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7月世界PMI、米・ユーロ圏は改善し中国悪化 (ロイター)

2013年07月25日 | 中国バッタ屋経済の終焉
7月世界PMI、米・ユーロ圏は改善し中国悪化
ロイター 2013年 07月 25日 02:04 JST

[ロンドン/ニューヨーク 24日 ロイター] - 24日発表された世界各国地域の購買担当者景気指数(PMI)は、ユーロ圏が総合で約1年半ぶりに節目となる50台を回復したほか、米製造業も改善する一方、中国製造業は11カ月ぶりの水準に悪化した。

 マークイットが発表した7月のユーロ圏PMI速報値は、総合が50.4と前月の48.7から上昇し、1年半ぶりの高水準となった。総合PMIが50を上回るのは2012年1月以来。予想の49.1も上回った。PMIは50が景況の改善・悪化の節目となる。

 一方、HSBCが発表した7月の中国製造業PMI速報値は47.7で、前月の48.2から低下、11カ月ぶりの低水準を記録した。50を下回るのは3カ月連続で、新規受注と雇用が落ち込んだ。雇用指数は6月の47.6から47.3に低下、2009年3月以来、約4年ぶりの低水準となった。

 TD証券(シンガポール)のアジア太平洋調査部長、アネット・ビーチャー氏は「統計を受け、中国経済がハードランディングするとの恐れが強まるかもしれない」とした上で、経済成長率は引き続き7%程度に向かって鈍化する見通しと述べた。

 こうしたなか、マークイットが発表した7月の米製造業PMI速報値は4カ月ぶり高水準となる53.2で、6月の51.9から上昇した。新規受注が盛り返したほか雇用も改善、生産も4カ月ぶりの高水準となった。

 ピアポント証券(コネティカット州)の首席エコノミスト、スティーブン・スタンリー氏は「米製造業は今年に入ってからさえない状況に見舞われていたが、今後は多少好転するだろう」と指摘。ただ依然、堅調な状態とは言えないと述べた。

 製造業の改善は第3・四半期の米経済成長に向けてプラスだが、マークイットの首席エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は、米連邦準備理事会(FRB)が金融緩和策の終了時期を早める展開は見込めないと予想。「刺激策の縮小に経済が耐え得ると自信を深める前に、政策決定者らは一段の成長強化を確認する必要がある」と話した。


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