パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

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2012年02月10日 | ボランティア
2月10日(金)晴れ

毎朝、カーネーションで笑わせてもらってる。
糸子と北村の会話には特に、『悪代官と越後屋』の匂いが漂っていて、とても好感をもてる・・・(???)
糸子が、自分の感覚が時代遅れなのではないかという不安を抱くシーンがあった。
彼女は、流行りはじめた『サックドレス』をちっとも素敵に思えない。
その自分の感覚を嘆くことに同情した。
お仕事上、その感覚はとても重要なのだろうなあ~
その点、ワタクシは洋服関連で、流行に乗る気は全くこれっぽっちもないので
何を言われようが思われようが構わない。
自分が「この服好きっ!」と思ったものを着て、自分の好きな髪型にして、自分の好きな靴を履く。

先日、ボランティアで広報誌を音訳録音する作業をしたのだが、
その中で『茶道』を「さどう」と読むか「ちゃどう」と読むかが問題になる。
ワタクシは、「けっ!何言っとんのじゃ!さどうだろ、さどう。」
しかし、ワタクシの母より年上のおばさまが「最近は、NHKでも『ちゃどう』って言ってるわよ。」
ワタクシは最年少なので、あまり意見を言わない事にしている(年功序列を重んじる昭和な女)
ただ心の中で、「こうして、間違った読みのほうが広まっていって、いつしかそっちが主流になるってことか?
あたしゃイヤだなあ。
子どもの頃、『ちゃどう』だなんて読んだら末代まで笑われるくらいの勢いだったのになあ~」と思う。
結局『ちゃどう』で読んだらしい。
なんだか気持ち悪くて、何とかおばさまを納得させる言葉はないかと検索してびっくりである。
「ちゃどう」なる言葉も存在してるのねえ~
っつーか、江戸時代までは「ちゃどう」が主流だったげな!
流派によって呼び方が違うという説もある。
表千家「さどう」
裏千家「ちゃどう」
武者小路千家「さどう、ちゃどうどちらでもかまわないが、原則茶の湯を使う」
なかなかおもしろい。
「もし、読む資料が表千家にまつわるものだったら「さどう」と読み、
裏千家だったら「ちゃどう」と読もう、なんという高等技術!」と自画自賛しながら、検索を続ける。
朗読の際使用しているアクセント辞典は、NHK出版のものである。
おばさまがたを黙らせるには(結局黙らせたいのか・・・)葵の御紋よりNHKである。
で、NHK放送文化研究所というサイトの質問コーナーを見つける。

   Q.『「茶道」にはサドーとチャドーの二つの読み方がありますが、
     どちらが正しいのでしょうか。』
   A.放送では、現在どちらで読んでもいいことになっています。

ちょっと脱力するが、その後の解説に少しばかり『さどう』優勢なことも書いてあるので、気になった方はコチラをどうぞ。
で、ワタクシが、何を言いたいかって言いますと・・・
ワタクシ、常々流行とかのアンテナがかなり低いことは自覚しております。
そして、そのことを恥ずかしいとは思っておりませんでした。
しかし、こういう態度が、いろんな情報をシャットアウトしてるのだなあと反省したわけです。
テレビだって、ニュースと少しのドラマと「水曜どうでしょう」しか見ないし。
ラジオは、安住アナの日曜天国しか聞きません。
雑誌は読みません、買いません。
新聞は好きなとこしか読みません。
こんなんじゃ、情報は入ってこないよねえ~
ボランティア仲間のおばさまみたいに、テレビを見てて「この、ちゃどうの先生は・・・」なんてアナウンサーが連呼するのを聞いて違和感を覚え、
辞書で引いたり、検索したりして・・・ということがない。
今回深く反省したのでありました。
こんなワタクシは、塩麹を買う事から始めましょうかねえ。
コメント (6)
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ネコの話

2011年12月13日 | ボランティア
12月12日(月)晴れ

先週の水曜日のこと。
ボランティアの定例会の後、Sさんとお弁当を食べる。
午後から対面朗読の担当だからだ。
Sさんとのペアは初めて。
Sさんは、少々天然気味なおばさま。
見た目、ヒジョーにお若いのだが、息子さんが40歳と聞き、双方でショックを受ける。
「あたしより、息子のほうに歳がちかいのね・・・・・」とは彼女のつぶやき。
「お孫さんもいらっしゃるのですか・・・」とはワタクシのつぶやき。
そんな二人が、時間も忘れるほど盛り上がってしゃべり続けたのが・・・ネコの話。
Sさんは、ご主人を亡くされ、息子さん娘さん達も結婚されてて、今はネコちゃんと二人暮らし。
12年飼ってるというチンチラのサンダー君は、凶暴で、なかなか触らせてくれないらしいが
とにかく可愛くて可愛くてしょうがないとおっしゃる。
ちょっと気に触ると、ガリッと引っ掻いたり噛んだりするらしい・・・
お孫さんが遊びに来たので「触っちゃだめよ」と釘を刺す。
『ぎゃっ』とも『あっ』ともつかぬ悲鳴が聞こえ、慌てて行ってみると・・・
お孫さんの額から鼻にかけてまっすぐに猫ちゃんの引っ掻き傷。
「触ったでしょっ」
「・・・うん・・・」
その凶暴さ、どこかのネコちゃんに似ている。
そこでワタクシが伝授する。
「優し過ぎるからですよ。
ワタクシんちのネコも凶暴で、夫や娘は引っ掻かれたりネコキックされたりしてますが
ワタクシには絶対しません。
そんなことしようもんなら、倍返しで叩かれることを知っているからです。
だから、ワタクシがもみくちゃに抱っこして触りまくってもじっと我慢してされるがままです。」
優しいSさんのお顔が、少しだけ曇った気がしたが・・・
なにはともあれ、ネコ仲間ってだけで、仲良くなれるのだ!

