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アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

ロシア、攻撃の際はシリア支援を表明 (The Voice of Russia)

2013年09月07日 | 国連・国際社会
ロシア、攻撃の際はシリア支援を表明
The Voice of Russia 6.09.2013, 18:31


 ロシアはシリア軍事介入が行われた場合、シリアを支援する。6日、プーチン大統領はG20サミットを総括した記者会見の席で、記者団からの問いに答えたなかでこう語った。
プーチン大統領はまた、ロシアは現在も支援を行っており、「武器を供給し、経済分野で協力を行っている」と付け加えた。大統領は人道分野での協力に期待を表し、「人々を支援するための人道援助物資の供給もそうだが、市民は非常に苦しい状況にいる」と語った。
プーチン大統領は、G20サミットの討論のなかでシリア攻撃には米国、トルコ、カナダ、フランス、サウジアラビア、英国が支持を示し、逆に不支持を表明したのはロシア、中国、インド、インドネシア、ブラジル、南アフリカ、イタリアだったことを明らかにした。
プーチン大統領は、シリア攻撃には国連のパン事務総長もローマ教皇も反対していると指摘し、「これ以外にも西側諸国の大多数の市民がシリアでの軍事行動を支持していない」と強調している。

インターファックス通信

米大統領がシリア軍事行動に向けた姿勢崩さず、G20内の溝浮き彫り (ロイター)

2013年09月07日 | 国連・国際社会
米大統領がシリア軍事行動に向けた姿勢崩さず、G20内の溝浮き彫り (抜粋記事)
ロイター 2013年 09月 7日 03:08 JST
[サンクトペテルブルク 6日 ロイター] - ロシアのサンクトペテルブルクで開かれた20カ国・地域(G20)首脳会議では、ロシアや中国などから対シリア軍事行動への反対が強まるなか、オバマ米大統領は介入を目指す方針を崩さず、見解の一致を見ないまま閉幕した。
 オバマ大統領はサミット閉幕後の会見で、G20首脳の大半が、シリアの化学兵器使用疑惑についてアサド政権に責任があるとの意見で一致したと明らかにした。
シリアで化学兵器が使用されており、化学兵器使用を禁じる国際規則を維持すべきとの考えで合意したとしている。

 ただ、国連の決議がないまま、シリアへの軍事力行使に踏み切ることには、首脳間で異論があったと明らかにし、これについては同意できないと表明。国連安保理は機能不全に陥っているとの見方を示した。

また10日に米国民に向けてシリアに関する演説を行う考えを明らかにした。
オバマ大統領はこの日、ロシアのプーチン大統領と20分にわたり会談したが、両者の溝は埋まらなかった。

 プーチン大統領は、自身とオバマ大統領がいずれも互いの立場を譲らなかったとした上で、少なくとも対話があったことを評価。「相手の主張に耳を傾け、論拠は理解しながらも、見解は一致しない。私はオバマ氏の主張に同意せず、オバマ氏も私の意見に同意しない」とし、「ただ、相手の意見を聞き、分析しようと努力はしている」と述べた。
 中国の習近平国家主席も、シリアへの軍事介入を踏みとどまるようオバマ大統領への説得を試みたが、オバマ氏は自身の立場の正当性を主張した。


 以下省略