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あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

救急病院へ…痰を一刀両断したい!

2008-11-30 23:36:53 | 介護
先日 なかなかゼロゼロが治らなくて、この土曜日に再度往診をお願いした。
主治医の昼休みを利用しての時間なので1時頃の事。
その時は熱は36度台に落ちてはいたのだが
金曜日の深夜にってか…土曜日の早朝というか。
激しい咳き込みと凄い痰の絡んだ音に、夜中何回も目を覚まし
焦って、ばぁちゃんの様子を見に行くほどの発作。

どうも肺の音は綺麗なのだが、酸素量が少ないのが気にかかると
一度大きな病院で診てもらった方が安心でしょう、と言われ
病院の方は主治医に連絡を取っていただき
私は福祉タクシーを呼んで病院へ向かったのが2時。

連絡を受けていた病院は、すぐに肺のレントゲンと血液検査と
次々と検査をこなしていく…結果にかなり時間がかかり
その間、点滴をしているばぁちゃんの傍でジッと待つ身は辛い。

おまけに隣のベッドのお年寄りときたら
あそこが痛いここが痛い、寒いの暑いのって、ズッと喋りっぱなし!
挙句の果てに、特に悪い所は発見されなかったようで…なかなか元気じゃん。

向かいのベッドの骨折したらしい人は、突然大声でトイレ~~!!だし
ここで用を足してくださいと言われ、出ない~(~_~;)と叫ぶ。
救急病棟のベッドはカーテンで仕切られて、めっちゃ狭い。
そこに入りきれないくらいの付添い人が来て雑談…普通の病室じゃないってば!

中にはひっそりと身内を見守っている人…
待合室には目を真っ赤に泣き腫らしたような人…
泣き叫ぶ赤ちゃんにグッタリした子供
反してどこが悪いのかと思われる一見悪ガキ風のお子様。

まるで人生の縮図だよなぁ~ 

という事で、我が家のばぁちゃん
肺の炎症は見られず、溜まった痰の処理が出来なかったようで
取りあえず抗生剤の点滴と痰の吸い取りと…幾つかの薬を処方して貰って来た。
午後の一時過ぎに主治医が来て、救急病棟で処置が終わり
仮会計を済ませて薬局から薬を貰って…それでも夜遅くにだが帰って来れ
水分と簡単な食べ物とで夜の分の薬を飲ませて長い一日が終わった。

そこで調べてみた。痰を一刀両断したいっ!

家で簡単に痰を出しやすくする方法!
「痰が肺に溜まりやすくなり肺炎の危険性も高くなる。」

家で簡単に出来る事といえば、タッピングorカッピング。
体位変換、体位ドレナージや水分補給などなど…他にもいろいろあるが
これに重点を置いてみようと思う。

タッピングとカッピングとは  ポチッと!

タッピングの意味は軽く叩く事、カッピングは手を杯状にして叩く事。 
叩くことにより振動を与え、気管や気管支、肺胞などの壁に付着している
痰を剥がれやすくする。肺炎の予防(沈下性肺炎)

体位変換は1~2時間おきに体位を変えるだけでも痰が出やすくなる。
今まで床ずれ防止としてエアーマット利用なので体位交換をしていなかったが
痰の切れをよくする効果があるようなので、ちょくちょくやってあげようと思う。

他には水分を補給することで、喉に潤いを与え痰がやわらかくなり
特に痰が多い場合は、水分も一緒に失われるので補給が大切だという事のようだ。


という事で、数日前に見た…もうすぐ日の出





ヤバイ!! ばぁちゃん 痰に咽る!

