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国際関係を犠牲に当面、冷却化を覚悟か北朝鮮 (時事通信)

2012年12月02日 | 東アジアニュース
国際関係を犠牲に=当面、冷却化を覚悟か-北朝鮮 (抜粋記事)
時事通信 2012/12/02-00:14)

 【ソウル時事】北朝鮮の衛星打ち上げと称した長距離弾道ミサイル発射予告により、国際社会との関係悪化は必至だ。経済再建と国民生活向上を目指し、対外協調路線を取るとみられてきた金正恩体制だが、国際関係の犠牲をいとわず、内部の論理を優先した形だ。
 北朝鮮は4月のミサイル発射以後、核実験の準備を進めたが、中国をはじめとした国際社会の反発で取りやめた。米国との関係は冷却化したものの、中国との経済協力や日本との対話などを進めた。ミサイル再発射は、こうした動きに逆行するもので、北朝鮮の外交的メリットは少ない。

 韓国では、ミサイル発射予告を受け、与党セヌリ党と最大野党民主統合党が1日、北朝鮮を非難し、計画撤回を求める論評を発表。北朝鮮に反発する世論が高まれば、大統領選でより北朝鮮に厳しい姿勢を取る保守系与党セヌリ党の朴槿恵氏に有利に働く可能性が高い。協力を前面に掲げた最大野党民主統合党の文在寅氏が勝利しても、政権初期は一定の厳しい姿勢を取らざるを得なくなる。

 また、4月からわずか8カ月での再発射に対しては、国連安保理でも制裁決議を求める声が高まる可能性が高い。5、6日予定の日朝局長級協議をめぐっては、日本側が開催延期を通告し、今後の行方が不透明になった。



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