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歴史認識で対処要求 韓国外相 (時事通信)

2013年07月02日 | 日韓紛争
歴史認識で対処要求 韓国外相 岸田氏「未来志向へスタート」
時事通信 2013/07/01-23:36)

 【バンダルスリブガワン時事】岸田文雄外相と韓国の尹炳世外相は1日午後(日本時間同)、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会合が開かれているブルネイの首都バンダルスリブガワンで約25分間会談した。両外相は、重要な隣国として緊密な協力をしていく方針を確認した。一方、尹外相は「歴史は魂」と述べ、日本の閣僚の靖国神社参拝や従軍慰安婦問題を念頭に歴史問題への日本側の対応を求めた。
 
 日韓外相会談は安倍晋三、朴槿恵の両政権発足後初めて。尹外相が歴史問題で厳しい姿勢を示したことで、島根県・竹島や歴史認識の問題で冷え込んだ両国関係が直ちに改善に向かうかは不透明だ。
 
 岸田外相は会談後記者団に「今回の会談は尹外相との初の会談で、未来志向の関係を築いていく上でスタートになったと考える」と語った。
 韓国側によると、会談で岸田外相は「過去に特にアジア諸国に多大な損害と苦痛を与えたという歴史認識を安倍内閣も持っており、歴代内閣の方針を全体的に継承していく考えだ」と表明。尹外相は、歴史問題を含め幅広い対話で意思疎通を図りたいとの考えを示した。
 
 尹外相はまた、日本国内で繰り返されている在日韓国人の排斥を掲げたデモへの対応を要求。岸田外相は「法治国家として、法にのっとって対処する」と応じた。
 会談では、北朝鮮の核・ミサイル問題について、米国も加えた日米韓3カ国で緊密に連携していく方針を確認した。 
 
 尹外相は4月下旬に訪日を予定していたが、麻生太郎副総理らの靖国参拝に反発して見送った。その後、韓国側が会談に前向きな姿勢を見せ、両政府はブルネイでの会談実現へ調整を続けていた。外相会談は昨年9月、ニューヨークで当時の玄葉光一郎外相と金星煥外交通商相が行って以来。



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