フランスに揺られながら DANS LE HAMAC DE FRANCE

フランス的なものから呼び覚まされることを観察するブログ

J'OBSERVE DONC JE SUIS

今日は待つ身の・・・ JE SUIS UN HOMME QUI ATTEND....

2007-04-12 20:32:39 | 哲学

今日は先日依頼された推薦状を書き終える。そして今取り掛かっている案件の必要書類の到着を待つ。しかし未だ来たらず。少しだけ苛々する。落ち着かないと言った方がよいだろう。通り過ぎないとすっきりしないのは、いつものこと。

移動中にデカルトの 「方法序説」 を日本語訳で読み始めている。ネットからフランス語版も手に入れているので、これからそちらとも読み合わせたいものだ。今、第3部あたりに入っているが、彼の言いたいところがよくわかる。ほとんど違和感がない。自分の中のどこかが共振する。まさに、「人生経験を経た後に哲学を」 である。

    "Primum vivere, deinde philosophari"
    (Vivre d'abord, philosopher ensuite)

人生経験なしに哲学書を理解するのは、なかなか大変ではないだろうか。高校時代に頭に浮かんだこちらの道に突進しなかったのは、ひょっとすると正解だったのかもしれない。それが最近の偽らざる感想である。そして、これからが philosopher する最良の時になるという確信に近いものを感じる。

コメント (5)
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