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中国念頭に「強い非難」 ィリピンに巡視艇10隻供与 (時事通信)

2014年05月31日 | ASEAN諸国ニュース
中国念頭に「強い非難」フィリピンに巡視艇10隻供与 アジア安保会議で安倍首相
時事通信 2014/05/30-22:43)
 シンガポールで開かれたアジア安全保障会議で基調講演した。南シナ海で緊張をもたらしている中国を念頭に「既成事実を積み重ね、現状の変化を固定しようとする動きは、強い非難の対象とならざるを得ない」と強くけん制。中国と領有権を争うフィリピンに新しい巡視艇10隻を供与する方針を表明した。

 首相は講演で「法の支配」の重要性を重ねて強調。「東南アジア諸国連合(ASEAN)と中国の間で、真に実効ある行動規範が速やかにできるよう期待してやまない」と関係国に努力を促した。
 また、南シナ海で中国と領有権を争っているフィリピンやベトナムが、国際法に基づいた平和的解決を目指していることに支持を表明した。「日本は、ASEAN各国の海や空の安全を保ち、航行・飛行の自由を保全しようとする努力に対し、支援を惜しまない」と述べ、新たな防衛装備移転三原則に基づき、警戒・監視などの分野で防衛装備品供与を含む支援に乗り出す考えを示した。

 沖縄県・尖閣諸島をめぐり中国と対立する東シナ海情勢では、中国軍戦闘機が24日に自衛隊機に異常接近したことを踏まえ、「戦闘機や艦船による危険な遭遇を歓迎しない」と強調。中国との不測の事態を防ぐための「海上連絡メカニズム」構築に向けた協議が停滞していることに言及し、「交わすべきは言葉だ」と対話促進を呼び掛けた。
 
 また、安倍政権が掲げる「積極的平和主義」や、集団的自衛権の行使容認に向けた取り組みを説明。日本の戦後の平和国家としての歩みにも触れ、「これからの幾世代、変わらず歩んでいく」と約束した。(



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