム落ちは,最後の1手でしたので・・・。

開幕の痙攣という,肉体的なものが精神的な不安につながり,その不安な投球がさらに肉体にもアンバランスをもたらすという悪循環。よく読むと,ブログでは肩がどうとか言っているようですが(しかし,基本的に選手のブログは好きなんですが,あのなよなよっとしたアイドル気取りの文体はどうも気に入りませんね・・・),もうそんなことを言っている段階で終わってます。あなたは,現盟主球団の旧ひげのおっさんかと。

そもそも,軸足のふくらはぎが痙攣するというのは好調のバロメータと散々言い続けてきてきちんとした対策も取ってこず,それが開幕戦という大事な場面で出たからといって慌ててフォームを崩して今に至る。早い段階での2軍落ちを希望し,遅まきながらファームで短時間の調整をして,何かが変わるかと最後の期待をしましたが・・・。

何も変わってません。軸足に力を入れずに投げようなどという考え方自体が野球をなめているといわれても仕方がないでしょう。

ダメならダメで仕方がないんです。今日は5回先頭の片岡へのフォアボールは,球自体は伸びがありましたし,ぎりぎり仕方がないんです。あれが入っていれば少しは違ったかもしれません。また,その後2点取られた後までは何とか許しましょう。

しかし,今年のコバヒロの特徴である,ある一線を越えるとおそろしく甘いボールを連発し,ことごとく痛打される症状。最初はふてくされてるのか?と思っていましたが,どうもそうでなく,完全に自信をなくしてただただ投げる投げ屋と化す瞬間。毎度毎度見せられるファンの気持ちにもなってほしいと思います。ルーキーじゃないんですからね・・・。
現状では1軍で投げる資格がないといわざるを得ないですし,ボビー語録を見ても,今回ばかりはひょっとしたら決断があるかもしれませんね。


しかし,あのブルペン丸見えというのは,いろいろなことが分かって面白いです。コバヒロが打たれだしても,だーれも投げず,5点目を取られてようやく教授が投げ出しましたが,あれはおそらく何点取られようがそのまま投げさせるというのがベンチの意図だったのでしょう。

9点取られてついにサトが見かねて立ち上がってマウンドからずっとベンチを見ていました。それでもしばらくは動かない後,ようやく井上コーチが動き,ボビーが交代を告げる。

最初は,キャプテン,監督まで兼ねてごくろうさんです!とか,コバヒロがあんな状況だったのにベンチは何も手を打たなかったのか!とか思ったのですが,あの動きの遅さを見て,昨年のハムのカネムラン放置炎上の姿をまざまざと思い出しました。ベンチとしては,あまりにコバヒロのふがいなさにさすがに怒り,たとえ15点取られようが,20点取られようが代えてやらん!という態度に私は見えました。

さすがにサトが止めましたが,私としては今日ばかりはベンチの態度を支持したいところですね・・・。コバヒロを5点目や8点目のところで代えていたとしても,今後の展望が開けるとは言いがたい。それであれば落ちるところまで落ちるのも一興かと。カネムランはその後2軍落ちしてチームにすら居場所がなくなりましたが,コバヒロはどうなることやら。

誰がどう考えても必要な人材ですので,小手先の調整とかフォーム改造とかを考えるのではなく,自分にとって必要なことは何なのかをゆっくりと考えて欲しいと思います。今日ばかりは言いますよ!


ブログを書いている暇があったら!(おめえにだけは言われたくねえよ)



さて,ここから戻ります。

あの,今日の試合は全て彼の責任ですので,厳しいことを書いてしまいましたが,試合自体は結構楽しめました。打線は,サト,オオマチュと実に効果的なところでHRを打ってくれましたし,6回,7回も1点ずつとはいえ,選手の意地を見ました。ジョーカー松本の投球も見られましたし,嬉しいスナイパー川崎の投球も見られました。点差が開いた負け試合でしたので,なんとも言いにくいところですが,川崎にとっては休養がいい方向に働いたように思います。