2008-11-26 23:28:17 | 介護
今日の水曜日は、ばぁちゃんのデイサービスの日で
何気に天気が良いのは分かっていたし、夫は日勤で誰もいなくなる。
これはお出掛けチャンス日和だと密かにほくそ笑んでいたが
ディサービスはお休みにする事にした。

この間から痰が絡んでゼロゼロ状態だったのだが
主治医も肺の音はきれいですし、熱もなく食欲もあるのなら
しばらく様子を見ましょうと…その言葉に、ちょっと気を許しちゃったか…。

痰の絡みがますます酷くなって、一昨日の晩はよく眠れなかったようで
昨夜から微熱に、追い討ちを掛けるように自分の痰に咽たようになり
あんまり食事が取れなかった。

自分の痰に咽るってのは、かなり苦しい事なのだろうな。

主治医からいただいておいた薬を飲ませたら
少しは眠れるようになった…ってよりか、力尽きちゃったみたいで
眉を寄せ気味にゼロゼロ言いながら寝入っている…熱は37,2度。

ついこの間往診に来てもらったばっかりだが
もう一度の往診をお願いしたのは昨日の夕食後。

そして今日の午後、主治医が往診に来て…
ってか、こういう時に限って爆睡しているし!
痰が絡む音も聞こえず、それでも丹念に肺の音を聞いて
血圧を測り、あとは何だろう? 四角い器具を持って指先で何かを測った。
今飲ませている薬の確認と、状態が変わったらすぐに連絡をする事。
日にちを置いて、土曜日の午前中に状態を知らせる事。
土曜日の状態によっては、午後にもう一度診察。
そして、いつもの月曜日にまた診察となる。

風邪でしょう、今日ディサービスを休んで良かったですねって。
私も主治医の診察を受けたと思うと安心できた。

ってか、ばぁちゃんったら主治医が帰った後に痰がらみの咳き込み。
そういうのは主治医がいる時にするもんだよ。
安心した私は思わず憎まれ口…世の中そういうもんなんだよね^^;

来月の18日には満84歳になるばぁちゃん。
いつ何があってもおかしくない年齢になったが
寝ていても大声を出す事もなく、ベッドから脱走する事もなく…。
あ、最近はマイブームに飽きたのか、オムツの雪を降らせる事もなく。
まぁ 扱いやすいっちゃ扱いやすい。

せっかくの新しい家なのだから、もう少し長生きしてみようか。
そんな事をつぶやく…。


静かな静かな小春日和となった午後の事。
カーテン越しに柔らかな日差しが入り込む。
今日は枕元のラジオもお休みして
時おり思い出したように咳き込むばぁちゃんの痰の絡みと
室内の乾燥防ぎのために干した洗濯物の良い香りが漂っていた。


という事で、ヒメ様との散歩で見つけた時期外れ?ラズベリーの実発見!!





痰がからむ。

2008-11-18 23:23:14 | 介護
雪国会津もとうとう冬を迎えるのか、明日の予報は雪のようで
どうやらかなりの積雪になるらしく
スタンドでタイヤ交換の客で賑わう様子がニュースで写しだされていた。

夜勤で出かける夫は厚着をして行く準備をしていた。

また風邪が心配な季節が巡ってきた。
若い人はまだ治癒能力も優れていて、薬を飲んだり病院で治療を受けたりで
治ってしまう風邪もお年寄りには大変な危険を孕む事になる。

お年寄りの風邪で、まず心配されるのが肺炎で…かなり死亡率も高い。

そんな中、最近 ばぁちゃんのゼロゼロが始まってけっこう日にちが経つ。
この前の往診の時っていうと二週間前なのだが、その時にはすでにゼロゼロが始まっていた。
主治医も風邪の初期症状かもしれませんので、風邪薬を飲ませてくださいと
いつもいただいている風邪薬3点セットをすぐに飲ませたのだが
5日分全部飲み終わっても喉のゼロゼロは続いている。

 細菌の感染を抑え痰を出やすく粘膜の保護をする薬。
 炎症や腫れを抑える薬。  痰の切れを良くする薬。
これを風邪薬の3点セットと名付けた私。

熱を計る…35度台。 食欲もある。

なのに、なかなか喉の痰が切れないでいる。
ケアマネージャーさんの話によれば、元気な人は痰が絡んだら
咳などで痰を押し出したり飲み込む事ができるのだが
お年寄りは…とくにうちのばぁちゃんのように寝たきりの人は
嚥下力が弱くなって、吐き出す事も飲み込む事も出来難いので
喉の奥に溜まっているのではないかと言われる。

