おもしろき ことばかりな世を・・・

ロッテと旅をこよなく愛する日記

うひょうっ!!

2010-05-19 22:13:03 | 千葉ロッテ
ははー,御見それしました,マーフィー様・・・

ロッテ3-1中日

前回の好投がフロックであったか試される今日のマーフィー君でしたが,結果は,何と6回をわずか1安打1失点(降板時は0。でも7四球(笑))という,並みいるローテ陣が,思わず穴に隠れたくなるような素晴らしい投球となりました。

適度に荒れてたのが良かったんでしょうが,それにしてもチーム打率.265を誇る恐竜打線をわずか1安打とは,言葉がありません。

これまた左のリリーフはどうするんだとうれしい悲鳴ですが,ここまで来たら打たれるまでは先発やらせるんですかね(笑)なんにせよ,果たして3匹目のドジョウはいるのか気になるマーフィーのピッチングです。

ただ,最後は2四球を出してピンチを残していったマーフィー君を救ったのは,今日も伊藤君。押し出しこそ出したものの,気迫のピッチングで,怖い森野君,ブランコを抑え,最後は見事なガッツポーズ。いよいよなくてはならない投手であることを力ずくで認めさせる素晴らしい内容でした。

しかし,今日の野本君への押し出し,そして森野君の三振を見てると,審判ってやっぱり帳尻合わせをするんでしょうな(苦笑)野本君に対しては,2-2からかなり振ったやろ!というハーフスイングが三塁審判によりセーフとなり押し出しにつながったのですが,そのすぐ次の森野君に対しては,今度は止まったかな・・・と思ったハーフスイングに対して,(多分よく見えてない)主審がすかさずスイングの判定。いやー,よく空気読んだよ,というかよく取ってくれたよ,主審。さすがに連続押し出しで試合が壊れては,ちょっとピッチャーに申し訳ないという判断が働いたように思いました。何せ,三塁塁審は,その前の回のゴリの三塁線を破る当たりに


よけられずボールに当たる→思わずファールの判定

という,むちゃくちゃな判定もやってくれましたからね。珍しく執拗に塁審に食い下がった西村監督の抗議が,あの森野君の三振につながった・・・ような気もした一コマでした。

そのあとは,今日も素晴らしい勝ちパターンリレー。最後はフォークで仕留めたヒロユキのガッツポーズで見事な締めとなりました。

ただ,こういうの見ると,そろそろ日本的先発絶対信仰&6人ローテピッチングというのも終焉のときを迎えつつあるような気がしますなあ。だって,頼りない先発と勝てるリリーフのコストパフォーマンスがあまりに違いすぎますもん(苦笑)ついでに,リリーフとの二足のわらじをやっているマーフィーがこれだけのピッチングをするのであれば,それこそすぐに怪我をしたり,5回も投げられないような先発ローテ組は何をしとるんやと。正直言って,ダメでも「ゴメンなさい」あるいは「次がんばる」の一言で終わり,勝てば一気にお立ち台に呼ばれて神のごとく崇められる(ついでに年俸も大奮発)先発陣と,負ければ国賊,勝ってもお立ち台はなしというリリーフ陣との格差は,ひどすぎやせんかと。

結局勝つチームは,先発の頭数以上に,後ろがそろっていることが絶対条件。それを考えると,逆に,先発は5人で6回100球の投げ屋に徹するというのがこれからの一つの形なのかもしれませんね。マーフィー君の使い方とともに,どういう形でローテ陣が再編されていくのか,注目してみていきたいと思います。


さてさて,どん底気分で迎えたこのカードでしたが,結果は,うれしい2連勝。1日休んで久しぶりの4連戦ですから,雨で冷え切った体をゆっくり休めて,次のカードに臨んでほしいと思います。

それではおやすみなさい

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8 コメント

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マーフィー様様。 (札幌のロッテファン)
2010-05-20 00:18:56
こんばんわ。書き込む度に名前を忘れる札幌のロッテファンです(苦笑)


