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アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

米国、世界のリーダーとしての地位を中国に明け渡しつつある (ウォール・ストリート・ジャーナル)

2013年07月20日 | 東アジアニュース
 元朝・明朝・清朝歴代王朝には海路貿易や貨幣経済などの新機軸(イノベーション)によってアジアの宗主国として君臨できた。しかし大陸の栄枯盛衰歴史は元朝・明朝・清朝そうであった様に領土膨張と経済力の衰退によつて滅亡しました。
 現在の中国には歴代の王朝と同じ様な新機軸(イノベーション)を生み出す発想が全くない。中国に有るの膨大な不良債権だけです。中国は歴代の王朝と同様に領土膨張と経済力の衰退によつて滅亡するでしょう。


 米国、世界のリーダーとしての地位を中国に明け渡しつつある 調査 (抜粋記事)
ウォール・ストリート・ジャーナル 
2013年 7月 18日 20:50 JST By JAMES T. AREDDY


 今回の調査は、ここ30年間の中国の景気拡大と08年の米経済の低迷の世界的な影響で、世界で最も人口の多い国である中国と世界最大の経済国である米国をめぐる認識が見直されていることが示される結果となった。

 この調査報告では、「中国の経済力は増強しており、多くの人々が最終的には中国が世界で最も優勢な超大国として米国に取って代わると考えている」と結論づけた。

 新たな統計では、米国人のうち47%が同国が引き続き中国に対しリードを保ち続けると確信しており、その割合は低下していることが示された。08年の調査ではそうみている割合は54%だった。これとは対照的に、中国人の約3分の2は中国が既に米国を追い越している、あるいは、最終的には追い越すと回答しており、また、56%が中国は一層の尊敬に値すると回答していることが明らかになった。

 さらに、今回の統計では、相互不信も深まっていることが示唆されている。米国人のうち中国を好感しているとの回答は37%にとどまり、中国人のうち米国に対し良好な見方をしているのは40%だった。両国ともに、ピュー・リサーチが08年にこの質問を行うようになって以来、良好な見方の割合は低下している。

 米国との関係を協力的と表現した中国人は回答者の3分の1未満にとどまり、以前の68%から大幅低下した。中国で急落するオバマ米大統領の評価と相通じる内容となった。

 中国人のうち約23%は米国との関係を非友好的と表現している。ピュー・リサーチは、中国はイスラム教国以外では回答者の半数以上が米国人に対し好意的でない見方をしている唯一の国だと指摘した。こうした見方を持つ中国人は54%。


 今回の調査は、中国は自国の評判に関して一層の努力が必要であることを示している。米国は世界中で63%の好意的な評価を得ており、中国と比べて、他の諸国からパートナーとみなされることがずっと多いことが分かった。一方、中国は同国以外で調査対象となった人々のうち好意的な評価をしているのは半数にとどまった。

 中国がいい印象を得ているのは科学や技術といった分野だ。いわゆる「ソフトパワー」は、米国が持つ全般的に良好な国際的イメージにおいて、特に強い側面だ。ピュー・リサーチの結論によると、科学と技術は中国が持つ最も人気のあるソフトパワーだ。中国は、アフリカと中南米に最大の影響を与えており、アフリカ人の約59%が中国の事業のやり方を高く評価しているという。

 ただ、こうした成果をもってしても、中国は必ずしも人気を得ていない。ピュー・リサーチの調査では、中国の軍隊や人権政策は広範に嫌気され、文化の輸出にはほとんど関心がもたれていない。

 それでも、明白な反中感情は世界中では限定的だという。中国は日本人回答者の間で最も人気が低い。日本人回答者のうち、好感しているという回答は5%にとどまっており、大半は中国が優勢な超大国になることに懐疑的だ。日本での感情は中国との領有権問題をめぐる緊張に続くものだが、ドイツでも中国への大規模な輸出にもかかわらず、中国に対する良好な見方はますます減っている。

 一方、中国を最も支持する諸国にはマレーシアとパキスタン、ケニア、セネガル、ナイジェリア、ベネズエラ、ブラジル、チリなどが含まれる。アジアとアフリカ、南米地域では中国はパートナーと見られているが、大半の諸国にとって中国はパートナーでも敵でもない。



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