Looking Back 2012.

2013-01-13 03:45:15 | 

随分と遅くなってしまいましたが^^;

新年おめでとうございます。 本年も宜しくお願いいたします。

2013年最初の記事なんですが・・・

まさかの2012年振り返りです^^;

 

 2012年は私にとって特別な年となりました。

40歳の年でしたし、人生のターニングポイントだったのかもしれません。

 

夏に担当医から6度目の手術の話がありました。

春先から検査を進めていたので最初は「やっぱり~」と軽く受け止めることができたのですが、

話を聞いていくうちに雲行きが怪しくなり・・・

素人が見ても「まずいんじゃない?!」と思うようなMRI画像を前に

いつもほど歯切れが良くない担当医。

腹腔鏡手術が得意な担当医の口から「開腹手術」の言葉を聞き

一気に事の重大さを知らされ、不安が押し寄せました。

そして、その後の「全摘」の言葉で私の頭の中は真っ白になったのでした。

(過去5回の手術では温存に重きを置いた腹腔鏡や10㎝程度の開腹手術でした。)

 

不妊治療を続けるも結果が得られず2年前に断念。

それでも、高齢の方の妊娠のニュースを耳にすると

もしかしたら、医学の進歩か何かで私にもチャンスが?と思ってみたり・・・

そんな夢話も吹っ飛んだのでした。

何て言うのかな・・・完全にチャンスを失い自分の中の何か?を失うような?

自分が死んでしまうような?そんな空虚感と夫に対する申し訳なさにさいなまれたのでした。

 

さまざまな心の葛藤があり、けれど、時間も待ったなし!

すぐに手術の日程が組まれ、バタバタと術前検査がはじまりました。

そんなふうに事は進んでいても頭の中はモヤモヤ。

「卵子は凍結保存できるのに子宮はできないの・・・」とかヘンなことばかり考えていました。

それでも、いつもの調子に戻った担当医の「悩んでも仕方ない。割り切り!割り切り!」と

ズバッとした物言いや、カウンセラーの先生のお陰である程度、気持ちにケリをつけて

入院をむかえることができました。

病院での最初の食事は味噌ラーメンでした。

これがおいしくて!

病院食ってなかなか良いイメージが無いと思いますが

ここの病院はおいしいんです!

だから、毎回、ここの病院に入院している?(笑)

でも、「ごはんがおいしい~」なんて言っていたのは最初の2日。

手術後はほとんどまともに食べられなかったな~。

だから、食事の写真はこれ一枚のみ。

あと、病院で撮った写真はこれだけ。

 

手術がとってもハードだったのです。

というよりも術後か。

手術では子宮 ・ 卵管 ・ 腹膜、腸の一部を切除しました。

今回から病院の手術手順が変わっていて、手術室まで歩いて行き、

手術室の中で本人が自分の名前、摘出部位を漢字で書くことになっていました。

「病室から意識朦朧状態で手術室に行って、出てきたら終わっているから

手術は楽勝~」なんて思っていた私は大誤算!

手術室に入ると部屋がいくつもあって、一番奥の部屋まで歩いて行きました。

部屋には等身大サイズのMRIやレントゲン画像が貼ってあり

ライトはLEDで、よくTVで見る手術室よりも未来的な感じがしました。

身体がギリギリおさまる程度の小さなベッドはジェルタイプで横になるとひんやり。

看護師さんや麻酔医の先生、研修医の先生、10人ぐらいが

一気に周りを囲む中、全裸にならなくてはなりませんでした(爆)

看護師さんが手早く準備を済ませ、麻酔は研修医の先生。

後ろで指導医の先生が私に話しかけるような口調で

研修医の先生に硬膜外麻酔の指示を出していました。

麻酔は全身麻酔と硬膜外麻酔の併用です。

全身麻酔はあっという間に意識が遠のいてしまう(10から逆さに数えるのを

回は7ぐらいまではいきたいなと思っていたのですが9まで言えたかも不明^^;)

ので楽なんですが、硬膜外麻酔は痛いし、緊張するし、嫌ですね^^;

麻酔をかける順番を逆にしてくれたらいいのに。

 

そして、手術ははじまったようです。

同じ個所の6回目の手術なので癒着がひどく、

剥がすのに時間がかかったようです。

意識が戻るととにかく寒い!