見た目は違えど実は同い年という事もあり応援しているマーフィーがまたも先発勝利をあげてくれて、嬉しくてたまりません。ノーコンとの前評判があれど、セットポジションでの投球をさせただけでそれを(少しは)克服できたのは西本コーチのお陰です。


見た目と違ってのらりくらりと6回2失点くらいで試合を作るタイプというのが面白いですが、ぜひともこのまま先発をお願いしたいです。どこぞの大嶺さんよりはよっぽど自分の投球スタイルを把握しているような気がしますし。


追伸:6回裏(?)の3塁塁審は酷かったですね。打球を遮らなかったら2ベースコースのあたりを避けられなかったばかりかファール扱いですからね。抗議にいくのも無理はないですよね…
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お久しぶりです (ぷりな)
2010-05-20 01:02:13
先発とリリーフの各方面での扱いの格差については強く同意いたします。リリーフの仕事ぶりよりも、先発陣や野手陣の不調のほうをこぞって伝えるとか(取り上げられても十把一からげ)。先発陣や野手陣は複数年連続して不本意な成績が続いても、チームの顔としてカレンダーの表紙やポスターに採用されるのに、リリーフ陣は多くの試合に出てそれなりの働きぶりでも採用されにくいこととか。
あと、「中継ぎ降格」という言葉も嫌ですね~。
先発≧クローザー>中継ぎ
という意識が見えるので。私としては先発とリリーフは違う職能だと考えています。先発投手がリリーフになることを「降格」ではなく、「試合中いつ何時呼ばれるか予想のつかないことが多く、中程度~短いイニングを高い頻度で投げることへの適性を調べる・調べた結果適性があると判断された」と積極的に捉えるべき時期に来ていると思います。
ポンタ様は以前からリリーフの待遇を改善すべきとおっしゃっておられます。リリーフの重要性・貢献度はファンのほうが、球団・メディア・評論関係者よりもわかってるのではないでしょうか。久しぶりにコメントして長文ですみません。
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Unknown (げん)
2010-05-20 08:13:51
確かに近代野球では特にリリーフで順位まで決まるように思います。現在のパの順位を見ると分かりやすいですね。
しかし先発全員が5、6回までとなると中継ぎが数年でダメになると思います。かつてのホークスは(今もかな?)それで中継ぎが潰れていた気がしますし・・・
自分としては完投もできる投手3人+6回まで投手が理想かと。まあ現実では難しいですかね。
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クオリティスタート (てんとう虫)
2010-05-20 16:54:03
「先発は6回100球」って、メジャーのほうで一般化してる考え方のことかなあとか思えたんですが…
マリーンズは昨年までが昨年までだったので、むしろそのほうがきちんとはまる投手多いかもしれないなあと、今回のポンタさんのエントリー読んでて思いました。
西本コーチがシーズン当初「完投完投」と言ってたよりも、現実味があるような…
リリーフ陣はなかなか脚光浴びなくて、先発に比べるとたいへん申し訳ないという気はするのですが、1点でもリードして7回からは1イニングずつきっちりスペシャリストの投手が出て行って抑える、で、3人ひとまとめで「方程式」という考え方はそろそろ定着してきつつあると思います。
(それにしても「IYK=いつもよく勝つね」ってのはどうなんだ?もうすこしかっこ良くならないのかなあ)
伊藤選手の酷使を心配するファンはとても多いですけど(私もですが)、しかし伊藤選手じゃなきゃここは抑えられない、しのげないというシーンが多くなってるのは確かだし、また伊藤選手自身もそういうところで投げることに心意気を感じてるはずなので、酷使を心配してベンチ批判をするより(その査定を低めにするフロントをもですが)、そういうところで出て行ってきちんと結果を出す、厳しい仕事をきちんとこなす職人芸に、私たちファンは正しく、かつ盛大に声援を送ろう、といつも思います。
一方で、彼ら「方程式」の投手が結果を出せるというのも、先発のQSを計算しての話だとも思います。終盤を落ち着かせる投手がいれば、無理に完投目指して力尽きる先発というのも減ってくると思うんですよね。また援護するバッターも、とにかくリードして終盤へ入れば勝てると思うことは心強い限りだと思います。
私は個人的にはいい投手はできるだけたくさんの試合に登板すべきと思っています。先発投手は、どんな一流投手でも週に1度しか登板しません。それを思えば、今チームで最も安定してる小林選手が最後に控えてることこそがここまでの快進撃の最大の要因。何かあれば、いちばんいい投手がいつでも出て行くわけですから、チームメートはものすごく安心感あるはず。
クローザーは重要な仕事ですが、それこそその責任に見合うギャラをもらってる選手なので、大いに期待したいです。

