ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド(George Harrison: L

2011-12-20 11:38:12 | 映画

ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールドを観ました。
いやあ、長い映画です。208分ですよw。インターミッション15分を含めると223分。なんと3時間43分。長すぎだろっ! マーティン・スコセッシ。
これは、ジョージ・ハリスンを長年愛してきたファンに対する讃歌だと思います。
平たく言うと、ジョージ・ハリスンマニアだけが浸れる映画ということですね。だから、あまり一般のひとに見せる作品ではないと思います。自分もそれほどジョージ・ハリスンが好きなわけじゃなく、それ以前にビートルマニアでもないので、かなりキツかったです。
という前提に立ちますから厳しめの意見になりますけど、けしてこの作品をダメと思っているわけじゃないです。ジョージ・ハリスンファンにとっては、むしろ短いと感じるのかもしれないですね。
思えばバイオグラフィーって長い作品になりやすい傾向にあるのかもしれません。チェ・ゲバラなんて2作品に分かれてますし。思えばひとの一生を2時間でまとめるのって、関係者が在命だと心情的にかなり難しい作業でしょうから。その意味で、この作品は、豪華なスタッフがお金と時間をかけて作ったファミリームービーだし、だからこそ、ジョージ・ハリスンにたむける愛に溢れているんです。その世界観には、関係者やファンは入っていけるけど、一般人には無理ってことで。
言い替えると、ジョージ・ハリスンという人の類い稀な人懐っこさを表現している作品とも言えます。ジャッキー・スチュワートやクラプトンが、自分は親友だと思っているけど、あいつには親友がいっぱいいるから、みたいなことを口を揃えて言うわけです。アーティストとしての記録(もちろん殿堂入りの巨人ですけど)より、親交のあったひと達の記憶に残るひとだったということでしょう。一般のひとがジョージ・ハリスンの人柄を知る素材としては、十分目的を果たせていると思います。
交友関係の広さという意味では、監督のマーティン・スコセッシにも感じます。他のひとが監督するバイオグラフィーとマーティン・スコセッシの作品の違いは、キャストの豪華さです。チラッとミック・ジャガーが出ますけど(ドキュメンタリー映画のワンカットのなかで)、ストーリーには何の関係もなく。ちょいっとミック級をキャスティングできるあたりが、スコセッシ監督の凄さでしょう。
ジョージ・ハリスンのヒット曲オンパレード。まあ、208分もありますからw。でも、あくまでもバイオグラフィーですから、音楽映画としてみるともの足らないです。どの曲も途中で切れますから。やっぱりハイライトは、ビートルズ時代の名曲、while my Guitar Gently Weeps ♪とSomething♪ この2曲のときは客席みんながリズムに合わせて頭をふってましたw。いい曲ですねー、Something in the way. You know ♪
というわけで、みんなにオススメというわけにはいきません。あくまでもジョージ・ハリスンのファンだけ。


ウルトラマン・アート!展

2011-12-18 15:05:05 | アート・文化

水戸に行ってまいりました。

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もうちょっとで左弦の月。

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水戸も被災地ですね。震災の爪痕がまだそこかしこに残ってました。ビルの外壁タイルが剥がれていたり、歩道がガタガタだったり。

下調べをせず。ついてみると、ウルトラマン・アート!展なるものをやっていると知り。ポスターがよいのですよ。ウルトラマンとウルトラセブンのシルエットがコラボしててかっこいい。

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というわけで、開館時間に茨城県近代美術館に行ってまいりました。

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千波湖のほとりにございます。

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千波湖は水鳥の宝庫ですね。スワンとブラックスワンがおりました。白鳥の湖w。でも、ブラックスワン(黒白鳥というんですかね。日本語にすると、なんか不思議な名前)は案外と可愛いのです。それに、存在感たっぷり。

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さてさて、ウルトラマン・アート!展。1,050円は高いなーと思ったのですが、なかに入るととんでもない。安いくらいです。もう大満足。ウルトラマンとセブン本編やサイドストーリーをテレビで見ているだけではわからない、リアルな製作の過程が見て取れ、自分的新しい発見がいっぱいありました。

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入ってすぐ、人くらいの大きさの人形が置かれています。やっぱ、メトロン星人でしょw。狙われた街。この人形だけ、4畳半が再現されてました。畳にあがってメトロン星人と談判できますよ。ちなみに、ここの展示だけ写真撮影可能。