まだ 機械で痰の吸引をするほどでもないようだが 
かと言って、放っておくには心配な…。
どうしたら、痰が絡まないようになるか調べてみた。

痰が粘着質にならないように水分をしっかりとる。
後は寝室の加温・加湿…とか、1日3回は深呼吸タイムをつくる…などなど。
深呼吸は、呼吸筋を鍛え咳を出やすいように…肺炎予防にもなるようだ。
でも深呼吸が出来ないんだよね~我が家のばぁちゃん。

やっぱり加湿器は必要だろうか…新しい家は乾燥気味だし。

昨日は主治医の往診の日で、どうしたものかと主治医に聞いてみた。
熱もない…食欲はある、ならば少しベッドを上げて上体を高くしてみたらどうかと
その通りにしてみたら、夜中の激しい痰の咳き込みはなかったようだが
相変らずのゼロゼロは時おり続いていて
冬の季節はいつも危険と隣り合わせのような気がする。


こんな青空だった頃が懐かしいなぁ~という1枚!






ばぁちゃんのポンチョ

2008-11-04 23:40:04 | 介護

朝晩には、かなり冷え込みが感じられるこの頃…。

施設から我が家に戻って、ようやく以前どおりの生活にも慣れてきた。
週一回のディサービスと月に二回のショートステイが定番となり
お出掛けもなにやら忙しいような…ばぁちゃん ちょっと迷惑そう。

それは以前から感じていた。

とにかく体を動かされるのが嫌みたいで
しかもベッドの上で、あっちに転がしこっちに転がししないと
洋服を着せるのは難しい…しかも力の要る仕事だし。

ディサービスへ行く時は、以前ならパジャマから洋服に着替えていたのだが
一日パジャマから洋服へ着替えて、施設へ行ったらお風呂へ入る時に洋服を脱いで
お風呂から上がったら、また洋服を着て、家に帰ったらパジャマに着替える。

一日 何度も着替えるのは、半身が麻痺してるばぁちゃんにとって
かなり辛い事のようで、施設から戻って来た時に行なわれた
介護者会議での話し合いで、ディサービスへ行く時も
パジャマのままで行く事にした。

着替える回数も減るし、ばぁちゃんも(たぶん?)私も楽で助かっている。

だけど秋も深まり、パジャマにカーディガンやジャケットを着せて
その上にひざ掛けを掛けるのだが、何だか寒そうで
風邪を引かせてしまったら元も子もない。
そんなわけで、何か暖かそうな上着はないものかと探して
買い物に出掛けた時に、あっちこっち物色していたのだが
最近ちょっといいものを見つけた♪


若者風のマネキン人形が着ていたポンチョ。

これなら麻痺した腕を袖に通さなくても良いし
脇の下にはボタンが付いていて、袖代りにもなるようで
かなり暖かそう~(^-^)

さっそく買って来て先日ディサービスの時に着せてあげた。
うんうん、なかなか良い感じ…自己満足の私。

これはオマケだが、今までディサービスの時は
一人で車椅子に移動させていたのだが、これがけっこうシンドイ。
下手をすると、ばぁちゃんを抱きかかえたまま重さでコケそうになったり
年のせいかなぁ~ 最近力がなくなったのか重くて仕方ない。
これってかなり危険な事で、今度からは施設の職員さんと
2人で車椅子に移動してもらえるようになった。


という事で、我が家で咲きほころんでいるシャコバサボテンをUP♪ 


シャコバサボテン・デンマークカクタス 
花言葉は「美しい眺め」「冒険心」「つむじまがり」「命の喜び」





雪が降る…。

2008-10-06 23:48:48 | 介護
今日は終日雨で…でも、雪が降るあなたは来ない~ってアダモではないのだが
我が家は昨夜も雪は降った…ばぁちゃんのオムツ雪がベッドの上や下に雪が降っている。

施設にいるときにも雪を降らしていたようだ。
濡れたオムツが気持ち悪いって事が分かるようになったのか
それともボロボロとちぎれていくのが面白いのか
動く方の左手で、一心にオムツに手を突っ込み
オムツを引っ張り出したりしながらモゾモゾやっている。

見つけると、コラッ!って怒ると分かるのか手をオムツから取り出す。
目をギュッとつぶって素知らぬ振りをする。
(怒られてから目をつぶったって遅いわっ!