あらっ!そろそろ対面朗読室へ行かなきゃ!
その日の本はミステリー短編集。
男女の別れ話から始まる。
男は黒猫を飼っていて溺愛している。
相手は新潟出身の色の白い女のようだ。
別れ話を切り出しても、粘着質な女のようで、ねっとりとまとわりついてなかなか別れられない。
やっと最後の晩餐を一緒にとっておしまいにするというところまでこぎつけ
男の部屋で、女が手料理を作る。
嫌な予感がする・・・
黒猫ちゃんの身を案ずるワタクシ。
女と黒猫ちゃんはずっと相性が悪かったのだ。
女が部屋に来ると、黒猫ちゃんはいつも本棚の上の箱に逃げていた。
女が料理を作っている。
猫ちゃんは?
本棚の上にいるようだ。良かったぁ~
しかし「いつもより心細げに鳴いてる」と思う男のつぶやきがワタクシの不安を煽る。
まさか、足を1本切って鍋に入れたってことないだろうねっっっ
料理をしながら、女が饒舌に、自分の色の白さを誇るような事を語る。
白ウサギを食べる話も出てきて・・・
愛を成就させるだの、合体させるだの、意味深なことを言う。
ここでまたワタクシはいろいろ妄想する。
もしやこの女、とうとうおかしくなって、自分の白い指とかを切って鍋に入れてないだろうねっっ
その時、朗読してたSさんが、とうとう我慢できずに、朗読を中断して
「嫌な予感がするんだけどっ!」
思わず吹き出すワタクシ。
3人で気持ちを落ち着かせてまた朗読開始。
結局のところ、予想通りその悪魔な女は黒猫ちゃんを殺して料理して男に食べさせ、
残りの頭部のみ冷蔵庫に入れていた。
そして、鼻歌まじりに帰る路地で野良猫ちゃんに声をかける。
「あら!ダミーちゃん!あんなに餌付けしてやったのに、冷たいわねえ~」

すんげー気持ち悪いんですけどっっ!!!
猫好きなワタクシとSさんの、この読後感の悪さを一体どうしてくれるんですかっっっ
と、その本をチョイスしたことを責められるN藤さんであった・・・
コメント (7)
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ボランティア元年

2010年01月18日 | ボランティア
1月18日(月)晴れ
いよいよ試験まで一週間を切った・・・
勉強しなきゃ、勉強しなきゃと気はあせってるのだが、
どうしても土曜日のことを書きたいので、さらさらさら~っと書いておく。

