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アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

日中首脳、関係改善で一致 「適切に懸案処理」 (時事通信)

2016年11月21日 | 東アジアニュース
日中首脳、関係改善で一致 「適切に懸案処理」
時事通信 2016/11/21-05:22)

  【リマ時事】
 安倍晋三首相は20日午前(日本時間21日未明)、中国の習近平国家主席とペルーの首都リマで約10分間会談し、日中関係の改善に引き続き努めることで一致した。東シナ海をめぐる緊張などを念頭に、両首脳とも「懸案を適切に処理する」との意向を示した。
 
 首相は来年が日中国交正常化45周年に当たることなどに触れ、「日中関係を全面的に改善させたい。懸案を適切に処理しながら、大局的な観点から安定的な友好関係を築いていきたい」と強調。年内に東京開催を調整している日中韓首脳会議に合わせた李克強首相の初来日に関し、「日中2国間関係の文脈においても実り多い訪日としたい」と述べた。
 これに対し、習氏は「首相の言葉に印象付けられた。懸案を適切に処理し、国民感情を醸成し、関係を改善させていくことが重要だ」と応じた。
 両首脳の会談は、9月に中国・杭州で行われて以来。今回はアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の合間に、会場内で通訳のみを交えて行われた。両氏は別れ際に握手も交わした。


領土交渉、見えぬ進展 安倍首相周辺「やはり厳しい」 日ロ首脳会談 (時事通信)

2016年11月21日 | ロシアのニュース
領土交渉、見えぬ進展 安倍首相周辺「やはり厳しい」 日ロ首脳会談
時事通信 2016/11/20-18:53)

 【リマ時事】北方領土交渉の進展に向け「詰め」の協議と位置付けられた19日の日ロ首脳会談。安倍晋三首相はロシアが期待する経済協力プランの着実な実施を約束すると同時に、領土問題で踏み込んだ提案を行ったもようだ。だが、プーチン大統領の反応は芳しくなかったとされ、首相同行筋は「首相は『やっぱり領土問題は厳しい』と実感したようだ」と明かした。

 首相は会談後、こわばった表情で「そう簡単ではない」「一歩一歩前進していきたい」と繰り返した。9月のロシア・ウラジオストクでの会談後、「手応えを強く感じ取ることができた」と語ったのとは対照的だ。同行筋は「首相は表情が明るくなかった」と認め、「理由を聞くのはつらいから聞いていない」と心中をおもんぱかった。

 今回の会談に当たり、両政府は8項目の経済協力プランの作業計画を取りまとめた。プーチン氏の関心が高いロシア極東での医療事業や都市環境整備、エネルギー開発など広範な案件を盛り込み、政府関係者が「日本側の本気度が伝わるはずだし、手応えはあった」と胸を張る内容だ。

 実際、プーチン氏は首脳会談の全体会合で「作業計画を1ページ目からじっくり読み込んでいた」(同行筋)。しかし、この後、通訳を交えた首脳2人だけの会談では、作業計画に高い関心を示す一方、首相の話は「あまり聞いていなかったらしい」(同)という。

 9月の前回会談後、目立った変化は、米大統領選でロシア寄りとも取れる発言をしてきたトランプ氏の勝利と、日ロ経済協力を担当したウリュカエフ前経済発展相の訴追・解任だが、ロシア側の対応にどう影響したかは不明だ。外務省幹部は「一つの節目に近づけば近づくほど、交渉が難しくなるのは自然だ」と解説した。

 首相は、あくまで経済協力をテコに領土交渉を動かしたい考えだ。19日の会談後、12月15日に地元の山口県長門市で予定する次回会談に向け「経済協力はしっかりやってくれ」と周辺に指示した。
 だが、会談結果を受け、政府内からは領土問題で目に見える成果を上げるのは厳しいとみて、期待値を下げるかのような声も漏れ始めた。ある関係者は「12月15日はゴールではなくスタート。今後の方向性を確認できれば十分だ」と語った。


安倍首相、ロシアとの領土問題で「解決へ道筋が見えてはいる」 ( sputniknews)

2016年11月21日 | ロシアのニュース
安倍首相、ロシアとの領土問題で「解決へ道筋が見えてはいる」
sputniknews 2016年11月20日 15:53

安倍首相はプーチン大統領との会談の後、領土問題の「解決へ道筋が見えてはいる」と述べた。共同通信が報じた。

「(領土問題を含む平和条約解決の)道筋が見えてはきているわけでありますが、一歩一歩山を越えていく必要があります。一歩一歩進んでいかなければいけない。大きな一歩を進めるということはそう簡単ではないわけでありますが、着実に一歩一歩前進していきたいと思っています」と安倍首相は述べた。

日露首脳会談は、両首脳がAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議に参加するため訪れているペルーで行われた。プーチン大統領は会談で、日露関係は相互作用のツールの一部が再開されたおかげで前に進んでいると指摘した。 「われわれは相互作用のツールの一部を再開させ、そのおかげで、二国間関係の発展へと前に進むことが出来ている」とプーチン大統領は述べ、この発言は、外務省、国防省、安全保障会議を通じて行われた二国間協議についての話だと説明した。 安倍首相は、プーチン大統領を日本で賓客としてもてなすことを約束した。プーチン大統領の訪日は12月15日から16日を予定している。