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あと、駅前の自販機で買ったタバコは吸わないでください。

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次は、ウルトラマンの怪獣デザインを担当した成田亨のデザイン画の展示。これが凄いんです。デザインというと絵の美しさが先行し、着ぐるみの原画として実現性を度外視した絵が描いてあるのかと思えば、これが着ぐるみそのものなんです。ちゃんと着ぐるみになることを想定していたんですね。レッドキングとゴモラの説明がありました。レッドキングは大きさを表現するために円錐型にしたんだそうです。ゴモラは逆に、上からの圧迫感と恐怖感を出すため頭が大きくしているそうです。ちなみに、ウルトラマンとセブンのデザインも成田の作品です。なんとセブンは色が逆転した案(B案)もあったんですね。全身シルバーで、肩の鎧とラインが赤。これがかっこいいんです。

ウルトラセブンの怪獣デザインを担当した池谷仙克のデザイン画も展示してありました。成田同様、着ぐるみとの違和感がない。それにしても、絵がとても丁寧に書き込まれているのが印象的でした。

次は着ぐるみの製作側。佐々木明と高山良策です。佐々木明はウルトラマンとセブンのスーツ製作を担当。びっくりしたのはカラータイマーとウルトラマンの目の黒点です。カラータイマーは青から赤に変わりますが、これ、わざわざ付け替えていたんですね。考えてみれば当たり前のことですけどw。ボロボロの初期型ブーツとともに展示してあります。電気のコードがついてて、夢が壊れた気分ww。目の黒点ですけど、無理やりこじ開けているんですね。さすがにCタイプになると綺麗な穴を開けてありましたけど、初期はこじ開けたという表現が相応しい、適当な感じw。セブンになるとすっかり綺麗なマスクです。池谷仙克製作の科特隊とウルトラ警備隊のジオラマもあります。

高山良策は怪獣のスーツ製作を担当しています。ゴモラが角を取られた後の頭部が展示してありました。帆布のような厚手の生地の上に樹脂を塗って、それから着色しているように見えました。頭部は基本的にこの作り方のようです。ボディは、固めのスポンジ生地の上に、樹脂やダンボール、プラスチックを貼り付け形状を作ってあります。それから着色。キングジョーがありました。生地部分が多く加工が少なめなんで、キングジョーの重厚な見た目と違い、案外軽い方なんじゃないかと思いました。高山良策の作業手帳や、設計図が展示してありました。いろんな怪獣を並行作業で作っているのがわかります。高山は几帳面だったんでしょうかね。製作スケジュールがちゃんと書いてありました。ちなみに、ポール星人がかわいいです。

ウルトラQ、ウルトラマン、セブンの台本も展示してありました。Qの台本はなにしろ表紙が綺麗です。一話一話、表紙のデザインを変えてあります。これがとっても素敵。表紙集だけでもデザイン本として出版できるクオリティだと思います。ウルトラマンは、企画段階ではレッドマンというタイトルでしたし、ウルトラ・マンという時期もありました。展示で見ることができます。「ウルトラ作戦第一号」は、なんと9話なんですね。

ウルトラマンの飛行シーンの撮影セットを再現してある部屋があります。わりと広めの部屋にポツーンと小さなセットが置かれているんで、贅沢な展示w。背景の空は、円筒状の空の絵をくるくる回してます。その前に5cmくらいのウルトラマンが置いてあります。なかにファイバーが通っていて、目とカラータイマーが光ります。ウルトラマンの下に小さなミラーが置いてあり、上から照らしてる照明を反射します。それから、ウルトラマンの前に流れる雲ですが、綿を刺した円筒をくるくる回すのです。

最後は海洋堂のフィギュアたち。子供たちには、ここが一番楽しいでしょうね。

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これはもう、重要文化財ですよ。劣化が激しいので、維持が大変だと思います。歴史遺産として保存できないものかな。

水戸の次は、長崎で開催されるそうでーす。長崎県美術館 (2012/01/27~03/31)


第91回天皇杯4回戦水戸ホーリーホックvsFC東京@ケーズデンキスタジアム水戸20111217

2011-12-17 23:08:57 | FC東京

暮れの元気なご挨拶~♪

皆様いかがお過ごしですか?。フットボール社会で暮れといえば、天皇杯。今大会で最後の元旦決勝。かと思ったら、さ来年も元旦にやるんだそうですw。ま、いろいろとね。

前日、つくばで仕事があって、その足で水戸に入りました。水戸といえば。

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今日はSA席ですので、席確保の喧騒に参加する必要がなくw。13時キックオフですけど、お昼前にまだのんびり水戸駅前。お昼は喰処飲処てんまさ。ねばり丼でございます。向い席では昼間から宴会が。矢切の渡を大合唱とか。

