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SPINOZA 哲学に革命をもたらした男 (II)

2007-08-16 23:58:22 | Spinoza

恐るべき異端 Horrible hérésies

1656 年7月27日 (23歳)、彼は歴史に登場する。この日、溢れんばかりの (pleine à craquer) アムステルダムのシナゴーグにおいて、ラビのモルテラはスピノザを不品行 (l'inconduite) を理由にユダヤ人社会から排斥する文を読んでいる。これはカトリック教徒が異端に課した火刑には及ばないが、社会的死を意味する重罪である。具体的には・・・彼と如何なる関係を持ってもならない。何人も彼の2メートル以内に近づいてはならなず、彼と同じ屋根の下に住んではならない。彼の書籍も読むべからず。キリスト教徒の間では仕事ができない時代にあって、ユダヤ人に対して彼を働かせてはならないとしたこの決定は、単なる象徴的な断罪ではなかった。しかも普通は期限を切って行われるのが普通であったが、この刑は無期であった。

彼が霊魂の不滅を否定したことが問題だったのか。神と自然が同一だと主張したことが原因なのか。祈りや儀式を批判しただけではなく、宗教そのものを拒否したことなのか。記録がないので何とも言えない。「恐るべき異端行為」 の実態はわからないままである。

彼は、私の前に開かれた道に喜んで入る "J'entre avec joie dans le chemin qui m'est ouvert." として、それ以来ユダヤ教徒でもキリスト教徒でもなく、彼の理性だけを携えて歩むことになる。彼自身は拒否していたが、父親の商売を継ぐことは不可能になり兄弟に譲る。友人からの経済的支援も断り、一時的に行方が掴めなくなる。

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キーワード
霊魂の不滅 ユダヤ教徒 カトリック教徒 ユダヤ人社会 シナゴーグ アムステルダム
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