「誇」-URAWA REDS-
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日比谷や横浜まで行くほどじゃないけど、
けやき広場なら2回行ったよ。

ワインは定着しないのに、地ビールはあっという間に広がったよね。

秋空のした、コクのあるビールはうまい。
そしてすぐ眠い!

「もっと量が多いといいな」
「それじゃ意味ないじゃん、試飲なんだから」
たまには普通のことを喋る相方。

それなりに色々なお店で、
色々なものを飲んだけど、
これが一番美味しい気がするよ。

麦雑穀工房マイクロブルワリー



まあ、僕は味音痴だから
あまり当てにならないけど。


いつからだろう、
昼間っからビールとか、
取り敢えずお店に入ると「ビール!」ってなっちゃったのは。

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そういえばどうだっけ。
試合のために、勝利のために縁起を担ぐ。
自分のことでは絶対やらないこと。
「ここで勝てば」
「ここで勝たなければ」
たった6試合。
与えられたチャンスは、それしかない。

GK加藤
DF平川・濱田・永田・野田
MF柏木・啓太・マルシオ・梅崎
FWセルヒオ・ランコ
リザーブ山岸・岡本・スピラ・小島・直輝・原口・マゾーラ
宇賀神が出場停止。
「代えなかったね」
ナビスコ杯準決勝から、右SBだけを代えた陣容。
代表帰りの原口は、ベンチスタート。
「暢久を外すのか」
「マゾーラ、か」
好調・甲府が勝利との一報。
「ウチと大宮が争うことになるかもな」
やり方を貫き通せれば、負けることはない。
有らぬ限りの声を出し、選手たちを鼓舞すること。
僕らには、それしか出来ないのだから。

「そうだ、落ち着いて」
攻め急がず、慌てずに。
我慢し続ければチャンスは必ず訪れる。
「やっぱりな」
出て来ない大宮。
「向こうは引き分けでもいいんだよな」
勝ち点差3、余裕があるのは連敗中の大宮。

「ラファエル狙いか」
明確な戦術、啓太、濱田がケアを怠らない。
「焦るなよ、しっかり」
ランコ、セルヒオが自由にさせて貰えない。
「ウメも毎試合上手く行かないよな」
両サイドからの突破も封じられている。
「落ち着いて、しっかり」
ポゼッションは浦和優位。
「裏も取られていない、大丈夫だ」
時間が経つのが早い。

啓太、柏木が前線にボールを供給する。
セル、ランコが突破を試みる。
「いいぞ、頑張れ!」
気を抜いたらやられる。
ピッチから目を逸らせたら、やられる。
試合に集中した方が勝つ。
特別な試合、前を向くために勝たなければいけない試合。
否が応でも力が入る。

左からのクロス、セルが頭で合わせる。
「惜しいな、首振っちゃったか」
徐々に大宮DFが薄くなる。
「もうちょっとだ、焦るなよ」
攻める浦和、守る大宮。
相手のカウンターが怖い。

「柏木、重いな」
「でも、いないと困るし」
怪我を押して出場を続ける柏木。
「こんなはずじゃなかっただろうに…」
浦和を選んでくれた選手、申し訳ない気持ちになる。

「マルシオ、蹴らないな」
FK、CK。
一発で決められる選手が、それを蹴らない。
「だったら、ねぇ」
いい選手はいる、それなのに生かせない。
浦和という、闇との戦い。

「やばい!」
野田が相手選手を倒す。
「一発か・・・」
45+2分、野田に警告。
「助かった・・・」
主審は佐藤隆治氏。

前半終了、浦和0-0大宮。

「上手く抑えてるんだよね」
「向こうも少し綻び始めてるし」
何とかなる、何とかしたい。
何とかしなければ。
記憶の片隅にある、あの時のこと。
全力で戦わなければ、絶対に後悔する。

梅崎のCK。
競り合う選手の外側から柏木がシュート。
「万全だったら入ったのかなぁ」
クロスバーの左を転がっていく。

セルが溜める、ランコが抜ける。
「1対1だ!」
「決めろ!」
GKに弾かれる、ボールを追うランコ。
「まだだ、まだあるぞ」
千載一遇のチャンスを逃す。
「流れは来てる、次、決めよう」

57分、大宮・上田out。
「いいぞ、向こうが我慢し切れなくなってる」
何でもいい、ポジティブに。
勝利の糸が何かなんて分からない。
それでも、何かを感じたい。

65分、ランコout原口in。
「2トップ、だよね」
バランスを崩さなければ勝てるはず。
「違う、1トップだ…」
左に張る原口、強引なドリブル突破。
ゴール裏を煽る原口。
浦和者の強い意志を感じる。
「頼む、頼むぞ!」
あの原口元気が、必死に戦っている。

「野田、だよね」
南側左サイド、選手が倒れている。
「カード出せよ」
「ダメだ、×だ」
71分、野田out岡本in。
「暢久がいたらな…」
復帰したばかりの岡本が右SB、ヒラが左に回る。
「ちょっとバタバタしてるな」
選手が代わる、ゲームが動き出す。

75分、マルシオout直輝in。
「セル!!」
「グッチ!!」
ドリブル、ドリブル、ドリブル。
縦に縦に突っ掛けていく。
「落ち着け、落ち着いて」
選手たちから勝ちたい気持ちが溢れている。

右サイドを抜かれる。
84分、大宮先制0-1。
「ラファエルか…」
軽くいなされ、失点。
残りは10分。
息苦しい。
諦めてなんかない、時間はある。
「浦和の意地、見せてやろう」

直輝が、原口が、セルヒオが懸命にボールを追う。
怒りが全身を漲らせている。

アディショナルタイム4分。
ボールをキープする大宮。
焦りの色が濃い浦和。

崩れ落ちる選手たち。
試合終了、浦和0-1大宮。

選手たちが消えても、前を見続けていた。
スタンドから人が消えても、立ち尽くしていた。
言葉なんてないよ。
またあの日々を繰り返さなきゃならないなんて。

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