幸福度調査 あなたは幸福ですか?
「あなたは幸福か?自分の生活に満足しているか?」と問われたとき、なんと答えるか?私は・・・健康、銀行、社会保険庁…バスターミナルの駐車場係(これ昨日、「お客さん、何か御用ですか?」と…。用がなければバス駐車場へ入ってはいけないのか!いけないですね…)・・・現状で腹の立つことたくさんあるけど、「幸福です」と、答えます。意地でもそう答えます。なぜかって?「不幸ですぅー」女々しいって!武士は食わねど高楊枝ではないですが、武士としては、衆人環視の中で恥をかかされても、「不幸ですぅ」なんて言いません!
そもそも、「幸福」は、内心の問題で…外から、「あなたは、幸福。おまえは、不幸」と決めつける(決められる)ものではありませんで…。
「幸福度調査(World Values Survey)」の最新のものが発表されました(7月1日)。
World Values Surveyは・・・
1 すべてを総合的に見て、今自分が幸せかどうか
2 総合的に考えて、自分の最近の生活にどの程度満足しているか
という2つの質問。幸福度に関しては、様々な調査がありますから、この調査結果で一喜一憂する必要は全くありません。ただ、我々の暮らしを見つめる上で、まずは状況を把握する必要があるのかと・・・。
World Values Surveyで、幸福度が高いと評価された国ベストテンは・・・
1位 デンマーク
2位 プエルトリコ
3位 コロンビア
4位 アイスランド
5位 北アイルランド
6位 アイルランド
7位 スイス
8位 オランダ
9位 カナダ
10位 オーストリア
なるほど!と頷けます。1位のデンマークは、実に落ち着いた国でした。泊まるところがなく夜遅くに、すでに明かりを消している(午後6時を過ぎると、閉めてしまうんです)ペンションの玄関を叩きました。若主人と、大きな犬が迎えてくれて、「何か、食べるものを…」と、お願いしたら、「残ったものでの料理でいいか?」と言って、夕食を作ってくれました。まさに「ホスピタリティ」を感じました。デンマークでは、親を困らせたくてバスジャックをする子は現れないし、通り魔も、育児放棄のヤンママも・・・出現しません。私にとって、デンマークは、「シェークスピアのハムレットの舞台」ですから、え?ハムレットを読んだことあるのかって?はじめは、原文で読み始めました。英語なのですが、わけが分からず・・・やっぱり読めなかったんだろうって?読める人の方が極少数でしょう・・・なぜなら、原文は英語は英語でもかなり古い英語で、もっとも今入手しようとしても無理じゃないかな?分からなくてもたいして恥ではなかったのです。英和中辞典にも載っていない単語の連続でしたから。言い訳はともかく、ハムレットの舞台でもあるクロンボーン城へ行ったら(コペンハーゲンの北西)、な、な、なんと!「スウエーデン行きフェリー乗り場」があったのです。どうしたかって?もちろん、スエーデン行きフェリーに乗る車の列に並びましたよ。
人魚像の海岸の人々も温かかったし、チボリ(世界最古の遊園地)も良かったです。人よし、自然よし、食事よし…デンマークの1%も見ていませんが、デンマークの人たちが、「今自分が幸せか?自分の生活に満足しているか?」と、問われたとき、「モチロン!」と答えるのは当然だと思います。
2位のプエルトリコへは行ったことがありません。ニューヨークから飛行機で約3時間で、四国の半分ほどの面積だそう。コロンブスによって発見された後、スペインの統治を経て、現在では米国の准州(早い話が統治国)となっています。今プエルトリコは、米国のハイテク・アイランドとなって大変豊かです。人種構成は、カリブ海特有(?)で、ラテン系、アフリカ系、ヨーロッパ系。公用語は、ペイン語。気候がいいんですねえ!熱帯海洋性気候!年間を通じて温暖。経済が豊かで気候がいい。これならとりあえず不満はないですよね。
正直、コロンビアが3位というのには驚きました。私の長男(父の日を一週間前倒しした、つまり間違えたあの彼)の会社の人が左翼ゲリラ組織誘拐され、殺された国です。TVでコロンビアの刑務所の様子を見て・・・刑務所内が、一つの自治体となっており何でも手に入る!殺しなんて日常茶飯事!政府軍と左翼ゲリラが戦闘とか、左翼ゲリラ組織の爆撃機が…オイオイ!ゲリラが爆撃機をもっているのかぁ!・・・まさかそのコロンビア国民が、「幸福だ」と感じていたとは・・・!
