レッスンをはじめるまえにちょっとお喋りをしていたら、玄関ドアの開く音がした。
「あれ?誰かきたみたいですよ」
ん?誰だろう、見学希望の方かな、と出迎えにいこうとしたところにスタジオのドアが開いて
「こんにちはぁ
」
おぉぉ、ミクちゃん。
部活がお休みだったのでレッスンにきました、とのこと。まぁ嬉しい
では始めましょう、グラン・プリエから。
そういえば前回ミクちゃんが来たときに、グラン・プリエのポジシオンに至ってからのトルソーの立て方をアドヴァイスしたけど、どうなってるかな…、と見ていると…。
うん、いいねぇ、しっかり支えている、引き上げるときの骨盤と胸郭の位置関係も正しい
どのアンシェヌマンでも動き方が丁寧だわ。
そしてロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レール。
彼女の動作脚の膝下はかつて教えた通りの動線をしっかり守っている。
うん、うん、いいわよぉ
さて、センター・レッスン。
メグちゃん&ヤエさんに新しいパを教えたい。
まずは基本の《基》から。
右脚前5番→右脚アテイチュード・ドゥヴァン→5番→右脚アテイチュード・ドゥヴァン→5番→右脚アテイチュード・ドゥヴァン→5番→右脚ルティレ・パッセ→右後ろ5番⇒左脚アテイチュード・ドゥヴァン→5番→左脚アテイチュード・ドゥヴァン→5番→左脚アテイチュード・ドゥヴァン→5番→左脚ルティレ・パッセ→左後ろ5番⇒…………
1回目は2分の1のテンポで練習。
アティチュードの高さは低くても構わないからターン・アウトを大切に。
アティチュードが横にはみださないように気を付けること。
2回目はオン・テンポで練習。
3回目はアティチュードと同時に軸脚はドゥミ・プリエ。
プリエするときに骨盤を掬い上げるような姿勢にならないように気を付けましょう。
さぁて、それではいきますよぉ。
ちょっと見ててね、と見本を見せる。
アティチュード・ドゥヴァンに脚を上げながらひょい
ひょい
ひょい
…と跳ねながら前に進む。
アンボワテ・アン・ナヴァン(emboite en avant)
はい、一人ずつどうぞ
…
…
…
…
…
…
…
…
うん、うん、ミクちゃん、着地の足の使い方が丁寧でいいわぁ。足音がしない
「あぁぁ、いまのミクちゃんの動きを見てればよかった…
」
でしょぉ。
じゃ、もう一度
…
…
…
…
…
…
…
…
メグちゃん、脚の入れ替えは空中でやるのよ、地面で足踏みするんじゃないの。
ほら、こんな風に、ともう一度見本を見せる。
「あ゛ぁぁ、分かる、自分の動きと先生の動きは全然違うってことが分かる…。そうか…、そうなるのか…」
でもね、“東海道の飛脚”のような動きにはなってないから大丈夫。初めてにしては上出来よ
ミクちゃんは最後にア・ラ・スゴンド・フェッテ・ルルヴェの練習。
「今日はね、アームスをアン・オーでやってみよう
」
音楽に合わせて1セット練習したあと、修正。
エカルテ・ドゥヴァンにバットマンした動作脚を振り下ろしたら次の方向のドゥヴァンにしっかりバットマンをしましょう。
ドゥヴァンに脚が上がったのを確認したら一気に軸脚とトルソーの向きを変える。
このポイントが曖昧になると、回転にキレがなくなるし、疲れてしまうからね。
では、もう一度。
私は彼女がドゥヴァンにバットマンする方向の隅に立って
「ここ
を見て
…切って
…
見て
…切って
…………」
と合図を送る。
おぉぉ、動きが安定してきた
「後半、疲れてくるとトルソーの切り返しと軸脚のターン・アウトのタイミングがズレてくるから、そこを気を付けようね
」
「はい
」
うん、好い笑顔だわぁ。
ミクちゃん&メグちゃんはお疲れ様でした。
続いて《アンチエイジング・レッスン》。
「うぅぅ、筋肉痛になったらどうしよう…
」
とミスターМ。
先週のレッスンのあと軽い筋肉痛が起きたらしい
エクササイズのメニューはいつもの通り。
中盤、正座して上体の筋力アップと大胸筋のストレッチ。
「ほよ、ミスターМ、随分腕を伸ばせるようになりましたよねぇ」
「う…ん、そうかな…
」
そう、肩をね以前より開けるようになってるの。
バーに掴まってのエクササイズ。
まずは膝の屈伸から。
「骨盤のところ、このボックスが傾かないように真っ直ぐに…真っ直ぐに……、あぁら、カヨさん随分強くなったよねぇ
」
「うん、自分でもそう思う
」
最後の部分の前屈のところ。
「あのね、この部分をこうやって前に引っ張られていく…その引っ張る動きについていくイメージで…」
とミスターМの
の襟元をつまんで軽く引っ張ってあげる。
するとミスターМが上体を差し伸ばすように付いてくる。
最後に首の力を抜くと
「ほぉら、さっきよりキレイに背中がのびている
」
レッスン終了後
「カヨさん、ホントにトルソーが強くなったよねぇ、もう丸2年だものねぇ」
「え゛…っ
2年
2年でそこまでなれんの
ならオレも頑張ろう
」
「いやいや…、まるまるお休みした時もあるのよ
」
「それはいっしょ、いっしょ…、おぉ、頑張ろう
」
近頃若返りはじめたミスターМ、さらなる進化を目指します
「あれ?誰かきたみたいですよ」
ん?誰だろう、見学希望の方かな、と出迎えにいこうとしたところにスタジオのドアが開いて
「こんにちはぁ

