あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

食べてすぐに寝ると…牛の首

2009-02-16 23:27:00 | Mysterious story
どうも寝正月を決め込んだいたせいか、すっかりお正月太りしてしまって
なかなかもとに戻らないでいるこの頃…って、季節はすでに2月も半ば。
食べてすぐにゴロっと横になり、まずいまずい…すっかりお腹は鏡餅状態か?

食べてすぐに寝ると牛になる…。
よく食事をした後すぐに横になると牛になるぞ!と言われたもので
牛は餌を食べて乳を搾られると、みんな揃ってゴロンと横になる。
それで食後すぐ横になる人に対して「牛になるよ!」と行儀が悪いって意味。

だけど、本当にそれだけの事なのだろうか。

昔 全国で検地と人口調査が行われた事があって
とある村の大木の根元に、大量の人骨と牛の頭らしき動物の骨を発見したと…。
その事について、役人が調査を行うと過去にこの土地で大飢饉があったようで
たぶん、俗に言われる天保の大飢饉ではないかと思われる。

木の根っことか雑草など、全てのものを食べつくてしまい
もう何も食べるものがないという極限状態にあった時人はどうなるのだろう。
弱肉強食以外のなにものでもない…村人は互いに殺し合いを始める。

空腹を満たして生き延びるために。

そして、食われる側の人間には
罪悪感を打ち消すために牛の首を模した被り物が被せられ
人間ではなく家畜を食っているのだと言い聞かせながら食べたと言う話。
都市伝説というか怪談というか…ウソか本当かは定かではないが
どうやら食後はキチンと起きていた方が無難なようだ。
牛の頭を被せられて食べられないように!

くわばら くわばら…今夜のMysterious story

元々の発端は小松左京の『牛の首』という短編のようだが
しかし、この話は実は小松左京の創作ではなく
話の元となった『牛の首』というのが、飢饉の時の人の業を描いた『牛の首』のようで
あまりの恐ろしい内容の為誰もその真の内容は知らないらしい。

詳しい話を知りたければ『牛の首』で検索してみるのも一興かと。

先日まで春を思わせるような日が続いていたが
今日は朝からの雪で…この時間外はすっかり雪景色。


という事で ある日の夕暮れ風景をUP






コメント (34)
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