PS:とはいっても、「先発重視」なのは、「予告先発」がある以上なくならないでしょうねえ…
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>札幌のロッテファンさん (ポンタ)
2010-05-20 22:08:10
コメントありがとうございます!

この先発の2試合は,マーフィーファンにとってはたまらない展開となりましたね(笑)正直ここまでのピッチングをするとは予想もしてなかったので,全く脱帽です。本当に先発陣には爪の垢でも煎じて飲ませたいところです。

珍しく西村監督が食い下がってたのもよっぽど納得いかなかったんでしょね。きっとフェアゾーンにボールの跡も残ってたんでしょうし。まあ,審判稼業も難しいところではありますが,あんまり無茶な判定はやめてほしいところです。
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>ぷりなさん (ポンタ)
2010-05-20 22:11:46
お久しぶりです,コメントありがとうございます!

共感いただいてうれしいです。本当に毎日,毎試合肩を作って,酷使されているリリーフ陣に対し,現状はあまりにひどいと思います。そうそう「降格」って言葉もこれほど人をばかにしたことばもないですよね。

どうも中継ぎという言葉自体が,2番手以下というニュアンスがこめられているような気がするので,リリーフ=救援者,あるいはセットアッパー=勝利への立ち上げ人という言葉をなるべく使ってやりたいところです。

まあ,完封・完投・連投当たり前の時代に生きてきた今の解説者たちが引退すれば少しは状況が改善するかと期待してますが,まだ時間かかりますかね・・・。

おっしゃるとおり,せめてファンだけは,彼らの価値を分かってあげたいところですね。

それでは,今後ともよろしくお願いします!
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>げんさん (ポンタ)
2010-05-20 22:14:25
コメントありがとうございます!

いや,おっしゃるとおり,私も書いてから,先発が全員6回までだと,負けない限り確実に勝ちパターンリリーフがつぶれることに気づきました(笑)そういう意味で,強固なリリーフ陣&完投が望める2枚看板のエースがいるようなチームが確実に勝ちを重ねられるということなんでしょうね。

おっしゃるとおり,理想は3本柱ですが,打ちのチームの場合は,まず1本でも2本でもきちんと完投が(ときには)期待できるような投手を確立してほしいところです。
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>てんとう虫さん (ポンタ)
2010-05-20 22:18:50
コメントありがとうございます!

そうなんですよね,ボビーの失敗の1つが,5枚中4日という前提で100球制限が導入されているアメリカ式を,6人制の日本にそのまま持ち込んだことだったと思うんですよね。リリーフから逆算していくという考えはかなり意味があっただけに,うまく5人で活用する方法ができれば,リリーフも1枚増やせ,うまく行くんではないかとにらんでいるところです。そういう意味では,悔しいが?石川さんは,最初から「先発は5回6回で十分」と言ってましたんでそういう野球を一つの理想としているんでしょう。

伊藤君については,私も同感です。もちろん故障をしては元も子もありませんが,伊藤君自身,意気に感じるというか,相当充実していると思うんですよ。ここで信頼を得れば,確実に8回,9回を任される道にもつながるわけですし。

以前の藤川球児を考えても,実は現代野球は,特にランナーが出た場面での登板が多い7回をきっちりと抑えることができる投手がいるかどうかが一つのポイントだと思うので,うまくその役割を担ってほしいところですね。
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