フランスに揺られながら DANS LE HAMAC DE FRANCE

フランス的なものから呼び覚まされることを観察するブログ

J'OBSERVE DONC JE SUIS

雨音を聴きながら EN ECOUTANT LA PLUIE

2007-06-10 12:28:12 | 俳句、詩

週末の朝 窓を開け放ち 雨音を聞きながら 静かに時の流れをながめる

これにしく 悦びなし

道ゆくこどもが 落雷にあわせて 声をあげる


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(11 juin 2007)
  Chris 様から句が届く

   En écoutant la pluie
    Un souvenir de Verlaine
     Paris en été


 (12 juin 2007)
  Chris 様に答えて詠める

    des enfants marchent
     en criant avec le tonnerre
      sous la pluie d'été

コメント (9)
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モーツアルトのバイオリン協奏曲 A-S MUTTER JOUE LE MOZART

2007-06-10 01:32:51 | MUSIQUE、JAZZ

2年前のDALF-C1の試験の後、疲れ切ったこの頭を癒してくれたのがモーツアルトのバイオリン協奏曲であった。それ以来、しばしばすべてをまとめて聴くということが多く、最近もその例外ではない。昨夜から今日にかけて、衛星放送でアンネ・ゾフィー・ムター (Anne-Sophie Mutter) がその全曲を指揮をしながら演奏しているのを偶然にも聴くことができた。

デビューした当時からカラヤンのお気に入りだったと記憶しているが、今では立派な演奏家になっている。今回の映像にはカラヤン張りの演出も感じられる。今調べて見ると、もうすぐ44歳。2度目の結婚を2002年にアンドレ・プレビン (André Previn) としていたとは知らなかった。昨年、離婚している。インタビュー映像も出ていたが、話し振りは切れがよく、聞いていて気持ちがよい。少し大きなところから音楽を見てみたくなったのだろうか、最近指揮の勉強も始めたようで、音楽に対する理解が益々深まってきたと言っている。

モーツアルトの音楽は 「雲間から差し込む陽の光」 のようで、時を刻むほどにその味わいが増してくるという。それから面白いことを言っていた。モーツアルトの音楽は俳句のようなものだという。文体が簡潔で行間を読むのに多くの才能を要する。また彼の音楽は静寂に始まり静寂に終る特徴があるとのこと。「美」 と 「静寂」 がキーワード。

存分に楽しませていただいた。

コメント (2)
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