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アジア安保会議開幕、中国の海洋進出をけん制 (Viet-jo.com)

2014年05月31日 | ASEAN諸国ニュース
アジア安保会議開幕、中国の海洋進出をけん制
Viet-jo.com 2014/05/31 08:00 JST配信


第13回アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)が30日にシンガポールで開幕した。同会議では、各国の国防大臣と軍首脳が一同に会し、アジア太平洋地域の安全保障について話し合う。今年は中国による海洋進出が主な論点になると見られている。

 ベトナムから参加しているフン・クアン・タイン国防相は30日、英国やニュージーランドの国防首脳のほか、米国の航空機メーカー「ロッキード・マーティン」の代表者らと会談した。なお、同社は軍需部門で世界有数の売上を誇る戦闘機メーカーでもある。タイン国防相は31日、米国やフランスの国防首脳とも会談する予定。

 今年の会議は、東シナ海と南シナ海の領有権をめぐって緊張が高まる中での会議となる。南シナ海では、ベトナムが領有権を主張する海域で中国が石油掘削を開始。これを発端とし、ベトナム国内で大規模な反中デモが発生して、暴徒化した一部のデモ隊により外資系企業が襲撃されるという事件に発展した。両国艦船の衝突や放水合戦も頻発しており、依然として緊張状態が続いている。

 また、東シナ海では先日、ミサイルを搭載した中国軍の戦闘機が、東シナ海の公海上空を飛行する日本の海上自衛隊機に数十メートルの距離まで異常接近するなど、中国による挑発行為がエスカレートしている。

 なお、日本の安倍晋三首相は30日夜の基調講演で、国際協調主義に基づく「積極的平和主義」を理念とする日本の安全保障政策について発表した。これは、日本が防衛で積極的な役割を果たし、米国など多国籍パートナーと協力して地域的安全保障と繁栄を確保するというもの。


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