そんな時はもちろん遠山の金さん並みにもろ肌脱いで
まぁ~~ったく、誰もばあちゃんのおっぱいなんか見たくもないよ!って
以前は前開きのボタンの肌着だったのだけど
施設で丸首の肌着の方が良いかもしれませんって言うんで
代えてみたけど、すっかり首のとこがビロビロ~~に伸び切って
また買い換えてあげなくっちゃ^^;

まぁ 肌着くらいは安いもんだし。


手を見ると雪の欠片が張り付いて…ウエットティッシュで拭いてあげるけど 
よく子供達が赤ちゃんの頃、握った拳に糸くずがくっ付いてたのを思い出す。


いくら雪を降らしても良いんだけど…ちょっと実が出た時には困っちゃうんだよね。
手にくっ付くと爪の間に入っちゃった実がなかなか落ちなくてさぁ~~(笑)
やめて!って言っても本人には意味不明なんだろうな。
これって、やっぱりマイブームなのか…。

そういや ばぁちゃんのマイブームは幾つかあった。
最初はしっかりとベッドの手すりを掴んで放さなかった事。
ベッドを起すと手すりを放さないもんだから、手がベッドに挟まりそうで怖かったな。
次は歯ぎしりか…これには参ったもんで、入院してる時には他の患者さんの迷惑で
家にいる時には神経を逆なでさせる…何か悔しい事でもあるのかな?
しかし…これもいつの間にかなくなってしまった。

今度はオムツか…でも、雪を降らせるのはやめて欲しい。
すぐにボロボロになってしまうオムツ…外側のは高いんだよね。
市から2000円しかオムツ補助が出ないんだからさ。
なんて懇願しても何処吹く風で、今夜もオムツに手を入れモゾモゾ…と。

施設に居た時は、手を入れられないように
胸にしっかりとバスタオルを巻かれていたけど
家にいる時くらいはマンツーマンだし、すぐに対応できるし
まぁ 好きなだけやってくれ~って感じで開き直っているヽ(*´▽)ノオテアゲー♪


という事で、白いオムツに因んで…家の庭に止まっていた白鷺をUP♪
(鷺は鷺でもコサギという種類のようです、コメントをくださるヒキノさんから教えていただきました。)


白鷺って真っ白できれいなんだけど、よくよく見るとコンジョ悪い顔しているみたい^^;



おかえり!ばぁちゃん…そして介護会議。

2008-09-26 23:50:25 | 介護
この24日に無事帰宅を果たしたばぁちゃん。
何という事もなく、思った通り無表情で…。
それでも車中興奮されてたようですって職員さんの話。
たくさんの着替えとタオルなど大荷物で、まるで何とか民族の大移動ように
ようやく ばぁちゃんが家に迎える事が出来た。

夕食時、ちょっとアクシデントがあり…薬がない!!
いくら探しても当日の夕食の分までで、慌ててホームへ電話をしたら
最初っからこの一回分で終わりだったようで、そういう時はひと言欲しいなぁ!!
すぐさま主治医に電話をして、夕方だけど薬を手配してもらえてて事なきを得た。

私も帰ってきた時にちゃんと確認すれば良かったのだが
衣類が足りないものがあるので…とかの話で
つい聞きそびれてしまった…連絡ミスだな。

どうも上手く歯車が回らないようだ…なかなかタイミングがつかめない。
その日の夕食はほとんど手つかず状態で、ばぁちゃんも戸惑ってるんだろうな。
それでも無理強いはしなかったので、次の日の朝食には完食となる。

そしていよいよ…ばぁちゃんの介護会議!
私とケアマネージャー、ショートステイとディサービスの担当者。
後はエアーマットレンタルの業者さんと、今後の介護について話し合いをした。

寝たきりではあるが、いかにして現状維持のまま快適に過ごせるかが主題として
介護用品業者さんは、ほとんど聞き役に徹していたようだが
ショートとディの担当者とケアマネージャーさんと
今までの生活で不備な点はなかったか…とか改善要項など、たくさんの意見が飛び交った。

