アジア・オセアニアNews blog ~お日様とお月様の光と影~

アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

露日は深刻な問題についても互いに質問しあい、答えあうことを恐れない (sputniknews)

2016年01月13日 | ロシアのニュース
露日は深刻な問題についても互いに質問しあい、答えあうことを恐れない
sputniknews2016年01月13日 00:40

 モスクワ入りしている高村正彦・自民党副総裁が、鳩山由紀夫氏に代わり、日本におけるロシア文化祭の実行委員長になった。高村氏は日本の与党の政策決定上のキーパーソンであり、自民党切っての外交通として知られる。また、ロシアのクラシック音楽の愛好家としても知られる。

高村氏 は今回の訪問で、ラヴロフ外相やナルィシュキン下院議長と会談する構えだ。なお、ナルィシュキン氏は、日本におけるロシア文化祭の共同実行委員長である。先に報道されているように、今回の訪問は、今年、両国対話を活性化し、様々なレベルで伝統的なコンタクトを継続することを目指したものである。高村氏自身、訪問目的のひとつは「ハイレベル対話継続のチャンスを模索」することにあると述べている。

 リア・ノーヴォスチのインタビューに対し高村氏は、プーチン大統領に宛てた安倍首相の書簡を手渡すことになっている、と明かした。おそらくそこにはプーチン大統領の訪日に関する記述があるだろう。また、安倍首相がロシアのいずれかの都市を訪問する計画についての言及もあるだろう。たしかに昨年11月にトルコのアンタルヤで行なわれたG20サミット後、そうした招きがプーチン大統領から安倍首相にあったことが判明している。
 専門家によれば、安倍首相は5月に三重県で行なわれるG7サミットの前に欧州歴訪を計画している。その途中でロシアに寄り、プーチン大統領と会談する可能性もある。会談場所の候補と目されているのは、サンクトペテルブルグまたは、ウラジオストクだ。


 高村氏は11日、日本の国会との協力を担当するロシアの議員団と会合を持ち、露日関係を討議した。高村氏によれば、「ロシアの議員たちとの率直な意見交換で、議会間交流のさらなる活発化、両国間の信頼関係強化が促進される」。一方、日本の国会との協力を担当するロシアの議員団調整役であり、ロシア議会下院天然資源・自然利用・エコロジー委員会副委員長のミハイル・スリペンチュク氏は次のように述べた。


 「議員同士の会合は極めて重要と思う。なぜなら我々は、深刻な問題についても、互いに質問しあい、答えあうことを恐れないからだ。我々が日本にいた当時、ウクライナについての質問にも回答を行なった。今我々は全く冷静に、日本の議員らとクリル諸島について話している。なぜなら彼らも我々も、この問題が重要であることを理解しているからだ。
 そうした率直な対話のお陰で、鋭利な角がだんだん鋭利でなくなっていくのである。よって、議員間の交流は、両国関係にとって極めて重要なのだ。
 元外相で現在は日露友好協会を率いる高村氏との会談では、私はいつも、両国のふたつの文化が同盟を組むことで、世界経済に強い刺激を与えることが出来る、と強調する。ロシアは日本と仲良くし、日本はロシアと仲良くしなければならない、と。今回の会談では、プーチン大統領の訪日が準備されている、との一定の情報があった。両国関係の多くが今、この訪問にかかっていると思う。」


 高村氏がモスクワで持つ一連の会談では、諸々の国際問題にも言及がなされる見込み。中東情勢や北朝鮮の先日の行動についても意見が交わされる。日本のメディアによれば、北朝鮮に対する一定の措置を講じるための議論もなされる。
高村氏の訪露は13日まで。

米国、韓国に続き、北朝鮮による弾道ミサイル発射の映像はフェイクであると断定 (sputniknews)

2016年01月13日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
米国、韓国に続き、北朝鮮による弾道ミサイル発射の映像はフェイクであると断定
sputniknews2016年01月12日 20:25

 北朝鮮の弾道ミサイルが成功裏に発射された模様を収めたとされるビデオは偽物である。カリフォルニアのミドルベリー研究所付属ジェイムス・マルティン拡散問題研究センターが結論を下した。ロイターが伝えた。

 同センターが北朝鮮テレビの映像を調査し、映像が、2014年5月に行なわれた前回のスカッドミサイル打ち上げの映像と新しい映像を無理に組み合わせたものに過ぎないことが分かった。

 メリッサ・ハンナム上級分析官によれば、新たな映像を作るに際しては、ミサイルが破裂する場面が削除された、という。
また、分析の結果、北朝鮮のテレビで報道されている2つの映像は、同一のケースを映した2つの映像に過ぎない、ということが分かった。

 「違う角度から撮られた映像なのだが、数発が相次いで発射されたという印象を与えるよう、編集されていた。しかし立て続けに映像を見比べれば、同一の事象であることが分かる」と専門家。
北朝鮮の映像が捏造であるとの見方を、先に韓国軍が示していた。

 それによれば、実際には発射は失敗した。北朝鮮はまだ弾道ミサイルを搭載し、常時機動が可能な潜水艦を保有していない。
1月初頭、北朝鮮の朝鮮中央テレビの放送で、潜水艦発射式の弾道ミサイルの発射の映像が映された。ミサイルが水中から突き上がり、空に消えていく、というもの。昨年12月に行なわれたものだということだった。

北朝鮮、潜水艦ミサイル実験映像を編集 米シンクタンク (ロイター)

2016年01月13日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
北朝鮮、潜水艦ミサイル実験映像を編集 米シンクタンク
ロイター 2016年 01月 12日 15:00 JST

[ソウル 12日 ロイター]

  北朝鮮が4回目の核実験後に公表した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験映像について、米カリフォルニア州のシンクタンクが「編集されている」との分析結果を明らかにした。

北朝鮮国営テレビは8日、昨年12月に行われたとするSLBM発射実験の映像を放映。昨年5月に実施された前回の実験と異なり、すぐに公表されなかったことになる。

ミドルベリー国際大学院のジェームズ・マーティン不拡散研究センターでシニア研究員を務めるメリッサ・ハンハム氏は「発射されたロケットが燃え始め、その後無残にも失敗した」と電子メールで指摘。「北朝鮮はこの事実を覆い隠す大掛かりな映像編集を施した」と分析した。

韓国軍は9日、北朝鮮は映像を修正し、2014年のスカッドミサイルの映像とともに編集したものとみられると指摘。ただ、ある当局者はロイターに対し、発射技術は5月の実験時よりも向上した可能性があるとの見方を示した。