コロンビア在留邦人のお話・・・・ 「人は親切だし、いいところです。内戦状態にあるので、誘拐には気をつけています」
かっての在留邦人、石飛(いしとび)さん(本名、長女さんの名は美音子さん…そこまでバラスなって?)のお話、「コロンビアの気候はアンデス山脈の高度によって変わる。熱帯(バナナ、砂糖キビ、米、大豆)、亜熱帯(コーヒー)、温帯、冷帯、寒帯(標高4,500mが雪線となり、万年雪に覆われている)。リンゴも作られているんですよ。こんな国地球上でここだけですよ!・・・どうやらテロを除けば、暮らしは快適の様子…。
軍備、つまり、対左翼ゲリラ対策なのですが、陸・海・空軍合わせて、244,000人。ゲリラとの内戦のために軍の規模が大きい。そして、アメリカ合衆国からの潤沢な軍事援助を受けている。
現在敵対する左翼ゲリラ組織は、コロンビア革命軍 (FARC) と民族解放軍 (FLN) だけ。このところ政府軍のほうが優勢の様子。
一昨年コロンビア最大の刑務所で女性受刑者による美人コンテストが行われたそうで…優勝者は、ヤクの運び人ユリ・ウリベさん…500gのヘロインを胃に隠して米国に入国しようとした。サッと読み過ごさないでください、「胃袋に500gのヘロインですよ!」 最終決戦で、強盗で服役中のハイジ・レオンさんを退けた!「ヤクの運びやVS強盗の美人コンテスト」会場は刑務所・・・これが、還暦パパの創作ではないところが、コロンビア。 コロンビアは、国際競争力で41位。しかし、幸福度は、3位。金銭面の裕福さと、個人が感じる幸福とは違うってことですね。そんな陳腐なまとめをするなよって?ハイ…。
ところで、日本は?…43位でした。光明は、1975年から緩やかではありますが右肩上がり、4点がvery happy のところ、3.2点(こういう数字、日本国内発行のどの新聞にも出ていませんから!還暦パパが、World Values Surveyのグラフを読んだのです。ちょっと自慢しちゃった)でした。韓国は、30度ぐらいの角度で右肩上がりですが、今回3.0ですから日本よりかなり下位。ソウルへ行くたび、「儒教精神が浸透していて、特に若者がいいなあ」と感じるのですが、先日の竹島をめぐる教科書問題で、韓国の若者が日本大使館へ、生卵や餅を投げつけているのを見て、「かなり不満があるんだなあ(日本へではなく、韓国という国自体へ)」と感じましたよ。食べ物を粗末にしてはダメなのです。そうゆう問題ではないですね。
アメリカは、日本よりかなり上の16位。サブプライムローン問題で、各国へ影響を与えているのに、国民は、「幸福」と感じているんですね。
<ワースト10を見ると・・・>
88位 ロシア(2)
89位 グルジア(2)
90位 ブルガリア(1)
91位 イラク
92位 アルバニア
93位 ウクライナ
94位 ベラルーシ
95位 モルドバ
95位 アルメニア
97位 ジンバブエ
ロシア、グルジア、ブルガリアのカッコ内の数字は、大相撲の幕の内力士の数。幸福じゃない国の出身者。幸福を求めて、極東の異国で、ほとんど全裸で頑張る。そうだったのかあ。
<ワーストテンが抱えている特徴的な問題は・・・>
○ 土地の強制収用
○ ハイパーインフレーション
○ 一党長期政権
○ 報道規制や言論弾圧
○ 女性差別
幸福度は経済成長や民主化、社会的寛容度の高さに比例し、独裁政権下の国や貧困国は幸福度が低い…。最下位のジンバブエでは、ムガベ大統領による長期強権政治が続き、超高率インフレにも襲われて住民の南アフリカなどへの脱出が相次いでいるんです。簡単に「脱出」と書いていますが、これって、「命がけ、死を覚悟」ということです。しつこいですが、幸福の度合いと民主主義には強い相関関係がある。学者さんのコメントを待つまでもないですね。
「あなたは幸福か?自分の生活に満足しているか?」と問われたとき、なんと答えるか?私は・・・健康、銀行、社会保険庁…バスターミナルの駐車場係(これ昨日、「お客さん、何か御用ですか?」と…。用がなければバス駐車場へ入ってはいけないのか!いけないですね…)・・・現状で腹の立つことたくさんあるけど、「幸福です」と、答えます。意地でもそう答えます。なぜかって?「不幸ですぅー」女々しいって!武士は食わねど高楊枝ではないですが、武士としては、衆人環視の中で恥をかかされても、「不幸ですぅ」なんて言いません!