いやー,見事ですね。

エースと4番だけが働かないチーム

これで勝てるわけはありません。

ただ運河様のために言い訳させてもらうと(何だそれは),運河様の不調は左手中指の痛みが影響しているとのこと。何だそのよく分からん症状は!ということになるんでしょうが,昨年の左手骨折で無理をして出場をした後遺症のようなものであることはおそらく間違いないかと。骨折後も1月ほど無理をして4ヶ月ほど休み。結局,そのまま以前の打撃が戻ることはありませんでした。骨折って結構かかるかと思ってたら,ハムの高橋とかも,休んだら1月ほどで戻ってますもんね・・・。きちんと休ませておけばと思わざるを得ません。

選手の肉体をケアするうちのチームにして,あの1月の無理だけは痛恨事だったと思っています。昨年は,交流戦でベニタンや福浦様,サブローが復調するまでは,本当に運河様以外誰もいない状態だったので,本人も意外に真面目な性格で無理をしてしまったんでしょうね・・・。

プロ選手ですので,肉体のことで言い訳は出来ません。コバヒロとどう違うんや!という話もあるかもしれません。しかし,私は,運河様がチームに来てくれた時の喜び,開幕戦満塁HRの感動,そして無理を押してのヒット,あるいはHRなどの素晴らしい活躍をまだ憶えているんですよね・・・。どうもひょっとすると完全復調は厳しいかもしれませんが,それはあれだけのバッターにとってあまりに辛い。

打席に入っても,一瞬の沈黙の後のいまひとつ気乗りしない応援,あるいは三振後の罵声などを受けて,本人のテンションが目に見えて下がっていっています。

年俸を考えると不満があるのは当然だと思いますが,彼の場合は,チームのための無理からの不調というのをできれば頭の片隅にでも置いてやってもらえればと思います。



さてさて,うちのチームは

新人育成機関

として定評があったところですが,今年は,横浜では1軍で出番なし!の中日トレード小池君とか,今日の,6年目で今年は前半戦登録なし!の後藤君とか,苦労人に素晴らしい場面を提供してあげますね・・・。

まるで


人生をやり直したいやつはロッテ戦に来い!

とでも言わんばかりです。敵ながら,今日の後藤君のヒーイン(なぜかまた聞いてしまった)の「昨日,子供が生まれました!1本目は子供のため!」とか「2本目は,先月亡くなった母ちゃんに!(涙)」とか聞くと,



ええことしたなあ,おい・・・

とか思ってしまいました。どうもKY集団から,普通の空気を読む集団に様変わりしてしまったようです。ま,ここ数年はいい思いをさせてもらいましたからね・・・


厳しいところですが,今年は

実績のあるベテラン

これからの若手

を見事に絵に書いたような年ですから。しかも,投手のベテランは壊滅,打のベテランはそこそこだけど物足らず,若手については,投打ともいいもの持ってますが,あと一伸び足らず!というところですから,厳しいわけです。

で,こんな現状でも,ボビーは基本線を変えないということがさらに明確に。つまり,若手だからとかベテランだからとかいうことではなく,名目的な左右病の名の下に,ひたすら競争を続けさせる。ほんまに頑固やな・・・,ちょっとくらい変えてよ・・・とも思いますが,そこは良くも悪くも,勝負師というよりは,教育者というタイプのボビー。今さらスタイルを変えてもらうことは諦めましたので,後はこの競争から抜け出す若手の台頭,あるいはベテランの復調を望みたいところです。

素晴らしい高い弾道のホームランを打った大松。プロとしての守備はまだまだとは思いつつも,当たり前のゲッツーコースを当たり前に処理して福浦らから肩をたたかれ,はにかんでいた様子のネモティ(5回に打ってれば,1つ上のステージでしたけどね)。あるいは福浦様への代打でまた左右病かよ・・・とのスタンドのため息に耐えながらタイムリーを放ったベニタン。

選手たちは,苦しみながらも現状で何とか頑張っています。そんな選手たちの姿をベンチ裏近くで見守るのは悪い気持ちではありませんでした。

正直,すぐの結果は???と思いつつも,結局応援しちゃうんですよね・・・。


何せロッテファンですから!