結果として、今までディサービスの時は、私が車椅子への移動を行なっていたが
今回からはディサービスの職員と2人で車椅子への移動を行う事にした。
今まで一人での移動は、かなり重労働で倒れでもしたら怪我をしかねない。
安全の為には2人での移動が好ましい…これですごく楽になれる♪

ショートステイの方は、今まで半年間も看ていただいていたので
その辺り新しい意見は見られなかったが、薬の不足の連絡ミスは話しておいた。
ケアマネージャーさんは、今回の話を取りまとめてケアプランの作成をする。
そんな事で約1時間の介護会議は終了した。

半年間のブランクの後には、なかなかスムーズにはいかなくて
慌しい…そんな2日ほどだったが、ようやく以前のカンを取戻しつつ
また ばぁちゃんとの新しい生活が始まった。


という事で、稲刈り間近な田んぼにアオサギを発見♪






半年の道のりを振り返りつつ…。

2008-09-17 23:42:12 | 介護
しまった!この15日は敬老の日だった!
日々の暮らしに紛れていてスッカリ忘れていた。
まぁ 一日くらい遅れたって、ばぁちゃん 怒りゃしないよねって自分に言い訳。

市で行なわれた敬老会に出席できない人は、区の公民館で16日から記念品が渡される。
その記念品を持って、昨日は遅ればせながら敬老の日のお祝いにと
いつものように、途中お馴染みのコンビニでスィーツを何個か…。
今日もばぁちゃんのとこ?と聞かれ、今回少し豪華版にとケーキも入れた。
なんてったって、敬老の日を忘れていた負い目か…^^;


エコまつ」というエコバッグと敬老祝い金 
交通安全の為に反射材使用し地球に優しいエコな会津若松市を表現しているという。

詳しくはこちら  ポチッと! 

いつものばぁちゃんのお部屋へ、ちょうどお昼ご飯を食べさせてもらってるところで
私が来たのを認めたのか認めないのか、急に食べるのをやめてしまった。
職員さんが、もうひと口どうですか?とスプーンを持って行っても食べず
仕方なく、持って行ったばかりの冷たいゼリーを食べさせてもらった。

今度はパクパク…好きなゼリーが来たのを察知したのかな(笑)



男性の職員さんだったが、ブクブクが出来ないばぁちゃんに
口腔用のウエットティッシュで食事の後に口内のお掃除。
素手でティッシュを指に巻いて、しっかり口の中の食べかすを
何度もきれいになるまで掃除をしてくれたのには感謝以外のなにものでもない。
身内だったら何でもない事なのだろうが、他人の老人の…私には出来ないかもしれない。
素晴らしい介護体制を見せていただいた。

思わず胸が熱くなる…。

まだ冬が抜け切らぬ3月の彼岸前に施設へと暮しを変えた。
そして仮住まいへの引越しや上棟式…田植えの合い間を縫う様に
夏の眩暈しそうな暑さの中に…一度急な発熱で病院へ福祉タクシーで向かった事もあった。
福祉タクシーも軽乗用車タイプが良いのか普通車タイプか迷ったり
上手く食事が出来ないところに遭遇して落ち込み、そうそうお祭り花火大会
いろんな事があった…よく通ったよなぁ~ 週一半年間。


施設沿線で見つけたキツリフネソウ(黄釣船草)

そんな施設生活も、この24日で終了となり我が家へ戻る事になった。
奇しくも9月24日という日は、十何年か前にばぁちゃんが脳梗塞で倒れた日で
何かしら因縁めいたものを感じてしまった。

半年間通いなれた道を…今日が最後と思うと、何だか感無量と言うか…。

ばぁちゃん 生家と嫁した家…そして旧pochiko家から新生pochiko家へと
これからはここで、ますます長生きしちゃうんだろうなぁ。

そして22日の月曜日に施設に来るという床屋さんの予約をして
何だか軽やかな気分で帰って来た。


という事で、久しぶりに磐梯山UPの気分♪






介護認定審査

2008-08-22 23:41:54 | 介護

すっかり 朝晩が涼しくなって…初秋の夕暮れって感じかなぁ…

先日 ばぁちゃんの介護認定の審査があった。
うちのばぁちゃんの状態が安定しているので、一年おきに二年に一回の審査となる。
通常であれば自宅で審査となるのだが、今回は特別な計らいで
施設での審査となり、市の職員がばぁちゃんの状態を審査した。

介護認定審査とは ポチッと!

