トランスポーターとオートバイトライアルと日記の備忘録

ノアにオートバイを積んでみました。忘れないように記録しておきます。

ONKYO R-200 トーン調整の接触不良修理

2022年03月28日 | 家電 修理

チューナーアンプ ONKYO R-200のトーン調整ダイヤルの接触不良で音が出なくなりました。

ボリュームのガリも少しあったので分解して修理しました。

カバーを外すために裏上部中央1本と両サイド4本のビスを外します。

 

 

ボリュームのつまみを引いて外します。次に前カバーの上3本と下3本のビスを外すとカバーが外れます。上の真ん中のネジ(他のと違うタイプ)を外すと鉄製のステーが外れます。中央にあるビスを外すと黒い部品も外れます。向きを忘れないように写真を撮りました。

 

   

 

ボリュームのナットを外して、ボリューム基盤のネジ1本を外すと基盤ごとボリュームが外れます。

 

 

黒いカバーを外すには、前の足2本を外した下にあるビスを外す必要があります。

  

 

前の下にあるカバーを外します。プラスチックのはめ込みは左は下側で、後は上にあります。はめ込み部を押して引っ掛かりを外して、カバーを割らないように注意して外します。

 

音質コントロールのツマミを引いて外し、軸の左右にある2本のビスを外します。

 

 

音質コントロールスイッチの金属カバー四隅の基盤の半田を外すとカバーが取れるかと思いましたが、半田吸い取り線を使用して4か所の半田を外しましたがカバーが取れません。仕方がないので、カバーをこじって隙間をあけて接点復活剤をスプレーしました。つまみを数十回まわして1日乾燥させました。音質コントロールはツマミを回転させると接点部分は前後に移動する仕組みになっています。

 

使用したのは呉工業の接点復活剤です。鉄板の上に3滴くらい垂らしましたが数時間で乾きました。メーカーの説明が下記になります。 

接点部に付着したカーボンや汚れなどを除去、接点を復活させます。
接点表面に薄い被膜を形成し、通電状態を変えません。
強い衝撃が加わっても、被膜は復元するので、接点の腐蝕を防止します。
中間加工品やパーツの一時的防錆にも使用できます。

ずいぶん前にネットで調べた時は、接点復活材を使用すると接点表面を腐食させるので使わない方が良いとありました。今は改善されて進歩しているようです。どちらにしても分解できないので接点復活剤を使うしか方法がありませんが。

 

ボリュームの接点も直そうと前面にある4か所の止めてある部分を外れるようにして手前に引いたのですが外れません。上から見ると内部が見えます。ここも接点復活剤を使用しました。ボリュームの下にティッシュを入れて復活剤が基盤に広がらないようにしました。ボリュームのツマミも100回近くは回しました。

 

 

裏側のいろいろな端子にも接点復活剤を塗ってから組み立ててセットしました。

トーンコントロールのスイッチの感触がカチッカチッといい感じです。

電源を入れてFMを聞いたら問題なく音が出ました。スイッチを切り替えると音質も変わり以前とは全く違い完全に直ったようです。

2014年10月に中古で購入したので約7年半になります。

以前の故障は、液晶裏の電球が切れたので、車用のT4.7のLED白色ランプに取り換えたのですが、明るすぎて液晶が少し見難いのが難点です。

でも良い音で、FM・レコード・カセットが聞こえるので満足です。

安いレコードプレーヤーでは、チリチリとホコリの音がする時がありますが、レコードプレーヤーも昔の良いものなのできれいに聞こえます。

 

追記 

接点には導電性グリスが良いのかと思っていましたが、ネットで調べて今回分かったのは、接点グリスには導電性はないとのことです。

導電性がない理由は、接点が近い場合にグリスが流れて隣の接点と繋がった場合にショートするからという理由だそうです。接点グリスに導電性がなくても、接点の金属が擦れれば金属同士が接触するようです。導電性のない接点グリスを使用しても完全にコーティングするわけではないので納得です。

今回は、外し方を考えながらなのと接点復活剤を乾燥させるために4日ほどかかりました。

細かく手順を記録したので、次回はもっと早く直せるでしょう。たぶん⁈


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