音楽にこんがらがって

音楽制作を生業としている加茂啓太郎の日常

クワイエットルームにようこそ

2007年10月23日 | Weblog
93年の「セックス・キングダム」から松尾スズキさんの関わるものはほとんど全てチェックしている僕ですが、これは傑作です。

松尾さんは色々やっていても一番面白いのは芝居なんですね。
でも芝居はプラチナ・チケットなので見に行くように薦められないので、彼の才能を伝えきれないもどかしさはファンとしてストレス。
でも、これは芝居のあの感触を出来るだけ映画に置き換える事に成功してます。
前作の「恋の門」は映画にしか出来ない事をしようとした大いなる失敗作ですが、
これは映画としても良いですね。
まずはキャスティングが成功してます。文句なし(特に新境地の蒼井優)

コネタも冴えてます(マトリューウシカ)

でも何で映画の宣伝って写真みたいに「さわやかな感動」みたいになるんですかね。
(そんな映画絶対見に行かないんですけど)

あえて苦言を呈すれば音楽のセンスが松尾さんて薄い(無いとは言いませんが)
気がしました。
エンディング・テーマで、その映画を反芻したいのですが、曲の良し悪しではなく、少し残念。
でも絶対見てください。