そもそも、「幸福」は、内心の問題で…外から、「あなたは、幸福。おまえは、不幸」と決めつける(決められる)ものではありませんで…。
「幸福度調査(World Values Survey)」の最新のものが発表されました(7月1日)。
World Values Surveyは・・・
1 すべてを総合的に見て、今自分が幸せかどうか
2 総合的に考えて、自分の最近の生活にどの程度満足しているか
という2つの質問。幸福度に関しては、様々な調査がありますから、この調査結果で一喜一憂する必要は全くありません。ただ、我々の暮らしを見つめる上で、まずは状況を把握する必要があるのかと・・・。
World Values Surveyで、幸福度が高いと評価された国ベストテンは・・・
1位 デンマーク
2位 プエルトリコ
3位 コロンビア
4位 アイスランド
5位 北アイルランド
6位 アイルランド
7位 スイス
8位 オランダ
9位 カナダ
10位 オーストリア
なるほど!と頷けます。1位のデンマークは、実に落ち着いた国でした。泊まるところがなく夜遅くに、すでに明かりを消している(午後6時を過ぎると、閉めてしまうんです)ペンションの玄関を叩きました。若主人と、大きな犬が迎えてくれて、「何か、食べるものを…」と、お願いしたら、「残ったものでの料理でいいか?」と言って、夕食を作ってくれました。まさに「ホスピタリティ」を感じました。デンマークでは、親を困らせたくてバスジャックをする子は現れないし、通り魔も、育児放棄のヤンママも・・・出現しません。私にとって、デンマークは、「シェークスピアのハムレットの舞台」ですから、え?ハムレットを読んだことあるのかって?はじめは、原文で読み始めました。英語なのですが、わけが分からず・・・やっぱり読めなかったんだろうって?読める人の方が極少数でしょう・・・なぜなら、原文は英語は英語でもかなり古い英語で、もっとも今入手しようとしても無理じゃないかな?分からなくてもたいして恥ではなかったのです。英和中辞典にも載っていない単語の連続でしたから。言い訳はともかく、ハムレットの舞台でもあるクロンボーン城へ行ったら(コペンハーゲンの北西)、な、な、なんと!「スウエーデン行きフェリー乗り場」があったのです。どうしたかって?もちろん、スエーデン行きフェリーに乗る車の列に並びましたよ。
人魚像の海岸の人々も温かかったし、チボリ(世界最古の遊園地)も良かったです。人よし、自然よし、食事よし…デンマークの1%も見ていませんが、デンマークの人たちが、「今自分が幸せか?自分の生活に満足しているか?」と、問われたとき、「モチロン!」と答えるのは当然だと思います。
2位のプエルトリコへは行ったことがありません。ニューヨークから飛行機で約3時間で、四国の半分ほどの面積だそう。コロンブスによって発見された後、スペインの統治を経て、現在では米国の准州(早い話が統治国)となっています。今プエルトリコは、米国のハイテク・アイランドとなって大変豊かです。人種構成は、カリブ海特有(?)で、ラテン系、アフリカ系、ヨーロッパ系。公用語は、ペイン語。気候がいいんですねえ!熱帯海洋性気候!年間を通じて温暖。経済が豊かで気候がいい。これならとりあえず不満はないですよね。
正直、コロンビアが3位というのには驚きました。私の長男(父の日を一週間前倒しした、つまり間違えたあの彼)の会社の人が左翼ゲリラ組織誘拐され、殺された国です。TVでコロンビアの刑務所の様子を見て・・・刑務所内が、一つの自治体となっており何でも手に入る!殺しなんて日常茶飯事!政府軍と左翼ゲリラが戦闘とか、左翼ゲリラ組織の爆撃機が…オイオイ!ゲリラが爆撃機をもっているのかぁ!・・・まさかそのコロンビア国民が、「幸福だ」と感じていたとは・・・!
