消費増税再延期 日本国債格付け評価のマイナス要因
NHK NEWSWEB 6月3日 5時31分
これは、安倍総理大臣が来年4月の消費税率の引き上げを2年半再延期するとともに、経済対策を盛り込んだ今年度の補正予算案を編成する考えを示したことを受け、大手格付け会社の「ムーディーズ」が発表したものです。
この中で「ムーディーズ」は、「増税延期と財政出動の組み合わせは、政府の財政再建の目標達成に向けた能力と意思に対する疑念をさらに強めるものだ」として、日本国債の信用度を示す格付けを評価するうえで、マイナスの要因になるとしています。
その理由として、増税延期で年間でGDPのおよそ1%に相当する税収の増加が見込めなくなるとしているほか、今後の財政出動に伴って、追加の支出が発生するため財政再建が難しくなることを挙げています。
「ムーディーズ」は現在、日本国債の格付けを上から5番目の「A1」としていますが、今後、2日に閣議決定された経済財政運営と改革の基本方針、いわゆる「骨太の方針」の内容などを見極めたうえで、今の格付けを変えるかどうか判断するとしています。
NHK NEWSWEB 6月3日 5時31分
これは、安倍総理大臣が来年4月の消費税率の引き上げを2年半再延期するとともに、経済対策を盛り込んだ今年度の補正予算案を編成する考えを示したことを受け、大手格付け会社の「ムーディーズ」が発表したものです。
この中で「ムーディーズ」は、「増税延期と財政出動の組み合わせは、政府の財政再建の目標達成に向けた能力と意思に対する疑念をさらに強めるものだ」として、日本国債の信用度を示す格付けを評価するうえで、マイナスの要因になるとしています。
その理由として、増税延期で年間でGDPのおよそ1%に相当する税収の増加が見込めなくなるとしているほか、今後の財政出動に伴って、追加の支出が発生するため財政再建が難しくなることを挙げています。
「ムーディーズ」は現在、日本国債の格付けを上から5番目の「A1」としていますが、今後、2日に閣議決定された経済財政運営と改革の基本方針、いわゆる「骨太の方針」の内容などを見極めたうえで、今の格付けを変えるかどうか判断するとしています。