当然家の者も立会いなので、予てからの予定で10時施設待ち合わせ。
時間5分前に到着…立会いは私と施設の相談員さん。

時間から数分遅れて、ばぁちゃんの病室にやってきた審査員さん。
まずは体の状態を見る事で、麻痺側の手足の曲がり具合などを
それから動く方の腕と、普段の生活状態の聞き取りで
ちゃんと手を触らせていただきます。と声かけをしてから始める。

どんなお年寄りでも人格を尊重しているのだろう。

前回とほとんど変わりない状態なので
話の主流は、ばぁちゃんの麻痺してない手のイタズラの話など
雑談に近いような…そんな話を枕元で話をして
意味が分かるのか分からないのか、相変らずに目を閉じて眉の間に縦ジワを寄せて…。
人の頭の上で、何好き勝手な事を話してるんだ…とか思ってるのかな(苦笑)

長年寝たきりで半身麻痺のわりには
麻痺側の関節が強く固まってないのに感心していた。

今回も要介護5か…それ以上ってはないし
それ以下にも良くならないだろうし…ずっとこのままなんだろうな。
介護保険制度が始まる前に発病して寝たきりとなってから
回復する事もなく…だからといって後退する事もなく
これからどのくらい同じ状態で居られるんだろう。


という事で、ノボタンの花をUP♪


一昨年見切り品で買ったノボタン。 
植物の仮住まいで自然環境が良かったのか、今年初めて咲いた…花言葉は『自然』





特別養護老人ホームの盆踊り

2008-08-10 22:29:20 | 介護
先日 ばぁちゃんがお世話になっている特別養護老人ホームで盆踊り大会があった。
今回は設立15周年とあり、僅かながら花火大会らしき事もあるようで
ぜひ来てくださいね。って職員さんのお誘いに…夫と2人で出かけて来た。

時間は6時から7時半の間、花火の上がるのは7時だというので
家を出たのが6時を少し回っていて、時間的に車を停める所があるかどうか
心配だったけど…まぁ 行けばどうにかなるべ!と
ホームに着いたのが6時半近かったので
すでにすごい人混みではあったが車は何とか停められた。



隣接している老人保健施設とリハビリ病院
そして、ばぁちゃんの居る特別養護老人ホームとの
大きい病院の同じ系列の3施設合同のお祭りだから当たり前ではあるのだが。

なんだか久しぶりのお祭りなので「会津磐梯山」の民謡に気分が高揚してきた。
まずは前以って頼まれていた口腔ケア用のウエットティッシュを持って
ばぁちゃんの部屋へ…施設内はガランとして
利用者さんで動ける人は、ほとんど中庭の盆踊り会場に出ているようだった。


園内もお祭りムードに飾られて…職員さんは決して踊っているのではなく
私が園内の写真を撮っているところに出くわして避けようとしているところ(笑)


ばぁちゃんはと言えば、夕ご飯も終って涼しい部屋でまどろんでいたが
職員さんに一緒に外へお出掛けしますか?と聞かれたけど
なんだか、うとうと…と眠そうな様子だったので
無理せず部屋で寝ててもらう事にした。

夢うつつに、あのお囃子を聞いて子供の頃とか思ったりするのかな。



中庭ではヤグラの周りで民謡に合わせ、車椅子だとか職員さんに手を引かれてだとか
こういうところが普通の盆踊りと違うところで、なんだか微笑ましい。
みんなが思い思いに、ヤグラの上に飾られた提灯の灯りに目を輝かせているように思えた。

普段は来れない利用者さんの家族も集まり、孫に手を引かれたり
誰も来れない人も、ちゃんと職員さんが相手をしていたり
焼きソバとお茶をもらって、すごく楽しそうだった。