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冬場の試合ですから、ヒートテックはじめ、相当厚着なわけです。水戸→スタジアムのバス移動がキビシイですね。混み合ってるし。いっそ冷房かけてくれるとか、いかがですか? ちょっと気分悪かったです。

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ケーズデンキスタジアム水戸。

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リーグ戦では雨予報(結局降らず)だったので断念したので、来ることができてよかったです。スタジアムが見えて思い出したのですが、被災スタジアムですよね。試合できるようになった当初は、メインスタンドを使用できなかったんですよね。まったく違和感なく観戦でき、素晴らしい復活でした。

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FinePixを買ったのであります。マイカメラ君で撮った写真、ブログ初登場です。選手を撮れるようになったので、練習風景を少しばかり。

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今日の東京は、とても積極的な入り方でした。戦い方のコンセンサスがしっかりできていたんだと思います。ある意味、水戸は噛み合う相手だったとも言えます。

東京は縦にクイックに攻めるプランだったんだと思います。ロングパスの場合は、秀人やSBとくに椋原から順サイドに放り込む。そこに必ず誰か一人走り込む約束。谷澤と梶山が走り込むのが目立ちました。ショートパスの場合は、タベーラ(壁パス)です。これは今日の戦い方の特長。ルーカスを壁に使うシーンが多いですが、ルーカス一辺倒ではなかったです。壁としていい位置にいれば、例えばナオや梶山がポスト役になってました。ポストプレーというと、マイナス方向に戻すことをイメージしますが、今日は違いました。預ける側が、必ず縦に直線的に走ります。すれ違いざまに足元で受けたり、時には壁役が相手陣方向に出したり。こうすることで、前への推進力ができ、縦に素早い攻撃になっていました。

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サッカーは相対的な競技ですから、水戸の守備システムにも起因します。水戸はセンターライン付近に、コンパクトで綺麗な3ラインを敷きます。高い位置でゾーンを作り、できるだけ攻撃時間を長くしたいという意図でしょう。対する側の選択は二つ。中盤のタイトなゾーンシステムに真っ向勝負するか、自チームのポジションを全体的に下げるか。今日の東京は、意図か結果論かわかりませんが、いなす選択をしました。結果として、ポスト役のルーカスの位置が下がる。それから水戸の最終ラインの裏に、広大なスペースができる。つまり、有効な攻撃をしようとすると、縦へ速くという意識を高めることになります。試合の入り方がよかったのは、東京のプランと水戸の戦い方がぴったり噛み合ったからなんだと思います。申し訳ないけど、両チームの思惑通りに試合して、いまの東京に対抗できるチームはJ2にはありません。

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そんなわけで、早い時間に先制します。前半8分、中盤でボールを奪った梶山が谷澤との連続タベーラで素早く敵陣に。ポスト脇まで走り込んだ谷澤が折り返したところに梶山が詰め、あっという間にどさくさのなか、水戸のオウンゴール。センターライン後方から二人で一気に攻めきる、今日を象徴するようなゲットゴールでした。

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もっとも、今日の得点は以上。前半同じような形で幾多のチャンスがありましたけど、フィニッシュの精度がよくなかったです。ま、今日に始まったことではないですけどね。攻撃のプロセスはいいんです。プロアクティブな意味で相手に合わせてプランニングできてるし。徳永、椋原、梶山、秀人の攻撃参加が目立ちました。後方の選手がフィニッシュに絡むことができていたってことは、試合を支配している証拠ですよね。それに、スタッツ出てないのでわかりませんが、スタメンでは権田と今野以外の全員がシュートしてるんじゃないかと思います。どこからでも撃てる攻撃スタイル。