ブルブル震えて、歯で唇を切ってしまったほど。

しばらくして、病室に戻ると夫が居る気配を感じたけど

目を開けるのもだるくて、呼びかけに応じるのもキツイ。

酸素マスクがずれていて、ちょっと息苦しかったけど直すのもおっくう。

それに夫が気づき、直してくれて呼吸が楽になった。

術後は看護師さんが15分おきに様子を見に来ます。

その度に、夫は病室から出されるんだけど、ず~っと、ず~っと帰らずに居てくれた。

看護師さんからも「もう大丈夫ですよ」って言われているのに。

時々、手を握ったり、顔をさすったり。

やっと私がしゃべりだしたのは夜になってからだったかな。

夫に「水が飲みたいって看護師さんに言って」と。

これで夫はちょっと安心して帰っていきました。

 

意識がはっきりしてくると、痛みもはっきりしてきて。

ここからが地獄のはじまり!

手術したところが痛くて痛くて。

熱も40度近くあるのに解熱鎮痛剤にアレルギーがあるから使えない。

硬膜外麻酔を追加してもらうんだけど、3時間以上は間隔をあけなくてはダメらしい。

でも、1時間半で必ず切れる。 残りの1時間半をどう耐えるか?

ベッドの柵を握って悶絶。

ナースコールを何回、いや何十回押したことか。

朝になっても痛みも熱も治まらず、血液検査ではCRPが20を超えた!

慌ててCTを撮ることに。

いくつか血腫はあるものの大きな問題は無し。

痛みに対応するため硬膜外麻酔に加え、フェンタニルの点滴が追加になった。

これで残りの1時間半を埋めることができるかと思いきや

効果は1時間と続かず、悶絶タイム継続。

その上、フェンタニルは麻薬なので点滴もコードにつながれやかましい。

ちょっと動くだけで、けたたましい機械音が鳴り響く。

そんな日が何日続いただろう?

とにか発する言葉は「痛い!」だけ。

他にボキャブラリーは無いのか?と自分でもツッコみたくなるほど。

そんな中、頼りになったのがKさんが持って来てくれたキティちゃん。

抱きしめたり、顔をうずめたり、いつも傍らで見守ってくれていた。

今でも毎晩一緒に寝ています^^

手術の日の朝、タクシーで駆けつけてくれたM子さんの存在も頼もしかった。

何度も脚を運んでくれたMッチさんにも感謝。

あまりの私の悶絶ぶりにせっかくお見舞いに来てくれたのに

驚いて帰ってしまった友達もいました^^; 申し訳ない。

熱は一週間ぐらいで治まったけれど、痛みはかなり続いたな。

それから腸の問題も起きたんだ。

それでもMさんからの差し入れでベッドの中で世界を旅しているような気分になれたんだ ♪

病院で知り合ったM美さんからはエステをしてもらったり、

脚をさすってもらったりして癒してもらいました。

 

ある朝、起き掛けに脚を横に伸ばしてみるといつもの物体が無いことに気づく。

それは夫の脚。

ここは病院だと気づき、無性に家に帰りたくなった。

そして、私は帰る!と言い出したのです(笑)

 

退院後もいろいろありました。

土曜日に退院したものの、月曜日には病院に逆戻り。

そして、再入院の宣告!

そんなことが何度かありながらも何とかかわしたと思ったら

注意していたのに薬のアレルギーが起こって点滴治療しなくてはならなくなったり。

 

それでも時間とは本当に素晴らしく、人間の身体とは本当に強く

私にも治癒力ってものがあるんだ!と実感した数ヵ月でした。

そして、今となっては、11年間患った病との決別に安堵と喜びを感じているところです。

 

尊敬するC先輩から手術直前に届いたメール。

「NEWヴァージョンの〇〇(私の名前)に会えるの待ってるよ!」

すっごく前向きになれました。

2013年はLead a new life!

