←最初にクリックおねがいいたします。
朝 出勤して覗いたカウンターからの窓。11月9日のことです。
不穏な雲の向こうに、かすかな朝日。
巨大な雲は、小さな雲を吸い上げようとして、小さな竜巻をこしらえる。
喰うか喰われるか、の、せめぎあい。
大きな雲がその手を離し、ちぎれるように分かれていく。
と、光が。
山の木々は大揺れ、何かに引っ張られるように 右に左に揺れ、まるで山が動いているよう。
今シーズン初の冬型低気圧のお出ましで、江津地方は昨日から今日にいたるまで なんと一晩じゅう、びょうびょう、ごうごうと風が吹きまくり、とたん屋根はバタバタ、電線はひゅうひゅう、台風より怖い季節風です。
植木鉢はみなひっくり返っています。
今日は治まってくれればいいが・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて。
今日の日記は、私的な話で申し訳ないのですが・・・
俄か栄養士の私が、安光姫の糖尿病性腎症の食事を作り始めて半年が過ぎた。
最初のうちは 低タンパク料理のレシピ本や、腎臓病のレシピ本に首っきりで やれ、何カロリーだの、食品交換表だの、何単位だのと、もう本当に何度も投げ出しそうになったけど、大分慣れてきて最近は目分量でもちゃんとgがわかるようになってきた。
塩分濃度も自分の舌でわかるようになってきた。
カリウムだってどうすれば制限できるか、肉や魚が大好きな母にノンカロリーのこんにゃくや、春雨や葛切りで量を増やし、ミンチにした肉と炒めたり、豚バラ肉にこんにゃくを巻いたりして、低タンパク料理も作れるようになってきた。
腎症には絶対に食べられない食材も頭に入ってきたし。
初めのうちはまずくて食べられないといっていた煮物料理も、「最近はホント美味しい。」といってくれる。
しっかり取ったカツオ節とイリコの出汁で、食材をじっくりと薄味で煮るとコクが出てくるということもわかってきた。
昨年の今頃は「もう私もそう長くは生きられないかもしれない。」など弱音を吐いていたが、ここにきて「あと二、三年は生きられそう。何でも美味しく食べられるから」など、もぐもぐしながら嘯く。
一月に一回の定期健診でも、「腎臓もちゃんと働いています。トイレが近いのは歳のせいです。『このままいけば透析しなくても済みそうですよ。』と先生に褒められたから、もうお寿司とか、ステーキとか食べていいんだろうか?たまには食べたい、夢にまで出てくる。あんたの作ってくれた分量じゃお腹がすいてたまらん。」などと,料理番組を見ながら言う。
「バカなこと言うんじゃないよ。それに料理番組なんかみなさんな。この病は完治なんてことはないんだけぇね。私の食事管理がちゃんと生き届いているから調子いいんでしょうに、感謝しんさい。分量だってちゃんと1500カロリー以内にしてあるんだからね。運動もせんで、これ以上食べると太って足腰がやられるよ。」とたしなめていますが、どうも食いしん坊は母方の遺伝みたい。・・・。
いくら頑張ったって 生きてきただけ生きられるわけないし、先が見えているのだから 食べるものくらい好きにさせてあげたいとは思うけど、それでも好き勝手に食べて透析するようになったら介護する方も大変だから、ここは心を鬼にしても食べさせられない。
そんな母が一番喜び、私も楽なのが鍋なのだ。
白菜や春菊や大根を合計で100グラムちゃんとボイルする。
お豆腐二切れ、お魚でも豚肉でもどちらでも60グラム。しらたきたっぷりになめこ少々、カツオ節の出汁と一緒にこれらの材料を一人用土鍋に入れて、出汁割ポン酢で食べるのだ。
寒くなるとなべが一番、お腹もいっぱいになるし温まるし美味しい、といいながら出汁まで綺麗に飲みほしている。なにしろ食欲旺盛なので、春雨とか葛切りとか、糸こんにゃくとかで量をごまかして食べさせているのだ。
一週間に二回くらいお鍋料理をしている。
食べることが好きで、食べる事しか楽しみがないのに、それを制限されるなんて、自業自得とはいえ大変。
私もアルコールを制限されたらもう死んだ方がいいもんね。
今のところ私のカラダは順調のはず。
お酒も美味しい、ご飯も美味しい。
病気にだけは気をつけなければ、家族みんなに迷惑かけるからね。
雲り時々薄晴れ 12℃ 大風台風並み
朝 出勤して覗いたカウンターからの窓。11月9日のことです。
不穏な雲の向こうに、かすかな朝日。
巨大な雲は、小さな雲を吸い上げようとして、小さな竜巻をこしらえる。
喰うか喰われるか、の、せめぎあい。
大きな雲がその手を離し、ちぎれるように分かれていく。
と、光が。
山の木々は大揺れ、何かに引っ張られるように 右に左に揺れ、まるで山が動いているよう。
今シーズン初の冬型低気圧のお出ましで、江津地方は昨日から今日にいたるまで なんと一晩じゅう、びょうびょう、ごうごうと風が吹きまくり、とたん屋根はバタバタ、電線はひゅうひゅう、台風より怖い季節風です。
植木鉢はみなひっくり返っています。
今日は治まってくれればいいが・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて。