土曜日は、ワタクシ達のボランティアサークルがお手伝いしている
NPO法人視覚障害者福祉協会の新年会であった。
小さなボランティアサークルなので、こういうイベントなどには
交代で出席するようにしている。
で、な~んにもわかってないペーペーのワタクシも
「座ってるだけでいいのよ!」と言われ、先輩お二人と参加する。
土曜日は、寒くて風の強い日であったが、さすがにジーパンはまずかろうと
めったに着ないニットのスーツなんぞ着る。
あ~、足がスースーする・・・
一緒のバスになったHさんと「こんな寒い日に出掛けたくわよねえ~」なんて愚痴りつつ会場へ向かう。
会場には、白杖をついた方、介助されながら歩いて来られる方、続々といらっしゃる。
一テーブル10人ほどの丸テーブルが10以上並んでおり、結婚式のような雰囲気。
ワタクシ達のテーブルには、聴覚障害の方と手話の方お二人がいらして、
会の進行から、来賓の話から、全てを手話で通訳される。
綺麗な手の動きに、思わず見入る。
来賓の中に「平沢勝栄氏」がいらして、祝辞を・・・
いや、祝辞というより、民主の悪口、小沢氏叩きを交えた話をされるが、
いやぁ~さすが、話がうまいね!
最初、選挙の敗北の話から入った時には、苦笑いというか気まづい雰囲気が漂ったのだが、
いつの間にやら聴衆を引きつけたという感じ。
我が区は全国一優良経営の区らしいのだが
これを褒めたたえつつ「一番じゃないといけないのかと言う人達もいますが、
一番は素晴らしいことなのです!」
区長や区議長、区議さん、その他来賓の方々の挨拶の後、乾杯となり、食事が運ばれてくる。
この食事が、久々にものすごく美味しかった!
盛りつけも、器もとても綺麗で、ブロガーとしては写真を撮りたくてうずうずしたが、
やはり何となく周りの目が気になり断念。
舞台では、弦楽四重奏の演奏
ソプラノ独唱
歌謡ショー
民謡
カラオケと続く。
歌謡ショーで、真っ白なドレスをきた歌手登場。
この方は、ワタクシ達の前のテーブルにいらしたので、ただ者ではないなと思ってはいたが歌手だったのね。
舞台に上がられた足もとには盲導犬が。
ということは、ずっとこのワンちゃん、テーブルの下にいたのねえ~
ホントにホントにおりこうさんなのねえ~
黒のラブラドール、確か名前は「オレオちゃん」だった気がする。
あ、歌手の方は「八汐由子さん」・・・(まずワンちゃんから先ってところがワタクシらしい・・・)
視覚障害を抱えながら盲導犬と活動されている。
今、ちょっと検索したら、
全日本歌謡選手権で優勝された実績を持ってらっしゃるとか!
(↑この番組、審査員がチョー厳しくて、子供心にドキドキしながら見てました。)
「100万本のバラ」や「いい日旅立ち」などを歌われたが、
その合間のおしゃべりになると、隣で伏せをしていたオレオちゃんすっくと立ち上がる。
「オレオ!もう、終わりと思ったんでしょ、もう一曲歌うからね。」
また、伏せして待つオレオちゃん。
彼女が「オノヨーコさんが言ってたのですが『神様は一つの扉を閉めても、
一つ窓を開けてくださる』
その通りだなあ~と思います。
目は悪くなったけど、ワタシにはこの声がある、歌がある」
なんて強い。
静かに感動する。
涙腺が緩みそうになり、ごまかす為にきょろきょろ周りを見回す。
すると、ちょうど視線の先に、我が父に似た感じの方が
お刺身を食べているところ。
目が見えないので、器を口まで運んで食べる姿までそっくりで、ますます泣きそうになる。
父と似てるけど、こうして外に出て、活動されてる点は、父とは大違い。
今、父を想って泣きそうになったくせに、
引きこもって母を束縛して、わがまま放題の父を思い出し、今度は腹が立ってくる。
きっと鹿児島にも、こういう会はあるはず。
父にも、もう少し前を向いてもらいたい。
今度帰省したら、いろいろ調べたりして父を引っ張り出そうと決意する。
おとうさんっ!覚悟しててよねっ!
本当に皆さんパワフルでポジティブで素晴らしかった。
これから、少しでも彼らの目の役目が出来るよう頑張ろうと気持ちが盛り上がった。
・・・ということを書いておきたかったのだ。
朗読が下手で、くじけそうになったら、ここに立ち返って気を奮い立たせるのだ!
『新人』という枕詞もとれる今年が、ワタクシのボランティア元年。

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努力する人

2009年09月05日 | ボランティア
9月5日(土)秋晴れ
「音訳ボランティア」に参加しているのだが、先日宿題が出た。
「広報誌の一面を音訳してテープに録音してきなさい。」
それも、自宅のラジカセでの適当な録音ではなく、ちゃんと図書館の視聴覚室のデッキを使い、
マイクを使い、8分以内におさめろという。
今まで数回広報誌の収録には立ち会ったものの、
まだまだ新人達には小さなコラム程度のものしか与えられなかったのに、
いきなりハードルが高い。
しかし、心強きは同期の仲間かな!
一緒にやろうということになり、視聴覚室に予約(朝9時~夕方4時)を入れる。
そして昨日がその練習日。
同じ昨日の、5時から7時までは、同じ図書館で対面朗読をすることになっていたので、
ほとんど一日中、図書館にいたことになる。
新人5人で、悪戦苦闘して、何とか皆無事に録音を終え、
一旦自宅に戻り、圧力鍋でカレーを作り、ご飯をしかけ、洗濯物を取り込み、
お風呂の準備をして、また図書館へ戻る。
昨日の対面朗読の方は、肢体不自由と弱視の障害を持たれている若い男性。
自宅でお仕事をしながら、通信制の大学に通い、二年の計画で社会福祉士の資格を取りたいと頑張っておられる。
で、ワタクシ達のサークルが、資格試験用のテキスト類の音訳を頼まれたわけだ。
ワタクシは、昨日が、彼との対面朗読は初めてだったのだが、
他のメンバー達の噂で「テキスト」の難解さやら、めんどくささやら、
おもしろくなさやらは聞いていた。
さらには、彼の仕事の関係上、夕方5時から7時という、主婦にとっては一番忙しい時間。
それでも、先輩メンバー達は、自分の時間をやりくりし、何とか彼の力になってあげたいという一心で、彼の勉強への協力を惜しまない。
昨日、ワタクシ達が朗読するテキストを、聞き漏らさず理解しようと集中している彼の姿を見ながら、
ワタクシも、彼の力になってあげたいものだと、僭越ながら思ってしまった。
「まだまだ新人」と、甘え続けてきたが、それを見越したようなサークルの会長さんからの宿題。
そして、障害を持ちながら、難関へ挑んでいるK氏の姿。
昨日は、いろんな意味で、一歩前進できたような充実した一日であった。
コメント (4)
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