 



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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (北広島の貴女の生徒(T・T))
2013-01-13 15:55:15
よく頑張りましたね。 2013年はきっと何かご褒美がありますよ。宝くじに当たるとか・・・・ネ。
前に病院食のことで「ローカロリで美味しく」がとても参考になったと書いてましたね。
とても「たくましい」と思いましたから「たくましく図太く」で。
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T・Tさまへ (plumppy)
2013-01-14 00:25:42
ありがとうございます!
宝くじですか! 当たったらいいな~ まずは買わないことにはですね^^
これまでは「おいしいものはハイカロリー!」がモットーでしたからね^^;
身体にもやさしくおいしいものを目指していきます♪

水曜日、楽しみにしています。お天気が崩れないことを願って!
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Unknown (ILPINO)
2013-01-15 14:29:40
明けましておめでとうございます^^

大変な1年だったよね・・・・
今年はお互いにいい1年にしたいね。
そして沢山会えますように♪

それにしてもどうしても本物のキティに見えないよね・・・。
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ILPINOさんへ (plumppy)
2013-01-15 22:38:52
おめでとうございます!
今年も宜しくお願いいたします^^

昨年はありがとうございました。
今年は元気印で行きたいで~す!
私もたくさん会いたいです♪
もっと積極的に会いに行っちゃおっと^^

キティちゃん、かわいいよ~。
ピンクといい、まったり感といい、私のツボです!
小脇に抱えるのにもピッタリで隣の病室に遊びに行く時も一緒でした。
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大変だったね (あけみん)
2013-01-17 07:58:16
そんな大変な事になってたんですね。。
お見舞いに行かなくてゴメンネ
夫婦愛が感じられますね。。
次に会うときはnewヴァージョンのplumppyさんなんですね~~笑顔を見れるの楽しみにしています
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あけみんさんへ (plumppy)
2013-01-17 19:48:12
おめでとうございます!

なんもですよ~^^
退院当初は3㎏ぐらい痩せて、見た目もちょっぴりNEWぽかったんですが、最近はお正月太りで以前とまったく同じです^^;
せめて切除した分ぐらいは減って欲しいのにね。
私も会えるの楽しみにしています。
小笠原旅行の話も聞きかせてね~♪
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Unknown (haru)
2013-01-20 11:47:32
ことしもよろしく!!

なんか涙でちゃった。
がんばったね。
なかなかPC開く日々なく、久しぶりにブログみよーっと
ぽちっとしたら、お休みってあったでしょ。
ん。。。何かできることは、と思いながらも、ばたばたする日々が続き、
そしたら復活したブログをみて、良かった、と安堵。
でも、今回のみたらがんばってたplumppyちゃんの姿に、大変だったんだ、すごいなぁ、夫婦愛感じる~と感動なのかな、涙でちゃった。
なーんもしてあげれなくってごめんね。

前向きな、plummpyちゃんには励まされます!!

いつもNEWなお人だと思うよ。

ことしもハッピーにいきましょう!!ブログも楽しみにしてまーす!!
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haruちゃんへ (plumppy)
2013-01-21 22:11:26
お久しぶり~♪
忙しそうだね! こちらこそ今年もよろしくで~す^^
今年もharuちゃんの年賀状は読み甲斐ありました~。
haruちゃんはクリエーターだよね!

なんかね、自分の気持ちを素直に残しておきたいな~と思いつつも、なかなか書きはじめられなくて、今になってしまいました^^;
夫婦愛?!あの時はね。。。
私が家に帰って来た途端、いつも通りの超亭主関白の頑固おやじです。

お互いHAPPYな一年でありますように☆
よろしくね~^^
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