測り間違いがなければ34キロだったと言う。
発病まえはゆうに60キロ近くあった体重が
長い寝たきり生活で随分と減ったものだと…。
確かに手足はやせ細り、背中も背骨が感じられるようになり
お腹は脂肪の為に遮られていた、動脈瘤が触れられるように…
まぁ この動脈瘤はサイレントらしいので心配はいらないと主治医の所見だが。

先日ヒメとの散歩時に見た景色。
自分の歯があり、入れ歯を外して顔が縮まない分
顔だけ出してたら、とてもそんな軽いようには見えないのだが
仰向けに寝てて肋骨が見える辺り、体重34キロは隠せないように思う。
この間ディサービスからから帰ってから、どうも咳っぽい。
熱はないし食欲もそれなりにあるのだけど、早めに風邪薬を飲ませて
気持ちおしっこの出も良くない様な…そんな心配をウツウツと過ごしていたが
突然にオムツに一杯の血尿に驚かされ、とにかく次のオムツタイムまで様子を見てみようと
だけど、やっぱり次もオムツ一杯の血尿が…。

枯れてしまったセイダカアワダチソウにも太陽の恵みが…。
さすがの私も焦り…だがそういう時に限って病院がお休みだったりする。
しかし!こういう時の為に主治医への緊急時連絡先がある。
電話をすると、すぐに主治医が…事の次第を話すと
たぶん膀胱炎ではないかとの所見で、今飲ませている風邪薬には抗生剤が入っているので
引き続き飲ませれば、すぐにおしっこはきれいになるはずです…と
本当に夜には透明なおしっこになっていた。
おしっこを連発してしまったが、このおしっここそお年寄りには重要な事で
健康のバロメーターと言っても過言ではない。

夕暮れになろうかと思う時間帯に太陽が二つになる。
そして次の日往診に来ていただき
薬ももう一日分くらい飲ませたら大丈夫…と言われてホッとした。
膀胱炎の症状

ご老人を多く担当されている主治医は、こういう電話が休日だろうが夜だろうが
しょっちゅうあるんだろうなぁ~ ゆっくりと酒飲みなんかも出来ないのではないかと
以前主治医に言ってみた事があったが…事もなげに、大丈夫ですよ~ ちゃんと飲んでいますから
いつでも何かあったら電話してくださいと言ってくれた。
そう言われると、たいした事もないので電話した事が悪いような気がしていたのだが
大体の病状が分かれば、何となく安心できるような気がして
やっぱり電話をして聞いて見て良かったと、まぁゲンキンと言えばゲンキンなのだが…^^;
ともあれ、血尿事件は一件落着のようで
とかく水分は多めに摂取し、少しでも膀胱内の雑菌を流す事に専念。

厳しい寒さに凍ってしまったのか…触ればパリパリと崩れる茶色に枯れた椿
体重34キロ…すでに水分保有の容量が少なくなっている。
ちょっとした水分不足でも、すぐに症状に現れてしまうのか
なかなか 気が抜けないと思った。
体重の内訳は、頭の重さと手足の重さは全体重の約一割ずつだそうだ。
34キロから頭と手足分を差し引けば、残りは体本体が全体重の7割しか残ってなくて
多少の誤差があっても20数キロが本体で…確かに水分保有量は少なそうだ。
一食分でも水分不足だと、おしっこの量が少なくなり少なくなると…おしっこが濃くなり
雑菌に感染する可能性も高くなる…何だか頭の痛い話だ。
と言う事で、気持ち陰りを帯びた磐梯山をUP

ハッキリクッキリの磐梯山も良いけれど、こんな磐梯山も捨て難いなぁ…。