コロンビア在留邦人のお話・・・・ 「人は親切だし、いいところです。内戦状態にあるので、誘拐には気をつけています」
かっての在留邦人、石飛(いしとび)さん(本名、長女さんの名は美音子さん…そこまでバラスなって?)のお話、「コロンビアの気候はアンデス山脈の高度によって変わる。熱帯(バナナ、砂糖キビ、米、大豆)、亜熱帯(コーヒー)、温帯、冷帯、寒帯(標高4,500mが雪線となり、万年雪に覆われている)。リンゴも作られているんですよ。こんな国地球上でここだけですよ!・・・どうやらテロを除けば、暮らしは快適の様子…。
軍備、つまり、対左翼ゲリラ対策なのですが、陸・海・空軍合わせて、244,000人。ゲリラとの内戦のために軍の規模が大きい。そして、アメリカ合衆国からの潤沢な軍事援助を受けている。
現在敵対する左翼ゲリラ組織は、コロンビア革命軍 (FARC) と民族解放軍 (FLN) だけ。このところ政府軍のほうが優勢の様子。
一昨年コロンビア最大の刑務所で女性受刑者による美人コンテストが行われたそうで…優勝者は、ヤクの運び人ユリ・ウリベさん…500gのヘロインを胃に隠して米国に入国しようとした。サッと読み過ごさないでください、「胃袋に500gのヘロインですよ!」 最終決戦で、強盗で服役中のハイジ・レオンさんを退けた!「ヤクの運びやVS強盗の美人コンテスト」会場は刑務所・・・これが、還暦パパの創作ではないところが、コロンビア。 コロンビアは、国際競争力で41位。しかし、幸福度は、3位。金銭面の裕福さと、個人が感じる幸福とは違うってことですね。そんな陳腐なまとめをするなよって?ハイ…。
ところで、日本は?…43位でした。光明は、1975年から緩やかではありますが右肩上がり、4点がvery happy のところ、3.2点(こういう数字、日本国内発行のどの新聞にも出ていませんから!還暦パパが、World Values Surveyのグラフを読んだのです。ちょっと自慢しちゃった)でした。韓国は、30度ぐらいの角度で右肩上がりですが、今回3.0ですから日本よりかなり下位。ソウルへ行くたび、「儒教精神が浸透していて、特に若者がいいなあ」と感じるのですが、先日の竹島をめぐる教科書問題で、韓国の若者が日本大使館へ、生卵や餅を投げつけているのを見て、「かなり不満があるんだなあ(日本へではなく、韓国という国自体へ)」と感じましたよ。食べ物を粗末にしてはダメなのです。そうゆう問題ではないですね。
アメリカは、日本よりかなり上の16位。サブプライムローン問題で、各国へ影響を与えているのに、国民は、「幸福」と感じているんですね。
<ワースト10を見ると・・・>
88位 ロシア(2)
89位 グルジア(2)
90位 ブルガリア(1)
91位 イラク
92位 アルバニア
93位 ウクライナ
94位 ベラルーシ
95位 モルドバ
95位 アルメニア
97位 ジンバブエ
ロシア、グルジア、ブルガリアのカッコ内の数字は、大相撲の幕の内力士の数。幸福じゃない国の出身者。幸福を求めて、極東の異国で、ほとんど全裸で頑張る。そうだったのかあ。
<ワーストテンが抱えている特徴的な問題は・・・>
○ 土地の強制収用
○ ハイパーインフレーション
○ 一党長期政権
○ 報道規制や言論弾圧
○ 女性差別
幸福度は経済成長や民主化、社会的寛容度の高さに比例し、独裁政権下の国や貧困国は幸福度が低い…。最下位のジンバブエでは、ムガベ大統領による長期強権政治が続き、超高率インフレにも襲われて住民の南アフリカなどへの脱出が相次いでいるんです。簡単に「脱出」と書いていますが、これって、「命がけ、死を覚悟」ということです。しつこいですが、幸福の度合いと民主主義には強い相関関係がある。学者さんのコメントを待つまでもないですね。