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米中協力を確認 習主席、トランプ氏と電話協議 (時事通信)

2016年11月15日 | 米中紛争と東アジア
米中協力を確認 習主席、トランプ氏と電話協議
時事通信 2016/11/14-18:09)

【北京時事】

 中国外務省によると、習近平国家主席は14日、米国のトランプ次期大統領と電話協議し、新政権下での米中の協力姿勢を確認した。習主席は「協力が中米両国の唯一の正しい選択だということを事実が証明している」と強調。トランプ氏も「あなたと米中の協力を強化したい」と前向きな関係構築に意欲を示した。

 米大統領選後、両者の電話協議は初めて。早期に会談し、2国間関係や共通の関心事をめぐり意見交換することで合意。南シナ海問題など対立点に関しては突っ込んだやりとりをしなかったとみられ、中国側は今後、政権移行チームと連絡を取りながらトランプ氏の出方を探る考えだ。
 電話協議で習主席はトランプ氏の当選に祝意を伝達し、「中米協力にはチャンスと潜在力があり、双方は協調を強化し、各分野での交流・協力を切り開かなければならない」と指摘。「私は中米関係を重視しており、米国と共に努力し、関係を前進させたい」と協力強化を前面に訴えた。
 トランプ氏は「習主席の米中関係への見方に賛同する」と述べ、「両国はウィンウィンを実現できる。米中関係がさらに発展できると信じている」と語ったという。 
 中国は、南シナ海問題などで対立したオバマ政権のアジア重視政策がトランプ次期政権で方針転換されることに期待を寄せる。中国では実業家出身のトランプ氏が政治的な対立よりも経済面での実利を優先するとの見方が出ている。トランプ氏が環太平洋連携協定(TPP)に反対していることも歓迎しているもようだ。
 一方でトランプ氏は中国の「為替操作国」への認定や、中国からの輸入品に高率関税をかけることなど強硬な方針も表明しており、経済政策の行方には警戒する声も上がっている。



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