ま、ゴールしないと勝てませんし、評価されないんですけどね。来シーズンに向けての明確な課題ということにしましょう。

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水戸は、とてもポジティブな印象が残ったチームです。志の高い戦い方をします。この素晴らしいサッカーを見られる水戸のサポーターは幸せですよ。もっと多くのひとに見てもらいたい。守備も攻撃も完成されていますね。守備はさっき言ったことに加えると、バイタルを消すほうを選択します。全体がコンパクトなのはそういう意図。中盤はタイトに。いっぽうの攻撃は、ポゼッション志向です。お約束のように、鈴木隆行に当てることで攻撃のスイッチを入れますけど、単純にボール奪ったら隆行、じゃない。バックラインでボールを回しながら東京のゾーンを揺さぶり、東京の弱点SBに隆行を送り込み、それから当てる。体をはって隆行がポストしたボールをアタッキングハーフが繋ぎ、そこからは手数をかけずシュートに持っていく。フィニッシャーとして目立ったのは小池です。いっぱいチャンスに絡んでました。しかしシュート下手。おかげで助かりましたw。水戸は完成されたいいチームですが、ここの課題もようするにフィニッシャーですね。いまの戦い方を維持するなら、アタッキングハーフにシュート力のある外国人選手を入れるべきですね。

試合後の選手の表情。それぞれのプレーを表しているようで、悲喜こもごも。

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帰りはバス待ちが短かったので赤塚駅に向かいました。水戸までひと駅。

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スーパーひたち50号の出発まで時間があったので、フォロワーさんに教えてもらった千波湖の夕景を見に行きました。ホントに綺麗だったー。

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次はクリスマスイブ。今年は無いと思っていた浦和レッズとの対決が実現です。@熊谷。恒例ですよー。皆さん、準備はいいですかー?


2011J1リーグ第34節浦和レッズv柏レイソル@さいスタ20111203

2011-12-03 23:45:26 | サッカー

師走でございます。

皆さん、いかがお過ごしですか? 風邪などお召ではないですか?

2011シーズンも最終節。恒例の一斉開催です。東京はひと足さきに12時半から。ええ、負けましたとも。札幌でしたね。ま、来年、来年。

いっぱいのひと出でございます。

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2011年J1最終節。優勝がかかった大一番、柏レイソルの試合を観に行きました。舞台はさいスタ。残留がかかっている浦和レッズとの対戦です。レッズは実質的に残留を決めていたので、試合はレイソルの勝敗にフォーカスされてました。

前日から続いた雨が午前中にあがり、晴れ間が見え始めました。

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さあ、決戦だ。

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チケットはソールドアウト。54,441人。実際には空席もあったんですけど、これだけ入ったさいスタは初めてです。

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漢字の人文字は初めてみましたw

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キックオフです。

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試合はレッズの攻勢で始まりました。エスクデロの怪我でゼロトップをしいたレッズは、山田直輝に裏を狙わせつつ、原口、梅崎、マルシオ・リシャルデスがドリブルで絡み、レイソルDFに迫ります。しかし、それも10分程度。いつものレイソルのペースになります。レッズは、なんとか勝利で残留を決めたかったのでしょう。アグレッシブに入りました。でも、勢いだけで崩せるほど、いまのレイソルの守備はやわくないです。

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レイソルは実に落ち着いていました。優勝がかかる大一番だというのに、メンタルコントロールがうまくいったのでしょう。おそらく、この辺りがネルシーニョ監督の手腕なのでしょう。レイソルの良さは二つ。コレクティブなディフェンスとレアンドロ・ドミンゲス。レイソルの戦い方は、最近はやりのバルセルナ・スタイルとはまったく異なります。合理的なサッカーです。ボール奪取のポイントは割合低めの位置です。4-4-2の3ラインを引きますが、特段前線が高圧をかけるわけではない。相手にゲームを作らせておいて、いざ攻撃のスイッチを入れるという前線への縦パスを狙います。網に飛び込んできた魚を捕らえるイメージ。無理にボールを取りに行こうとバランスを崩すわけではなく、守備のために選手が動く距離が短い。バルサスタイルは、相手のボールホルダーにアグレッシブに仕掛けますから、取りに動いた味方選手を軸にダイナミックにディフェンスのシフトが動きます。だから選手間のバランスをとるために非常に高度な組織力が必要になります。いっぽうのレイソルのやり方は、各選手の受け持つ守備範囲が決まっているようです。例えて言うなら、ウツボみたいな守備w。同じゾーンディフェンスでも、いろいろあるんですね。今シーズンのJ1で同じような守りかたをしたチームは、名古屋と仙台とマリノス。いずれも上位に来てるのが興味深いですね。