今日の日記は、私的な話で申し訳ないのですが・・・
俄か栄養士の私が、安光姫の糖尿病性腎症の食事を作り始めて半年が過ぎた。
最初のうちは 低タンパク料理のレシピ本や、腎臓病のレシピ本に首っきりで やれ、何カロリーだの、食品交換表だの、何単位だのと、もう本当に何度も投げ出しそうになったけど、大分慣れてきて最近は目分量でもちゃんとgがわかるようになってきた。
塩分濃度も自分の舌でわかるようになってきた。
カリウムだってどうすれば制限できるか、肉や魚が大好きな母にノンカロリーのこんにゃくや、春雨や葛切りで量を増やし、ミンチにした肉と炒めたり、豚バラ肉にこんにゃくを巻いたりして、低タンパク料理も作れるようになってきた。
腎症には絶対に食べられない食材も頭に入ってきたし。
初めのうちはまずくて食べられないといっていた煮物料理も、「最近はホント美味しい。」といってくれる。
しっかり取ったカツオ節とイリコの出汁で、食材をじっくりと薄味で煮るとコクが出てくるということもわかってきた。
昨年の今頃は「もう私もそう長くは生きられないかもしれない。」など弱音を吐いていたが、ここにきて「あと二、三年は生きられそう。何でも美味しく食べられるから」など、もぐもぐしながら嘯く。
一月に一回の定期健診でも、「腎臓もちゃんと働いています。トイレが近いのは歳のせいです。『このままいけば透析しなくても済みそうですよ。』と先生に褒められたから、もうお寿司とか、ステーキとか食べていいんだろうか?たまには食べたい、夢にまで出てくる。あんたの作ってくれた分量じゃお腹がすいてたまらん。」などと,料理番組を見ながら言う。
「バカなこと言うんじゃないよ。それに料理番組なんかみなさんな。この病は完治なんてことはないんだけぇね。私の食事管理がちゃんと生き届いているから調子いいんでしょうに、感謝しんさい。分量だってちゃんと1500カロリー以内にしてあるんだからね。運動もせんで、これ以上食べると太って足腰がやられるよ。」とたしなめていますが、どうも食いしん坊は母方の遺伝みたい。・・・。
いくら頑張ったって 生きてきただけ生きられるわけないし、先が見えているのだから 食べるものくらい好きにさせてあげたいとは思うけど、それでも好き勝手に食べて透析するようになったら介護する方も大変だから、ここは心を鬼にしても食べさせられない。
そんな母が一番喜び、私も楽なのが鍋なのだ。
白菜や春菊や大根を合計で100グラムちゃんとボイルする。
お豆腐二切れ、お魚でも豚肉でもどちらでも60グラム。しらたきたっぷりになめこ少々、カツオ節の出汁と一緒にこれらの材料を一人用土鍋に入れて、出汁割ポン酢で食べるのだ。
寒くなるとなべが一番、お腹もいっぱいになるし温まるし美味しい、といいながら出汁まで綺麗に飲みほしている。なにしろ食欲旺盛なので、春雨とか葛切りとか、糸こんにゃくとかで量をごまかして食べさせているのだ。
一週間に二回くらいお鍋料理をしている。
食べることが好きで、食べる事しか楽しみがないのに、それを制限されるなんて、自業自得とはいえ大変。
私もアルコールを制限されたらもう死んだ方がいいもんね。
今のところ私のカラダは順調のはず。
お酒も美味しい、ご飯も美味しい。
病気にだけは気をつけなければ、家族みんなに迷惑かけるからね。
雲り時々薄晴れ 12℃ 大風台風並み
医者「お母様、だいぶ回復されました。おなたの努力の結果です。透析は考えなくて良いでしょう」
その「え、ホントですか!良かった! では何を食べさせてもよろしいので?たとえばステーキとか?」
医者「よろしいですよ」
その「野菜とか果物とか」
医者「ハイ、どんどん差し上げてください」
その「たとえば松茸のようなものは?」
医者「あ、それはいけません」
その「野菜は良くて松茸が何でダメなんです?」
医者「松茸はよろしい。でも”松茸のようなもの”は…。お母さんはそんなにお元気で?」
【落語:「のようなもの」から】
とっさにネタが出るように、ご指導ください。
そういえば松茸今年は豊作だそうですね。
松茸と掛けて庄屋の娘と解きます。
そのこころは・・・
庶民には手が出ません。
急に寒くなりましたがコロさん、風邪などひかれませんか?
風邪と掛けまして 貧乏くじと解きます。
そのこころは 出来れば引きたくありません 。
これくらいで許して。
それより、そのさんの「ものはづけ」は、上手に「整いました」ね。こちらから弟子を志願したいくらいです(笑)。
落語って奥が深いですよね。だから好きなんです。どんなに腹が立っても落語を聞くとなんか笑えるというような。
談志がいつだかこんなこと言ってました。
「女子高校生が売春していると思うから腹が立つんで、売春婦が勉学に励んでいると思えば、感心な奴らだ、褒めてやりたい。」
こういうギャグがすぐ出ると世の中も面白いんじゃないかと。
>そのさんの「ものはづけ」は、上手に「整いました」ね。こちらから弟子を志願したいくらいです(笑)。
いいですよ、弟子にしましょう、なーんて。
でもこういうの考えるとボケ防止にはなりますよね。