ヤグラの前には24時間テレビの募金、今年のテーマは「誓い ~一番大切な約束~」
私も僅かながらだが募金してきた。

反面 職員さんの忙しさは生半可なものではなく
あちらこちらでビデオカメラを向けたり写真を撮ったり
利用者さんから目を放す事無く…とにかく走り回っている。
楽しいお祭りでも事故のないように…と頭の下がる思いだった。


いよいよ花火が始まる…お年寄りは特等席での見物となる。

家族と離れて寂しい思いをしているお年寄りの為にと…
その一生懸命さに、好きなだけでは出来ない仕事だと思った。
各団体のボランティアさんに寄る露店も大繁盛で、久々の家族との触れ合いに
いつもに増して嬉しげなお年寄りの顔が印象深かった。

時は7時、アナウンスの合図とともに花火があがって
15周年の『15』の数字がクッキリと浮かんだ後
続けて何発も何発も夜空に美しい花を咲かせた。



そっか、この施設が出来て15年…うちのばぁちゃんは
この施設オンリーで、ディサービスやショートステイでお世話になっていた。
すっかり お局さまになっちゃったみたいだね(笑)
秋にも秋祭りがあったんだよね…春にはお花見に連れて行ってもらったり
たまにはドライブしてから帰りますので、いつもよりお帰りの時間が遅れますって
そうそう 大川ダム見学なんかもあったっけ…。

家に居ては連れて行ってあげる事もままならないけど
…良かったね~ ばぁちゃん、長生きしてみるもんだよね。
そんな事を思って、最後のひと際続けざまに上がる花火に目を奪われた私だった。


という事で、電線が邪魔だったけど、夜空を焦がすひと時の華やかさか…。






手を握る事の意味

2008-07-11 23:15:44 | 介護
ようやく梅雨らしくなった今日は朝から雨が降っていて
心持ち涼しく…いつものコンビニでデザートを買って引き伸ばした孫太郎の写真4枚と
目に写る雨に曇った山々を眺めながら、ばぁちゃんの待つ施設へと行って来た。


小雨に煙る施設近くの風景

施設の中はこもった様な生暖かさで、きっとお年寄りだとか寝ている人にとっては
このうえなく過ごしやすい室温環境なのかも知れなかったが
外から入った私には蒸し暑いとしか思えなかった。

新しい入居者があると部屋の交換があったり
今度の部屋は二人部屋で、残念ながら外の景色は望めないが
それでも窓際のベッドで横たわっていた…ばぁちゃん。

目やにと口元が汚れていたので、ウエットティッシュで拭き取ろうとすると
ウエットティッシュを持った手をギュッと握られ
顔を覆うように、相変らず元気な左手が遮る。
前も何回か手をつかまれたのだが、それは私の事をわかっての事ではなく
いじるな…触るな…余計な事をするなの拒否反応としか思えないでいる。

エアーマットではない為に体を斜めに向けられたその格好で
なんだか放って置いてくれオーラを感じてしまった。
持って来た曾孫の写真を見る事もなく、私を見据えて手を握る。

考えてみれば…施設での生活はすでに4ヶ月になろうとしている。

12年前に倒れて以来、こんなに長く私の手元から離れた事はなかった。
脳梗塞後に胆石の手術をした時でさえ一ヶ月かそこらで
しかも毎日顔を見せていたし…もうそろそろ限界なのかもしれないなぁ
残された右脳で何かを感じているのだろうか。

家に帰って来たら、胸に巻かれた…麻痺腕に巻かれたタオルは取り外そう。
エアーマットだから無理に体の向きを変えなくても良いし
ザワザワとしたBGMではなく、いつものラジオ番組からの歌謡曲
ご飯も好きな物を食べようね!それからそれから…心でつぶやく。

口をキュッと結んで、目の辺りが気持ちくぼんだ様な…。
そんな顔を残して、もう少しの我慢だからね、と早々に帰って来た。

はぁぁ…ちょっと溜め息!
だって、しょうがないっしょ! 夜中に蛍光灯の灯りに誘われたように
シャッターの隙間からカエルが続々と忍び込んでさ~
何匹外に放り投げた事か…そんな仮住まいには住まわせられないもんね^^;


って事で、いつもの帰り道で見つけた山百合の花をUP!


山百合って食べられるんだってね♪ 花言葉:荘厳・甘美