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日韓修復、ようやく緒に 容易でない信頼醸成 (時事通信)

2013年07月02日 | 日韓紛争
日韓修復、ようやく緒に 容易でない信頼醸成 外相会談
 (時事通信 2013/07/01-21:57)

 【バンダルスリブガワン時事】日韓両政府は1日、双方で現政権が発足して初めてとなる外相会談をようやく実現させた。岸田文雄、尹炳世両外相は会談で、未来志向の関係構築へ協力を確認。冷え込んだ日韓関係は修復への一歩を踏み出した。ただ、島根県・竹島の領有権問題や歴史認識で根深さが浮き彫りになった相互不信を解消するのは容易ではなさそうだ。
 「今後につながる会談だった」。岸田外相は約9カ月ぶりとなった外相会談を足掛かりに、韓国との関係改善を進める考えを記者団に示した。

  日韓関係は昨年8月、李明博前大統領が日本政府の制止を無視して竹島上陸を強行すると一気に冷え込んだ。その後、日韓で政権が代わり、今年4月には尹外相が来日して外相会談を開催する予定だったが、麻生太郎副総理ら安倍内閣の閣僚が靖国神社を参拝したことに韓国側が強く反発、会談は中止となった。
 
 尹外相は1日の会談でも4月の訪日見送りに触れ、「残念だ。なぜそのような状況が発生したのか、岸田外相も日本政府も十分認識されていると思うので、この場で再び申し上げない」と、「右傾化」も指摘される安倍政権にクギを刺した。竹島問題と歴史認識は依然、日韓両国間に横たわる深い溝と言える。
 
 日本外務省関係者は、韓国側が会談に応じたことについて「国際会議の場だから会ってもいいとなったのだろう」と指摘。「双方が相手方の首都を訪ねれば、竹島や従軍慰安婦に触れざるを得ない」とも語り、第三国で外相会談が実現しても、相互訪問はそう簡単ではないとの見方を示した。
 
 今回、日韓外相がようやく会談の運びとなったのは、両国と同盟関係にある米国の働き掛けも大きい。核・ミサイル開発への野心を捨てようとしない北朝鮮の問題に対処するには、日米韓3カ国の連携は欠かせないためだ。「米国からいろいろ言われている」。外務省幹部はこう明かした。



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