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フック首相「越日はパートナーかつ友人」、日本メディアの取材で (VIETJO ベトナムニュース)

2016年05月28日 | ASEAN諸国ニュース
フック首相「越日はパートナーかつ友人」、日本メディアの取材で
(VIETJO ベトナムニュース 2016/05/27 07:15 JST配信)


 グエン・スアン・フック首相は26日から28日にかけて、三重県志摩市賢島(かしこじま)で開催中の主要国首脳会議(G7伊勢志摩サミット)に合わせたアウトリーチ(拡大)会合に出席するため、日本を訪問している。フック首相にとって現職就任後初の訪日となる。

 フック首相は、訪日を前に日本放送協会(NHK)や共同通信社、日本経済新聞社など日本メディアのインタビューに応じた。

 フック首相はインタビューで、「43年前に国交が樹立されて以来、越日関係はあらゆる面で年々深まっている。両国は戦略的パートナーというだけでなく、類似した文化を有し、経済的利益を共にする、互いに信頼できる友人同士でもある」との認識を示した上で、「両国関係はこれまでで最も良好な発展段階にある」と述べた。

 両国の経済については、「両国間の2015年の貿易額は280億USD(約3兆0800億円)に達し、2000社余りの日系企業数がベトナムに進出している。ベトナムで実施されている日本の投資案件数は3000件余り、その投資認可額は計390億USD(約4兆2900億円)に上る。また、2015年に約70万人の日本人がベトナムを訪れ、約20万人のベトナム人が日本を訪問した」とし、経済だけでなく、両国国民の交流活動も活性化していることを強調した。

 こうした両国関係を踏まえた上で、フック首相は日本との包括的な協力関係を更に強化すると共に、地域の平和維持、各国間の友好・協力関係の推進に貢献したい意を示した。

 日本に対しては、ベトナムの裾野産業の発展に向けて協力を求めると共に、2020年までに貿易額を現在の2倍に増やすべく越日経済連携協定(VJEPA)を効果的に展開し、ベトナムに対する日本の政府開発援助(ODA)を高水準に維持するなど、両国で共に取り組んでいくことを望むと述べた。


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