一度優勝という禁断の果実,あるいは「強いロッテ」という慣れない称号を手に入れてしまった現状では,この状態は正直へこみますが,改めて自分が歩んできた苦難の道を思い出しつつ(大げさだ),楽しみを見出していこうと思います。


何かよくわからんけど,


がんばれ,マリーンズ!

それではおやすみなさい(しかし,長すぎた・・・)


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6 コメント

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辛いのぉ~ (やた)
2008-06-30 00:17:44
日中は出掛けていたので再放送を見ています。今ちょうど宏之がマウンドをおりたところです
手を伸ばしたって届くはずのないHRなのに、フェンスを登っていく部長を見ていたら切なくて(しかも打者2人連続。後藤の1本目も登ってたなぁ)
宏之の目にはどう映ってたのかなぁ。
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部長 (うづき)
2008-06-30 00:37:03
やたさんも書かれていますが部長は必死にボールを取ろうとしていましたね。泣けてきました。
5回に宏君をなかなか代えなかったのは最終テストなのかと感じました。いつもなら5失点目で代えている筈ですから。それにエースならあの場面は踏ん張らなければいけませんし。ボビーコメントもなんか怖いですよ。軸足の問題はコーチからも言われているのでしょうが治りそうにないですね…。
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>やたさん (ポンタ)
2008-06-30 08:24:49
コメントありがとうございます!

きちんと録画を見はったんですね・・・。打った瞬間,こりゃどう見ても無理だーと球場中がなる中で,恥も外聞もなく駆け上がった部長。おかげで,「取れるかも!?」とかすかに期待させてもらえました。

打が不調のため,現状に甘んじていますが,マリーンズには数少ないタイプの,チームにまだまだ必要な人材であることは間違いなさそうです。

コヤマリンさんのところにもありましたが,ヒロユキは,もう自分のことでいっぱいいっぱいなんじゃないですかね・・・。ブログを見ても,自分の客観的な状況,立ち位置すら分からなくなっているように思います。もう今年はいいので,来年以降に向けた強靭な足腰を作って戻ってくることを切に願います。

ま,決めるのはボビーですが・・・(笑)
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>うづきさん (ポンタ)
2008-06-30 08:33:33
コメントありがとうございます!

部長は,また女性ファンが増えてしまいましたかね!?あんまり根性論は好きではありませんが,あのひたむきなプレーは,今のうちのチームに必要なものだと思いました。

おっしゃるとおり,ヒロユキについては,最後のチャンスのように感じました。ファームに落としてもダメならもはや手の打ちようがありませんからね・・・。ボビーのコメントも今まで見たことがないような,突き放したコメント。

どうも,だましだまし使っているのではなく,おそらく練習中はいい球が行っているのに,試合では全く期待を裏切られたような様子。そうすると,根が深そうですが,果たしてどんな決断をすることやら。

もう誰か,右足だけ機械の足と取り替えてー!という心境です
返信する
怪我人への対応 (まいまい)
2008-06-30 21:36:01
はじめまして

選手の体調管理には何よりも気をつかっている方針のはずなのに、昨年のズレータや小野(脇腹)、今年の川崎(キャンプでの怪我)や里崎やサブローなど、体調が万全でないにもかかわらず、見切り発車的な起用が多くなっていることが気になります。
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>まいまいさん (ポンタ)
2008-07-01 09:58:10
まいまいさん,初めまして!コメントありがとうございます!

そうですね,他に人がいないからということなんでしょうが,ちょっと無理させてるな・・・と思うことは多いですね。サトなんかも,タスクがいない以上,仕方がないのですが,去年ですら週1くらいで休ませていたのに,今年は復帰後,出づっぱりですからね・・・。「若手には敗戦処理をさせない,だから教授が必要!」とかいうのもそうですが,なんかこれだけチーム状態が悪くなると,なかなか言行一致とはいかないのかなと・・・。

ただ,長い選手生命のために,コンディション第一!という姿勢は,基本的に支持したいので,選手たちをつぶさないようにお願いしたいところですね。

何はともあれ,これからもよろしくお願いいたします!
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