おぉぉ、ミクちゃん。
部活がお休みだったのでレッスンにきました、とのこと。まぁ嬉しい

では始めましょう、グラン・プリエから。
そういえば前回ミクちゃんが来たときに、グラン・プリエのポジシオンに至ってからのトルソーの立て方をアドヴァイスしたけど、どうなってるかな…、と見ていると…。
うん、いいねぇ、しっかり支えている、引き上げるときの骨盤と胸郭の位置関係も正しい

どのアンシェヌマンでも動き方が丁寧だわ。
そしてロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レール。
彼女の動作脚の膝下はかつて教えた通りの動線をしっかり守っている。
うん、うん、いいわよぉ

さて、センター・レッスン。
メグちゃん&ヤエさんに新しいパを教えたい。
まずは基本の《基》から。
右脚前5番→右脚アテイチュード・ドゥヴァン→5番→右脚アテイチュード・ドゥヴァン→5番→右脚アテイチュード・ドゥヴァン→5番→右脚ルティレ・パッセ→右後ろ5番⇒左脚アテイチュード・ドゥヴァン→5番→左脚アテイチュード・ドゥヴァン→5番→左脚アテイチュード・ドゥヴァン→5番→左脚ルティレ・パッセ→左後ろ5番⇒…………
1回目は2分の1のテンポで練習。


2回目はオン・テンポで練習。
3回目はアティチュードと同時に軸脚はドゥミ・プリエ。

さぁて、それではいきますよぉ。
ちょっと見ててね、と見本を見せる。
アティチュード・ドゥヴァンに脚を上げながらひょい



アンボワテ・アン・ナヴァン(emboite en avant)
はい、一人ずつどうぞ

…








うん、うん、ミクちゃん、着地の足の使い方が丁寧でいいわぁ。足音がしない

「あぁぁ、いまのミクちゃんの動きを見てればよかった…

でしょぉ。
じゃ、もう一度

…








メグちゃん、脚の入れ替えは空中でやるのよ、地面で足踏みするんじゃないの。
ほら、こんな風に、ともう一度見本を見せる。
「あ゛ぁぁ、分かる、自分の動きと先生の動きは全然違うってことが分かる…。そうか…、そうなるのか…」
でもね、“東海道の飛脚”のような動きにはなってないから大丈夫。初めてにしては上出来よ

ミクちゃんは最後にア・ラ・スゴンド・フェッテ・ルルヴェの練習。
「今日はね、アームスをアン・オーでやってみよう

音楽に合わせて1セット練習したあと、修正。


このポイントが曖昧になると、回転にキレがなくなるし、疲れてしまうからね。
では、もう一度。
私は彼女がドゥヴァンにバットマンする方向の隅に立って
「ここ






と合図を送る。
おぉぉ、動きが安定してきた

「後半、疲れてくるとトルソーの切り返しと軸脚のターン・アウトのタイミングがズレてくるから、そこを気を付けようね

「はい

うん、好い笑顔だわぁ。
ミクちゃん&メグちゃんはお疲れ様でした。
続いて《アンチエイジング・レッスン》。
「うぅぅ、筋肉痛になったらどうしよう…

とミスターМ。
先週のレッスンのあと軽い筋肉痛が起きたらしい

エクササイズのメニューはいつもの通り。
中盤、正座して上体の筋力アップと大胸筋のストレッチ。
「ほよ、ミスターМ、随分腕を伸ばせるようになりましたよねぇ」
「う…ん、そうかな…

そう、肩をね以前より開けるようになってるの。
バーに掴まってのエクササイズ。
まずは膝の屈伸から。
「骨盤のところ、このボックスが傾かないように真っ直ぐに…真っ直ぐに……、あぁら、カヨさん随分強くなったよねぇ

「うん、自分でもそう思う

最後の部分の前屈のところ。
「あのね、この部分をこうやって前に引っ張られていく…その引っ張る動きについていくイメージで…」
とミスターМの

するとミスターМが上体を差し伸ばすように付いてくる。
最後に首の力を抜くと
「ほぉら、さっきよりキレイに背中がのびている

レッスン終了後
「カヨさん、ホントにトルソーが強くなったよねぇ、もう丸2年だものねぇ」
「え゛…っ




「いやいや…、まるまるお休みした時もあるのよ

「それはいっしょ、いっしょ…、おぉ、頑張ろう

近頃若返りはじめたミスターМ、さらなる進化を目指します

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