名古屋、仙台、マリノスとの違いは、オーガナイザー。名古屋はオーガナイザーがいなくて、ケネディにあてて攻撃が始まる。仙台は梁さん、マリノスは俊輔くんですね。無理を承知で、非常に大雑把にレイソルが優勝できた要因をあげると、守備の組織力が一段高かったことと、オーガナイザーの質です。で、レアンドロ・ドミンゲス。ひとりの選手を観るだけのためにスタジアムに行くことは少ないですが、レアンドロはそんな数少ない選手です。レアンドロの凄さは、ボールを受けるまでの準備が秀逸なところです。ボールを受ける前に、ボールを奪った位置と前線の選手の配置を確認。それから、自らがフリーになれ、かつ前線にワンタッチで効果的なパスを送れるポジションにするするっと入ってきます。動きながら、パスの種類を考えているんでしょう。で、そこからは高速のワンタッチプレーでフィニッシュまで持ってくる。前線の選手、今日は田中順也、工藤、ジョルジ・ワグネルですが、とにかくボールを受けたらシュートすることを考えているみたいです。レアンドロが攻撃の形を作ってくれるという信頼感があるんでしょう。どんどんシュートレンジに飛び込んできます。今日のシュート数は、レイソル25本、レッズ4本。これは極端でしょうけど、今シーズンのレイソルのシュート数は、かなり上位に来るんじゃないかと思います。非常に小切み良いシンプルなサッカーですね。微妙な違いはありますが、前述のチームのなかでは、仙台が酷似していると思います。ひょっとしたら、トレンドになるかもしれませんね。ただ、レアンドロなり梁さんなりがいてこそのシステムですけどね。

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ちなみにゴールは、いずれもCKからのこぼれ球を押し込んだ前半29分ジョルジ・ワグネルのゴールと38分橋本のゴールでレイソルがリード。後半に入り、啓太をアンカーに添えた4-1-4-1にして柏木が攻撃参加できるようになってから、レッズがペースをつかみます。後半8分に柏木が平忠のクロスを綺麗に頭であわせ2-1。膠着にはいった後半31分、レイソルが突き放します。茨田が遠目から放ったシュートを加藤がそらし、そのままゴールイン。結果的にこれで決まりました。レッズゴール裏に煙。発炎筒?。もしそうなら、残念過ぎる。

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残りの十数分は、レイソルサポーターにとって、とても幸せな時間になったことでしょう。

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柏レイソル J1初優勝!

http://www.youtube.com/watch?v=efzLfUm09KE

おめでとうございます!!

http://www.youtube.com/watch?v=f77AbTpB5v4&feature=BFa&list=ULZUOzoWUjXGI&lf=mfu_in_order

サポーターと一緒に!!!

http://www.youtube.com/watch?v=_PKP49WYfEE&feature=BFa&list=ULdaf8BZFPJMc&lf=mfu_in_order

優勝がかかった大一番にもかかわらず、レイソルの選手がとても落ち着いていたのが印象的でした。ネルシーニョの本質的な価値は、この辺りにあるんだと思います。レアンドロ・ドミンゲスの圧倒的なゲーム支配力も影響しているのでしょう。

レイソルはまだまだ発展途上だと思います。エースのレアンドロと周囲があわないシーンが随所に見えました。それからディフェンスシステムの強化。正直、今日のレッズは攻撃の組立がいまいちだったので、もっとオーガナイズできる選手がいたり、もっとスピードのあるFWがいるチームには苦しむんじゃないかな。その意味で、まだまだ若いチームですから、もっともっと強くなる余白はいっぱいありますね。楽しみです。

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集合写真撮影。

http://www.youtube.com/watch?v=ZUOzoWUjXGI&feature=mfu_in_order&list=UL

そして、J1マイスターシャーレ!

http://www.youtube.com/watch?v=daf8BZFPJMc

2011年シーズンは、開幕直後、第二節の前日3/11におこった東日本大震災の影響でスケジュールが大幅に変わるだけでなく、仙台、水戸、鹿島、山形、千葉、柏の被災地域のクラブを中心に、Jリーグ全体で、日本に「がんばろう」のメッセージを届ける、とても重要な社会的役割を担った、特別なシーズンでした。仙台が4位、鹿島が6位、そして柏が優勝と、ハンデを乗り越えて立派な成績を残してくれました。サッカーファンだけじゃなく、多くの国民に勇気を与えてくれたと思います。ありがとうJリーグ。

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サッカーシーズンはまた今年も無事区切りを迎えました。サッカーのある日常にホントにホントに感謝。

皆様、良いお年を。今シーズンは大変お世話になりました。また来シーズン、よろしくお願いします。