フランスに揺られながら DANS LE HAMAC DE FRANCE

フランス的なものから呼び覚まされることを観察するブログ

J'OBSERVE DONC JE SUIS

長い散策の後に APRES UNE LONGUE PROMENADE

2007-04-06 22:38:31 | Weblog

3月にある日、午前中に仕事を終え、パリ郊外のモントロイユ Montreuil に向かった。終点の前の方が町の中心のようであったので、クロワ・ド・シャヴォー Croix de Chavaux で降りる。そこから Rue de Paris に沿ってパリ方面に歩く。それから、殺風景なRue Emile Zola に入りひたすら下ると、あるところから雰囲気が一変し、端正で静寂と気品に満ちた住宅街が現れる。通り一つでこうも違うものかとの驚きが襲う。住んでみたいと思わせてくれたそのカルティエがヴァンセンヌの町であった。その雰囲気を楽しみながらどんどん下っていくと、St Mandé の標識があらわれ、さらに下っていくと Général de Gaule 通りに辿り着いた。この通りにはたくさんの不動産屋がある。その中の一つに入り、こちらの様子を聞いてみた。受付嬢も親切で、感じがよい。もと来た道を戻るのは気分が重いのでさらに道を下っていくと、不思議な人口の石の山が見える。その向かいは高級住宅が壁の中に並んでいる。一つ一つ写真に収める。Porte Dorée のメトロが近いはずだが、疲れていたので盲導犬を訓練中の巨大といってもよいくらいの女の子にどこに駅があるのか聞いてみた。"tout en bas" と言われてさらに歩く。Avenue Daumesnil を登っていくと、"tout" というだけあって相当先にそれらしいところがあった。メトロの路線図によるとドメニルが近くなので、郊外の地図を買おうとして降りる。駅近くの雑誌を売っている Point Presse という店でパリ郊外の適当な地図を買う。これまでは見難いと思っていたフランス・スタイルの地図が急に非常にわかりやすいものに変わっていた。今ではこれでなければ駄目という状態になっている。この日の疲れを癒すために、メトロ入り口前のビストロに入り、ビール Affligem、Blanche とJambon d'Auvergne を食べながら一日を振り返っていた。

そこで買ったばかりの地図を眺めていると、先ほどの巨大な石の山が Grand Rocher であること、さらに道を尋ねた近くには盲導犬訓練学校 Ecole de Chiens Guides d'Aveugles があるのを発見し、妙に気分がすっきりしたのを思い出す。

コメント (4)
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