3年に一度故、長男の上の孫(現在5年)はこれが最後となるとのことで、他のことより優先して3日午前8時40分から始まった学芸会を見に家内と出かけた。
プログラムに記されている内容を読むと、全校生徒は、百八十名余とのこと。
一時、この小学校が廃校になるとの噂が立ち、数年前に壱学年の生徒数が十名を割った年があったと聞いているが、そのうわさも消え、最近は、徐々に増加し、起伏があるが壱学年
30~40名前後となっているようだ。下の孫がいる2年生は、現在2クラス。
小学校正門に建てられている看板。
体育館は、すでに多くの父兄が席についていた。後ろの方でしばらく様子を観る。
1年生全員による “はじめの言葉” が始まった。
小粒でかわいい児童ですが、皆しっかりしている。
そして、最初の劇が始まった。
プログラムによれば、1年生、3年生、5年生、全校児童、休憩、校長挨拶、2年生、4年生そして6年生の順序で予定されており、最後に「終りの言葉」として6年生代表児童が述べる予定となっている。
それでは、この順に従って紹介します。
1年生。 題目 劇「お化け地蔵」。
1年生の劇、全員が熱演し、大喝采だった。
3年生。 題目 劇「どろぼう学校」。
5年生。 題目 劇「魔法をすてたマジョリン」
孫も大きな声を出していた。
歌の音程と発声のしっかりした素晴らしい少年がいた。
歌「心から心へ」は、会場の皆さんにも呼びかけ、大合唱となる。
全校合唱「怪獣のバラード」。
1年生から6年生まで全員で合唱。
脇で先生たちが木琴等を鳴らして伴奏している。
15分ほど休憩の後、小学校長 挨拶。
「全生徒数が180名余ですが、皆、努力を重ねてここまで来た。その成果をご覧いただき、ぜひ大きな拍手をお願いしたい」と児童への協力を呼び掛けた。
次いで2年生。 題目「スイミー」。
孫がクラゲとなって、大きな声で・・・。
4年生。 題目 「狐狗狸江戸奇談」(こっくりえどきだん)
6年生。 題目 劇「夢から醒めた夢」。
6年生の演技が、とても素晴らしかった。好奇心旺盛なピコと幽霊になってしまった少女マコの演技に見とれ、場内はシーン。
前の席の奥さんは、時々ハンカチで目頭を2度3度と押さえていた。特に、悲しそうなマコの表情と熱演に、私も前の奥さんの涙につられ、目頭が熱くなった。
題目をどこかで聴いたことがあるように思ったので、帰ってからPCで検索しましたら、赤川次郎の子供向け絵本とあり 、それを原作とし劇団四季により公演されたミュージカル作品だそうです。 小学6年生の素晴らしい演技で父兄たちを感動させていました。 ありがとう。
終りの言葉。 この演技をした6年生全員が壇上で、今日の1年生からの感想を述べるとともに、「小学生生活最後の想い出として、今日の演技を何時までも心に留めておきたい」 と述べていた。
隣りにいた我息子に、「この歳になっても、六十数年前の小学5年の時の学芸会で皆と演じた「野口英世の・・・。私は、小原庄助役だったが忘れない。3年に一度は少ないのではないか。1年生は1年の時と、4年の時となる。それで小学卒業。想い出として何時までも残るだろうか。忘れるのではないか。かわいそう。2年に一度ぐらい行えば、児童のみんなが想い出として残るのではないだろうか」と。「先生たちは忙しくなり大変だろうが、・・・。今日のように児童たちが作り上げた劇もあったので、できるんではないか」 と感想を述べた。
5年の孫娘が歳を経ったとき、今日の演技を覚えているだろうか。・・・・。
以上、落合○○小学校の3年に一度の学芸会の模様でした。 小学生徒の入った写真は、差しさわりがあるのでぼかしました。ご理解ください。
今日の会場の体育館の隣では、グランド全面に天然芝が張り替えられ、現在養生中とあった。
校庭グランド全面が天然芝となっている小学校は、珍しいのではないでしょうか。