ムーチー、月桃、シラサギの天ぷら?
還暦にして初めて旅した沖縄。機体に積もった雪を取り除き、滑走路の除雪をしてようやく飛び立ち、温暖な沖縄へ着いた…気候も、自然も、文化も随分違い、好奇心の塊という性癖(?)もあって全てが印象深かった。
旧暦の12月8日(今年は、新暦の1月3日)が、「ムーチーの日」でした。そのため、スーパーではムーチーが売られ(通年にわたりあつかっているとのこと)、1月3日は、山積みになっていました。
ムーチーは漢字で書くと「鬼餅」。餅にまつわる鬼退治の伝説があり、「鬼餅」と書かれるようになった。伝説も聴取きましたが、なにやら…よく理解できませんでした。鬼退治のため、鉄の餅を作ったとか、餅に釘を入れたとか…伝説ってそんなものです。
ムーチーは、練ったもち米粉を平たくのばして、月桃(げっとう、別の呼称はサンニン)の葉に包んで蒸したもの。厄払いにかまどや仏壇などに供え、家族の健康を祈願する。初めて「ムーチーの日」を迎える赤ちゃんがいる家庭では、「初鬼餅(ハチムーチー、訛ったのでも変換の間違いでもありません。ハツムーチーではなく、確かにハチムーチーと言ってました)」といって、親戚、隣近所に配る風習がある。そのため、売り場には、ムーチーが山積みされていたのです。一人、50個だ、100個だと、買っていくのですから。いかに重要な風習に位置づけられているかが推測できます。
ムーチーは、柔らかくて手にベトベト付きます。しかし、餅に目がない私は、手も顔もムーチーまみれになっていただきました。おいしかったですよー。ういろうには「シロ、クロ、抹茶、あずき、コーヒー、ユズ、サクラ」があります。詳しいでしょう。名古屋には、「青柳ういろう」の歌があるので覚えやすいのです。ムーチーにも、「黒糖、トゥナチン(とうきび)、紅芋」などがあります。そのうちに、ういろう並の品揃えになるかも。
月桃の葉が使われていますが、この月桃、音から、ナチス・ドイツが設けたユダヤ人強制収容所、「ゲットー」を連想しますが、全く違う。
「花がきれい 葉の香りがすこぶるよい 除虫効果がある」沖縄県の至る所に植えてありました。個人宅の庭先に、普通に見られました。
沖縄の言葉もなかなかおもしろい
桃色のことを「ピンクい」と、ピンクに「い」を付けて形容詞にして使っていました。
「正座」のことを「ひざまづく」と言ってました。「ひざまづく」は、漢字にすると、「跪く」。私は、教会でお祈りするポーズがひざまづくかなと。合気道では、「跪坐(きざ)」という座り方があります。「つま先を立た正座」が跪坐。沖縄の「跪く」は、合気道からの流れかも知れません。また、珍説を考案してしまいました。
旅行中、傘をさすほどではありませんでしたが、若干雨が降りました。沖縄では、「傘をかぶる」が一般的のようでした。「傘をさすと痛いだろう!」ってことではないのでしょうけど。北海道も、傘はかぶりますし、布団もかぶります。「傘をかぶる」沖縄と北海道で共通するところが興味深いです。
言葉の問題ではありませんが、タクシーの運転手さんとの会話…
「北海道へ行ったサー。シラサギの天ぷら、旨かったサー」
「シ、シラサギですか?」
「そうだよ、湖で釣ってねー」
「そ、それもしかして、ワカサギでは?」
「そうだったかもしれんなー」
還暦にして初めて旅した沖縄。機体に積もった雪を取り除き、滑走路の除雪をしてようやく飛び立ち、温暖な沖縄へ着いた…気候も、自然も、文化も随分違い、好奇心の塊という性癖(?)もあって全てが印象深かった。
旧暦の12月8日(今年は、新暦の1月3日)が、「ムーチーの日」でした。そのため、スーパーではムーチーが売られ(通年にわたりあつかっているとのこと)、1月3日は、山積みになっていました。
ムーチーは漢字で書くと「鬼餅」。餅にまつわる鬼退治の伝説があり、「鬼餅」と書かれるようになった。伝説も聴取きましたが、なにやら…よく理解できませんでした。鬼退治のため、鉄の餅を作ったとか、餅に釘を入れたとか…伝説ってそんなものです。
ムーチーは、練ったもち米粉を平たくのばして、月桃(げっとう、別の呼称はサンニン)の葉に包んで蒸したもの。厄払いにかまどや仏壇などに供え、家族の健康を祈願する。初めて「ムーチーの日」を迎える赤ちゃんがいる家庭では、「初鬼餅(ハチムーチー、訛ったのでも変換の間違いでもありません。ハツムーチーではなく、確かにハチムーチーと言ってました)」といって、親戚、隣近所に配る風習がある。そのため、売り場には、ムーチーが山積みされていたのです。一人、50個だ、100個だと、買っていくのですから。いかに重要な風習に位置づけられているかが推測できます。
ムーチーは、柔らかくて手にベトベト付きます。しかし、餅に目がない私は、手も顔もムーチーまみれになっていただきました。おいしかったですよー。ういろうには「シロ、クロ、抹茶、あずき、コーヒー、ユズ、サクラ」があります。詳しいでしょう。名古屋には、「青柳ういろう」の歌があるので覚えやすいのです。ムーチーにも、「黒糖、トゥナチン(とうきび)、紅芋」などがあります。そのうちに、ういろう並の品揃えになるかも。
月桃の葉が使われていますが、この月桃、音から、ナチス・ドイツが設けたユダヤ人強制収容所、「ゲットー」を連想しますが、全く違う。
「花がきれい 葉の香りがすこぶるよい 除虫効果がある」沖縄県の至る所に植えてありました。個人宅の庭先に、普通に見られました。
沖縄の言葉もなかなかおもしろい
桃色のことを「ピンクい」と、ピンクに「い」を付けて形容詞にして使っていました。
「正座」のことを「ひざまづく」と言ってました。「ひざまづく」は、漢字にすると、「跪く」。私は、教会でお祈りするポーズがひざまづくかなと。合気道では、「跪坐(きざ)」という座り方があります。「つま先を立た正座」が跪坐。沖縄の「跪く」は、合気道からの流れかも知れません。また、珍説を考案してしまいました。
旅行中、傘をさすほどではありませんでしたが、若干雨が降りました。沖縄では、「傘をかぶる」が一般的のようでした。「傘をさすと痛いだろう!」ってことではないのでしょうけど。北海道も、傘はかぶりますし、布団もかぶります。「傘をかぶる」沖縄と北海道で共通するところが興味深いです。
言葉の問題ではありませんが、タクシーの運転手さんとの会話…
「北海道へ行ったサー。シラサギの天ぷら、旨かったサー」
「シ、シラサギですか?」
「そうだよ、湖で釣ってねー」
「そ、それもしかして、ワカサギでは?」
「そうだったかもしれんなー」
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