作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 歴史エッセイ (29) 家康は小者だった 】

2006-12-15 08:53:53 | 05 歴史エッセイ


徳川家康は幸運に味方された男で、実は軍神
どころか、たいして強い武将だったとも思えない。
すべては260年の長きにわたる江戸時代に、
「勝者が作る歴史」の中で美化され続けたもの
に違いない。

中でも幸運なのが、三方が原の戦いで武田信玄
が「あんな小者」と見逃してくれたから助かった。

武田信玄は将軍義昭の要請で上洛すべく西に
向ったと伝えられる。本当にそうだろうか。

武田の兵は、すべて農民です。三方が原の戦は
農閑期にあたる12月だった。

肺結核が悪化して、僅かの53才で死ぬが、
この時は4月半ばで、兵は農に帰すタイミング。
たとえ生きていても、せいぜい織田領内で暴れ
て終りだったと見る。

武田といえば24将に代表される騎馬軍団。
馬という動物は耐久力に劣るから、替え馬無し
で上洛しなんて、まあ無理ですな。

家康は恐怖の余り馬上でウンチングの醜態を
さらした。信玄は遠慮なく、その「小者」を
討ち取っておけば良かったのに。




                                       パパゲーノ


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