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来年の「逆張り」予想、中国バブル崩壊も (ロイター)

2014年12月07日 | 中国バッタ屋経済の終焉
来年の「逆張り」予想、中国バブル崩壊も (抜粋記事)
(Jamie McGeever記者)

ロイター 2014年 12月 7日 01:37 JST


2015年の経済はどうなるのか。コンセンサス予想は必ずしも当たるとは限らないため、「逆張り」派の予想をいくつか集めてみた。

[ロンドン 4日 ロイター]- 来年の経済を見通す上で、「逆張り」派の予想にも目を向けて見よう。コンセンサス予想が必ずしも当たるとは限らないからだ。

2015年のコンセンサス予想は、1年前に示された14年の予想とあまり変わらない。すなわちドル高、米国債とその他の国債利回りの上昇、米国経済のアウトパフォーム、世界的な株価一段高、そしてデフレ阻止のために「何でもやる」中央銀行、という組み合わせだ。

このうち一部は確かに今年実現したが、米国債利回りと世界的な債券利回りが急低下したり、原油価格が40%近くも下落すると予想した専門家はほとんどいなかった。

2015年の逆張り予想を以下にいくつか集めてみた。


(1)中国の経済危機
中国の信用バブルが崩壊し、不良債権が増大して全面的な金融危機を巻き起こす。政府が7.5%を目標とする成長率は2%に鈍化する。 ファソム・コンサルティングはこのシナリオの確率を35%としている。

(2)輝くユーロ圏
 ユーロ圏がついに休眠状態から抜け出す。原油価格の下落、ユーロ安、欧州中央銀行(ECB)による追加金融緩和と金融システムの健全化が支えとなり、成長率は2%に大きく躍進する。JPモルガン・チェースは基本シナリオで成長率を1.6%に置きながらも、2%成長は可能だと予想している。1.6%成長であっても、エコノミスト50人超を対象とするロイター調査の予想平均1.1%より楽観的だ


(3)ドイツ国債利回りが上昇

モルガン・スタンレーは10年物ドイツ国債利回りが来年1.35%と、先月付けた過去最低の0.69%から急上昇する可能性を予想する。ECBの物価押し上げ能力を投資家が信頼し、市場金利を押し上げるという理屈だ。

1年前に示された14年末のドイツ10年債利回りのコンセンサス予想は2.3%と大間違いになった。

(4)英国の政治リスク

英国では5月に総選挙が予定されており、キャメロン首相は保守党が勝利すれば欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票を行う計画だ。スコットランド民族党が躍進すればスコットランドの独立問題が蒸し返され、英国の政治リスクは一気に高まりかねない。

スコットランド独立を問う今年9月の住民投票の直前にポンドが下落した経験を踏まえれば、来年の総選挙前に投資家は再び怖気づくかもしれない。ソシエテ・ジェネラルは「選挙に向けて、英国資産から抜け出せ」と警告を発している。

(5)ドル安

金融市場は、2015年はドル高が進むとの見方でほぼ一致しており、意見が分かれるのはその「程度」だけ、といった具合だ。しかし「クラウデッド・トレード(取引の偏り)」と呼べるものがあるとすれば、現在のドル相場が正にそれだろう。ドルはことし既に11%上昇し、過去30年間で3番目にドル高が進んだ年となった。しかもほとんどが6月以降の上昇分だ。一息付く時ではないだろうか。


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